発電より蓄電が難しい


前置きですが、、

我が家も自粛生活になり、ついにNETFLIXに手を出した。。

これでprimevideo、DAZN、NETFLIX、kindleUnlimeted・・断捨離せねば。

で、NETFLIXで上記のゲイツのドキュメンタリーを見た。

そこで、進行波炉(TRW)の原発が出てきた。

ビルゲイツはこれを推しているようである。

ゲイツも蓄電はあきらめて、発電に投資するようだ。

ここで、発電と蓄電について話そう。

◆発電について

SDGSの流れもあり、クリーンな発電がますます注目されている。

風力発電、太陽電池、水力発電、地熱発電、バイオマス・・いろいろあるが、

安定性、効率性に関しては原発の右に出るものはない。

原発はあまりいいイメージはないかもしれないが、上記のクリーンエネルギーは効率が悪く、天候に左右されやすい。 
発電量は不安定なのだ。

発電は需要と供給が常にイコールでなければならない。

(供給過多もダメ。発電量が多い場合は原発は簡単に止められないので、他の発電を止める。マスコミは何で原発優先なんだ!何でクリーンエネルギー発電を止めるんだ!っていう表現でしたが。。)

また供給減の場合もダメ。

詳しく知りたい人は「北海道地震 ブラックアウト」でググりましょう。

つまりは不安定なクリーンエネルギー発電の割合を、多くする事はできない。

ドイツのクリーンエネルギーの割合が多いのは、他国の安定した火力発電、原子力発電の電力をいつでも輸入できるからだ。

ドイツの隣のフランスは、原発の発電割合が7割以上である。大きな保険である。

またソーラーパネルにしても、バイオ燃料(とうもろこし畑)にしても、膨大な用地を確保しなければならない。その用地確保のために森林伐採をし、自然破壊されている事例がいくつも報告されている。本末転倒である。

クリーンエネルギー発電はイメージが良いかもしれないが、原発と比べて本当に地球にやさしいのか考える必要がある。

我々はSDGSのロゴが貼ってあると、それだけで何故か安心してしまうのだ。

さて、蓄電の話だが、、

①上記でクリーンエネルギーは不安定だといったが、風や日光が強い時に発電して、蓄電することはできないのか?

エアコンがよく使われる夏に備えて、電力需要の少ない春、秋に蓄電できないのか?

昼に備えて、夜の間に発電して、蓄電できないのか?

②電車はもう100年前に登場しているのに、なぜ電気自動車はいつまでたっても普及しないのか?

モーターの問題?バッテリーの問題?

①は全てNOである。

残念ながら、都市の昼間の膨大な電力を蓄電することはできない。

②もバッテリーが問題である。モーターは全然、問題ではない。
トロリーバスを見れば分かるように、モーターではなく、バッテリーが問題なのだ。

ガソリン車の燃料タンクと同じ体積で同じエネルギー分のバッテリーを作る事は難しく、できたとしても、製造コストは高い。

バッテリーに関しては経年劣化しやすい等、まだまだ課題が多い。

電気自動車のバッテリーを含め、蓄電技術があれば、世界のエネルギー問題はもっと救われるのだが、、現時点では難しいようである。

今は電力需要にリアルタイムに合わせられるような安定したエネルギー政策(発電)をとらざるおえない。

世界の各地では停電はよく起きる。日本はめったにおきない。
類をみないほど電力供給が安定している。

それを支えているのは火力、原子力であり、クリーンエネルギーではない。
(今は原発停止により、火力の割合が増加し、二酸化炭素の排出が増えてしまっている)

だが蓄電がもっと発達すれば、クリーンエネルギーの不安定性はネックにならず、もっと台頭するであろう。

また今後は各家庭で小規模発電、小規模蓄電をする流れになるかもしれない。

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