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#13 Podcastの収益化と課題について〜Anchorスポンサーシップ で直接収益を得る方法と可能性〜

現在、私はとある映画作品でPodcast配信用に番組を企画・編集中です。(年内公開予定)

Podcastは、アメリカではすでに情報配信システムの一つとして、一般的に利用されるようになりつつありますが、日本人には今一つなじみが薄いサービスのように感じます。
所感では、まだまだ英語での配信が多く、日本語で聴けるものが少ないのもその理由の一つかもしれないが、それ以外にも、直接的に収益化しにくいという点がPodcastが広まらない原因の一つにもなっているのではないでしょうか。
Podcastで果たして収益化することは可能なのか。昨今、音声メディアが注目される中、担当する映画作品とPodcast配信サービスの一つである「Anchor」を活用した企画を実行するにあたり、ここで一旦記事にしてまとめておこうと思います。

結論はから先んじてお伝えしておくと以下になります。
①日本ではまだAnchorのスポンサーシッププログラムは有効でない




Anchorのスポンサーシップの仕組み

Anchorとは、無料でPodcastを作成できるアプリのこと。音声の録音から、シンプルな編集、BGMの追加、そして各プラットフォームへのエピソードの配信まで行ってくれる優秀なツール。さらに、昨年からは、AnchorでPodcastを配信しているユーザー向けにスポンサーシッププログラムを開始。配信しているPodcastに最適だと思われるスポンサーを紹介してくれ、そのスポンサーのための広告を自分の音声で吹き込みます。最低30秒で、必ず含めるべき内容が指定されるが、その条件をクリアしていれば、自分なりにアレンジしてしゃべればいい。BGMも追加できるので、自分のポッドキャストの雰囲気に合った設計も可能。録音した音声広告は、Podcastの各エピソードで、セクション単位で挿入する場所も指定できます。ただし、エピソードの最終には設置できないなどの条件もあります。アンカーのスポンサーシッププログラムは、その広告が試聴された回数によって収益が発生します。リスナーのコンバージョンとは関係なく、とにかくその広告が再生される回数で収益が増えるので、初心者でもあまり難しく考える必要がない。音声広告を挿入したら、あとはとにかく自分のPodcastが多くの人に聞いてもらえるように努力することで、収益を伸ばすことができます。広告収益額は、その広告主によって異なり、CPM、つまり千回再生されるごとの収益として表示されています。CPMが$10なら、音声広告が1000回再生されるごとに$10が支払われます(厳密には送金などに関わる手数料が差し引かれる)。ただし、このスポンサーシッププログラムは、現状では日本にお住いのポッドキャスターは参加できない。確実なのは、アメリカ在住の人のみ対象となっていることです。

結論

Anchorのスポンサーシッププログラムは時期尚早だが結論は冒頭にも書いたけれど、そもそも日本ではこのスポンサーシッププログラムが有効でないので、日本にお住まいの方は参加できません。

アメリカにお住まいの方で、Anchorでポッドキャストを配信している方がいたら、試してみるとよいかもしれない。ただし、だからといって、ポッドキャストそのものに参入することが時期尚早というわけではないと思います。ポッドキャストもブログもそうだが、自分のファンを増やすには時間がかかる。アメリカでのAnchorスポンサーシッププログラムが成功すれば、その他の国にも拡大される可能性はあるので、それまでにポッドキャスターとしてオーディエンスを作り上げておくのも有効なのではないだろうか。要は、オーディエンスを抱えるメディアを作ることができれば、いかようにも収益化の方法はあるということです!


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