適度な隙間から眺める季節
今年の秋は遅く、そして暖かい。
11月になり、少し秋めいてきたと思ったら冬のような凍てつく寒さが数日だけあった。
「季節は順序よく流れてくれなくなったんだなぁ」なんて勝手な事を思っている。
お久しぶりにnoteをかく。
日常生活にどっぷり浸かってしまって感性が麻痺していた。
あと、家族との時間が上手に過ごせるようになった事もある。
仲良くなれたのは距離が縮まったのではなく、少し距離が離れたからなのしれない。
密度は高くない方がいい。
分散し、適度に広がれるのがいい。
貴方は貴方
私は私
好きに生きていいはずなのに、不思議と知らず知らずのうちに家族という「鎖」に縛られている。
大切な家族こそ適度な隙間があるのがいい。
それを私は「尊重」だと思っている。
そんなことを考えながら好きな色の季節が静かに過ぎていくのを見つめていたりする。
最近、小さな温泉地に義理の両親と出かけた。
なかなかよい時間だった。
息子が上手に写真を撮った。
娘が老いた義母の手を引いて歩いた。
夫と私は並んで歩いた。
「2人並んで歩くなんていつぶり?」
なんて話しながら。
パラパラと間隔を空けてゆっくり秋が過ぎるのを待つのだ。