初心者にとってありがたいアドバイスとは?

関西でエンジニアをしてる人です。最近、非エンジニアの方から、「やりたいことがあるから相談に乗ってほしい」と言われ、色々と手順を説明したりツールを紹介したのですが、その時に感じた、初心者にアドバイスするときの役目や重要性について話したいと思います。

包括的な知識を提供する


話してみて分かったことは、やりたいことが明確であっても、それを実行するための包括的な知識がないことが多く、何をしていいかわからないという状態であったことです。

特に専門性の高いスキルほど複数のツールやスキルが必要です。しかも、当たり前のことは明文化されていないことが多々あるので、それを含めて体系的且つ包括的な知識を提供しないと、役に立ちません。

なので、相手のやりたいことを深堀して、そのやりたいことが実現できるようなツールやスキルセットを考えて、情報を提供しましょう。

正しい道筋を示す


有名な1万時間の法則がありますが、この法則の反論として正しい努力をしなければ意味がないというものがあります。
つまり練習の量だけでなく、質も重要という事です。

例えばwebアプリケーションを作りたい人がいたとして、

* アセンブラを勉強する
* パソコンが動くメカニズム

のみを深堀して学んだところでゴールにちっとも近づきません。
それよりも、webアプリケーション作成の本を買って掲示板サイトを四苦八苦しながら構築していく方が断然合理的です。

また仮にwebアプリを作ることが手段でサービスを作ることがゴールなら、NoCode系のツールを紹介することも選択肢に入ります。

何にせよ、不毛な勉強をやろうとすれば理由を説明して辞めさせましょう。

躓くことをサポートする

アドバイスを受けたとしてそれを継続的に実践してスキルを身に着けることは並大抵ではできません。ましてや、個人で勉強しようとしている場合はセルフマネジメントによほど精通していないと難しいです。なので、それらを支えてあげることも一緒に考えておきましょう。

* 定期的に会って相談に乗ってあげる
* 同じ目的のコミュニティ紹介する
* アウトプットを共有できる場所を用意する

などなど、躓いた時のサポートやモチベーションを維持する方法も一緒に教えてあげたほうがいいです。

最後に

一番大切なことは自分のエゴを消して、相手の目的達成を優先することです。自分の通った道をそのまま教えたり、マサカリを投げることが相手にとって有用なのかは別問題です。

なので常に相手の目的を念頭に置いてアドバイスをしましょう。

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