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迷走した1年〜今年の振り返り〜

なんやかんやであと3日で2021年が終わる。

早い。

年中無休の小売業に勤めている私は、残念ながら明日から4日連続で12時間労働に勤しみ、初売り準備をしてそのまま初売りを迎える運命にある。

なので公休の今日のうちに、今年の振り返りをしようと思う。

Twitterを見ながら1年を振り返ると、意外といろんなことがあったなぁ、と思い出した。

1月〜3月 ようやく環境に慣れてきたけどなんかしんどい

20年8月に九州から関東へ転勤。
半年が過ぎて、だいぶ環境や人間関係にも慣れていた。

しかし、不慣れで必死だった頃とはまた違い、慣れたら慣れたでいろんなものが目に付き始め、あれもしなきゃこれもしなきゃという思いに飲まれていった。

その頃のTwitterを振り返ると、仕事の日は眠りが浅く、休日に睡眠負債を返済するために長時間睡眠していて、そのバランスの悪さに日々疲弊している様が書かれていた。
正直これは今もあまり変わっていない。

4月 担当変更

20年8月に転勤してから21年の3月までは、サービスカウンター業務を担当していた。
細かい仕事を覚えるのは得意なので業務はこなせるが、カウンター特有のクレーム対応や骨の折れるような接客は正直とても苦手だった。
それに、他の社員が何かしらの売場の担当を持つ中、私は売場を持っていなかったため、どこか手持ち無沙汰な感じも覚えてもやもやしていた。

4月に一部の家電売場の担当をもらって、ようやく売場に出られるようになった。

久々に異なる作業種ができたので最初は純粋に楽しかった。
だが、段々要領を取り戻してくると、前任者のアラが見えてしまったりして、時折イライラしながらそれを直していた。
また、担当部署の兼ね合い上、結局サービスカウンター業務からは離れられなかった。

やることが増えた分、考えることもまた増えて、相変わらず休日に睡眠負債を返済する生活が続いた。

5月 なんか迷子になって転職活動

そんな疲労が続いていたので、迷った挙句、5月末頃に転職活動をしてみることにした。
今すぐ転職する気は正直なかったが、こんな疲弊した生活長くは続かないな、という漠然とした不安などもあり、とりあえず活動してみるという手もあることを知ってやってみることにしたのだった。

その旨はエージェントにも伝えていた。
だが実際始めてみると、どんどん求人が降ってきて、てんやわんやになってしまった。
現職で働きながらだったのでそれらを処理する元気は正直なかった。

また、エージェントとの面談の段階で、就活の時の苦しさを思い出してしまい、またあれをやるのは正直無理だなぁと思ってしまった。
あの時から3年経ったけど、自分には相変わらず何の強みもないように思えて、こんなんで転職活動なんかしてもそれこそ職を失うだけなんじゃないか、と思ってしまった。

そんな訳で転職活動は1週間程で頓挫してしまった。迷走としか言いようがなかった。


6月 SHEの体験レッスンを受ける

転職活動は一旦諦めた。
しかし、現職に居続けるイメージは出来なかった。

自信がなくて転職活動に踏み切れないのであれば、何かスキルを身につければ自信がつくだろうか。

そんなことを漠然と思っていた時、女性向けキャリアスクール SHElikesの存在を知った。

Webデザインやライターなど、在宅ワークも出来そうなスキルをオンラインで学ぶことができる。
また、受講生との交流が盛んだったり、キャリアだけでなく人生そのものについて考え、語れるようなコミュニティやイベントがある。

スキルを身につけるだけでなく、社外に横のつながりが出来そう、視野が広がりそう、というのもあり、思い切って体験レッスンを受講。

金額にややたじろいで即答は出来なかったが、7月から正式に受講してみることにした。


7月 SHElikes入会

そんな訳で7月よりSHEの受講を開始した。
最初に興味を持ったWebデザイン入門を受講、初めて使うPhotoshopにわくわくしていた。
バナートレースなるものを始めたり、テーマに沿ったバナーを作成してフィードバックがもらえるくるくる会に参加したりと、モチベーション高めに行動していた。

また、いまいち活かしきれてなかったTwitterのサブアカウントをSHE用にして、受講生とのゆるいつながりも作っていった。

プライベートでは九州への出張が入ったのを機に、1年ぶりに帰省をした。


8月 自分なりのチャレンジ

SHEに入会していろんなものへのモチベーションが上がっていった8月。

現職で、改装する店舗の売り尽くしセールとリニューアルオープンを手伝う人員が募られた。

いつもとは異なる店舗で、いつもと違う人達と仕事が出来るチャンス。
本部の人も来る機会なので、もしかしたらそういうところから何かに繋がるかもしれない。
現職に居続けるイメージが出来ないとは思いつつ、店舗以外の、本部の部署へ異動することへの興味と希望はまだ持っていた。

「自分なんて…という思考が浮かんだら、盛大にバツをつけましょう」というSHEのルールが浮かんで、思い切って手を挙げた。

結果、売り尽くしセールを手伝わせて頂くことになった。
5日間という短い期間だったが、自分なりに精一杯働いた。
3年目でサービスカウンター業務を回せる人員というのが珍しかったようで、その店舗のベテラン社員から、「タスクの人から刺激をもらってますよ」と言っていただいたことがとても印象的だった。

その店舗独自のサービスがあったり、売り尽くし特有の混み具合などもあったが、2日目には必死ながらもある程度慣れてこなすことが出来ていて、適応能力の高さという自身の強みにも気付くことができた。


9月 担当拡大と初めてのコンペ挑戦

4月から家電売場の20%ぐらいを担当していたが、担当変更と人員削減に伴い、9月から家電売場の80%を担当することになった。

一番難しいと感じたのが季節家電。
季節の変わり目には大きく売場を変えなければならない。
その一方で、残った在庫も売り尽くしていかなければならない。
大仕事は10月の暖房器具導入からであったが、その作業を想像するだけで気が遠くなるようだった。一方で、それに携わらせてもらえることへのわくわくも少しあった。

SHEでは初めて2つのバナーコンペに挑戦。
選ばれることはなかったが、自分なりに挑戦できたことは良かったと思う。

また、SHEで学んだことを活かして、社内用の掲示物を作成したりもした。
それまでは白黒の文字だけで、あまり読んでもらえないような文章だったものを、カラーで、内容に沿ったあしらいやイラストをつけたものにしてみた。

それは思いの外好評で、上司がそれを本部の販促課の人に見せて私を売り込んでくれたりもした。何かが進みそうな予感がした。


10月 ハードモードの始まり

10月、信頼していた上司と先輩が転勤でいなくなることになった。
通常であれば、転勤した分、人が転入してくる。しかし、人員削減により、先輩が減っても人は増えないことが分かった。最終的に私のいる店舗は社員が2人減った。

人数が減れば当然負担は増える。しかも、仕事が出来て周囲を先導してくれていた先輩と上司を失ってしまった。
中心人物を失い、自分を含めた比較的やる気のある若手はてんやわんやになりつつ頑張っていたが、リーダーシップを発揮するまでの力はなかった。それにより、先輩がいた頃より明らかに仕事が回ってない感が出てきていた。そのことにイライラすることも増えた。

そんな中、後輩が適応障害になり休職。
自分に余裕がなさ過ぎて守ることができなかったことを、とても後悔した。周りも余裕がある人は正直いなかった。みんな手一杯だった、自分も。

これがハードモードの始まりだった。


11月 残業だらけの毎日

ハードモードに突入してしまった11月。

人が減った分、1人の負担が増え、繁忙期でもないのに残業だらけの日々を過ごしていた。

とにかく先輩の穴を埋めるために動くしかないと、日々必死だった。
まだぺーぺーで何も出来ないけど、なんとかしなきゃ、という変な焦りばかり先行していた。

今思えば、1人で仕事をしているわけではないから、もっと周りに頼れば良かったと思う。
しかし、当時は必死過ぎて、とりあえずなんか分からないけど自分がなんとかしなきゃ、みたいな感じで頑張り過ぎていた。

そんな中で、フリーランスライターのゆぴさんのTwitter発信講座というイベントを拝見。
書く習慣という本も気になったのですぐに取り寄せて読み、その頃からnoteを書くようになった。

元々話すのが苦手な代わりに、書き言葉なら本音が言えるというタイプの人間だった。
久々に文章を書いたことでそのことを思い出した。
それからは、何か思ったことがあればnoteなりTwitterなりに書くようにし、心のデトックスあるいは自己理解のために、思考や気持ちを整理するようになった。実際、書くことは思考整理と、自分の気持ちに気づくことにとても役立った。


12月 新たな挑戦をする一方、小さな限界を迎える

12月1日。
たまたまTwitterを見ていて、新しく夜活コミュニティのCPになったというnatsukiさんの noteが目に止まった。
ふと読んでみて、クラリネットを吹いていたことや地方出身であることなど、共通点がたくさんあることに驚いた。

元々夜活のイベントにいくつか参加したことがあり、コミュニティに興味はあった。
また、7月にSHEに入会したものの、何かを受け取るばかりでいた私。
それでいて一部の受講生はそうしたコミュニティ活動を運営する側になって何かを与えていて、純粋に凄いと思っていた。

小さくても、何かを与えられる人になりたい。
そんな気持ちと、natsukiさんへの共感が相まって、夜活コミュニティのサポーターをさせて頂くことになった。

一方で、現職では10月からのハードモードにより、限界を迎えつつあった。
眠れなさと、生活リズムの崩れにより、11月末に遅刻。その後も短いスパンで遅刻を繰り返してしまう(この件はnoteにも書いた)。

その時に初めて上司に、いろいろと限界だという話をした。心の闇を吐き出した。

それ以降、上司は今までより細かに声を掛けてくれるようになった。些細な会話を振って笑わせてきたり、時に近況を聞いて無理してないか労ってくれたりしている。
12月は繁忙期なので労働時間はどうしても長くなってしまうが、12時間のフル勤務を差し支えがないところは1時間遅く出勤することを提案してくれたり、落ち着いた1月に連休を取れるよう提案したりしてくれた。

「本当に無理な時は無理と言ってくれれば、まとまった休養を取ったり、出勤時間を昼出パターンに変更したりできるから。仕事は仕事だけど、それで身体を壊したり死にたくなるぐらい悩んでしまったら元も子もない。仕事は最悪ばっくれてもいいし遅刻してもいいけど、死ぬのだけはだめだよ」と言われたことは、とてもありがたくて、心が少し軽くなった。


書いてみると、思ったよりいろいろあったなぁという印象だった。
転職活動を辞めたり、SHEに入会したけど途中から受講があまり進んでなかったり、この先どうしたいかも決まってなかったりして、正直迷走してる感は拭えない。特に、10月以降は多忙過ぎて、なんかもうそれどころではなくなっている部分もあった。

それでも、SHEをやっていたからこうしてnoteを書いているし、掲示物も作ったし、チャンスに手を挙げることが出来た。

それだけでも、ひとまずはやっていた意味はあるのかな、と思う。

1月は上司の提案もあり、ゆっくり話してみたいと思っていた先輩とご飯に行くことになった。
心の限界が来ないと悩みを言えないような人間だけど、結果的に本音を言えたことで上司との距離を縮めることが出来た。
なので、先輩ともいろいろ話して距離を縮めて、限界が来なくても本音を話せる関係を作っておきたいなと思う。

また、月末になるが長めの連休ももらえそうなので、久々に帰省しようと思っている。

仕事についてはまだ答えは出ないが、やはりこの環境は自分にとっては辛さの方が多いのではないかと感じている。
だから、環境を変えることも視野に、落ち着いた1月半ば頃からまたSHEの受講を進めていこうと考えている。

夜活コミュニティの活動は2月までになるので、前向きに、楽しく関わっていければと思う。
サポート力の強いiryさんと、デザインが素晴らしいほとりさん、行動力のあるnatsukiさんに囲まれて、自分は何が出来てるんだろうと思ってしまうこともあるけど、そんな人達と関われてることもありがたいと思うから。

2022年はご自愛をテーマに、1人で頑張り過ぎることを手放して、上手く気持ちを共有しつつ人を頼っていければなと思います。

今年もお世話になりました。
ありがとうございました。

来年もよろしくお願いいたします。

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