PSG 20/21シーズンプレビューGK/DF篇

Getty Imagesの画像ってどうやって貼るの？もしやnoteは対応してないとか？

ケイラー・ナバス #1

移籍時は「スーパーだが安定感がない」という前評判だったが、この人を放出候補にしたチームが存在したのが信じられないというパフォーマンスを見せてくれた。願わくはケンゾーが復活するか新たな後継者候補が見つかるまで、今後数年はパリでやってほしい。

セルヒオ・リコ #16

昨季のローンを経て完全移籍で加入。買取はないかなーと思わせ、本人からもお別れのメッセージがあったものの結局残留した。(縁起が悪いことを承知で言うが、)せっかくだから今季も何度かプレーを観たいところ。

アブドゥ・ディアロ #22

LB/CB兼用DF。後述するベルナトの長期離脱で出番が増えるかな～と思ったが、LBにはバッカーが重用されている。キンペンベの急成長もあってスタメンは厳しいか。

プレスネル・キンペンベ #3

新副主将。生え抜きのオシャレ番長。

昨季はプレーのムラが小さくなり、守備者としてさらにスケール感を大きくした印象。ただ、ビルドアップ中にフェイントをかけようとするのだけは止めてほしい。心臓に悪い。

マルキーニョス #5

新主将。昨季CLで「パリ・サンジェルマン強し」を印象付けた最大の功労者の一人。規格外のアスリート能力を活かしたCBの裏のケアから、正確なタッチダウンパスによる配球まで、全てをこなす超次元DF/MFとして世界にその名を轟かせている。

ティロ・ケーラー #4

昨季は前半まるっと行方不明に。そして復活を期した後半戦、特にCOVID-19中断前後はレギュラーRBとして及第点の活躍、だったのだが…。CL決勝ではバイエルンミュンヘンのジェットストリームアタックに曝されてあえなく決壊。対面したコマンに虎の子の一点を奪われてしまった。とは言うものの、まあ、コマンとアルフォンソ・デイヴィスがトップスピードで突っ込んできてかっちり対応できるRBなんて現在ならカイル・ウォーカーとワン＝ビサカくらいだろう。戦犯とかケーラー酷いとかはちょっと言いづらいデュエルだった。

とはいえ、スケール不足感は否めない。長期休みの度に体はデカくなっているし、夢のテュラム化に向けて急成長のきっかけがほしいところだ。

レイヴァン・クルザワ #20

中山淳さん「クルザワは今人気銘柄ですから(笑)」から一転、まさかの契約延長。たしかにトゥヘル監督がクルザワの(サイドバック規格を超える)攻撃性能を高く買っているとは、就任時から言われていたが。
今季はOM戦での大乱闘フランスブラザーズ事件によりいきなり6試合の出場停止に。怪我しなくても出場時間が減っていく。

ミッチェル・バッカー #25

昨季アヤックスからやってきた、2000年生まれの大型サイドバック。
当初は3番手LBと見込まれていたが、ベルナトの長期離脱、クルザワのスマブラ参戦、さらにディアロを押し退けて一気にスタメン定着。肝心のプレー面は、まあまあ通るクロス、日進月歩で改善される守備、どことなくサイボーグっぽいヴィジュアルから漂うオーラと、大物候補生っぽい要素を揃えている。ひょっとしたら、ひょっとするかもしれない。

フアン・ベルナト #14

LB一番手として磐石な地位を築いているが、9月16日のメス戦で左膝前十字靭帯断裂の大怪我を負い長期離脱が確定。スピード命のプレースタイルですし、ゆっくり休んでください。

アレッサンドロ・フロレンツィ #24

ローマ生え抜きのマルチロールDFが買取オプション付レンタルで加入。北川さんすみません。
RB、CM、さらにウイングにも対応可能という選手で、ここまでのRBとしてのプレーを観ていても、よく言えば推進力を備えた万能型/悪く言えば劣化版ダニ・アウベスといった印象。要するにムニエ無き現陣容にとってベストの補強になったのではないか。実際、加入まもない中で既に正確なクロス、インナーラップ、2試合連続ゴールと魅せてくれている。左ウイング・ネイマールと彼のオーバラップのコンビネーションはさながらメッシとジョルディ・アルバである。もっと「フロレンツィ、決めろ～！」って言いたい。
ところで本人、パリに住む気満々みたいだが完全移籍は既定路線なのだろうか。

コラン・ダグバ #31

本職のRBだけでなく、3CBの一角、LB、ウイング起用にも応える小兵サイドバック。アウベスから盗んだのかパス精度が悪くなく、また守備も勤勉にこなすので万全ならばレギュラー入りは間違いないだろう。問題は怪我が再発しないかどうかだ。

MF/FW篇もいずれ。