他人に期待することは自分の心を削ること

どーも関西でエンジニアをしてるエトウです。何回か小さいプロジェクトのマネジメントをする機会があり、そこからマネジメントの時の心の持ち方について考えたのでメモがてら書いておこうと思います。

他人への期待は自分の心を削っていく

結論からいうと、僕はマネジメントを経験して、
他人に期待することは自分の精神を疲労させる行動だと学びました。
ここで言う期待とは、

・ メンバーが指示通りに仕事をしてくれる
・ 要件は変わらないもの

といった一方向的な期待です。

得てして、期待を裏切られた場合は人は落ち込んだり、怒ったりするものです。これは人間としては当たり前の行動だと思うのですが、この期待云々はマネジメントと非常に相性が悪いです

なぜなら、マネジメントは不確定要素に対処することだからです。つまり、進捗の遅れや要件の変更、メンバーの体調などのコントロールできないものに対処しながら遂行しないといけないのです。そのため、上記の一方的な期待は頻繁に打ち砕かれ、そのたびに失望するという、自分の精神を削る悪循環へと嵌っていきます。

コントロールできる範囲を知る

このことから、自分がコントロールできる範囲と効力を正しく認識することが重要だと思ったので、自分なりのコントロール範囲を区分けしてました。

1. 完全にコントロールできるもの
・ 自分の発言や振る舞い
・ スケジュールを立てること

2. 完全にはできないけれど部分的にはできる(影響は与えられる)
・メンバーの行動は完全にコントロールできないが影響は与えられる

3. コントロール範囲外
・進捗
・納期、要件

上記のものは実際にマネジメントしたプロジェクトで書き出したものです。
重要なことは、頭の中で上記のような大まかな区分けをもっておき、あきらめる境界を決めておくことです。
僕の場合は、目の前の問題が1か2に属するなら、自分はどうすればよかったかと反省して次に活かす。3. であれば、どうにもならないので、目の前の問題の打開策を考えるとしてました。

こうしておくと、常に精神がフラットでいられるので、いらないことで自分のリソースを割かずに、やるべきことに集中できます。

最後に

今回は実際にコントロール範囲の区分けを書き出しましたが、慣れてくれば頭の中で、特に意識することになく出来るようになります。
ただ、状況や人間関係の変質と共にコントロールの範囲も変化していくので、常に範囲の区分けのアップデートだけは意識するようにしてます。 



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