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Fさん、だいじょうぶ?

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#日記

0199:手放したもの

 公務員を辞めて十日が経過した。この間、主に家業関係であれこれ動いている。始業と終業の時間が明確(時間外はともかく)に定まっている役所に比べて、家業は自分の裁量で働ける分、気持ちは楽だ。もちろんだらけてもいけないので、一応始業終業のリズムはつけるようにしている。

 新型コロナを巡る社会状況は、コロナ疲れの人々をよそに、緊迫を見せている。公務員時代はコロナ(だけではないが)で大きな動きがあるとそれ

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0181:年度末飲み会第三夜

0181:年度末飲み会第三夜

 送別会三連チャン最終夜は、新採時代からの友人2名とまったり。他所では話せない本音話を交わせる仲間は貴重だ。彼・彼女らはこれからも庁内で、いろいろな想いを抱えながら、頑張っていく。私はその場を離れ、収入を犠牲にして自由を手にする。その自由をどのように使うか、私もいろいろ考えているよ。

 このnoteのこともちらりと2人に話したけれど(どちらもnote自体を知らなかった)、具体的なアカウント等は話

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0180:年度末飲み会第二夜

 今夜は仕事で長年お世話になっている法学の先生の呼びかけによる少人数飲み会。法律とその現実への適用という法解釈学的課題について、じっくり会話を交わす。家業-研究-NPO-小説と私がこれから取り組む全方位がこの問題に収斂していくのをあらためて確認できた気がする。

■本日摂取したオタク成分
『PUI PUI モルカー』最終話、PUI PUI。DVDはともかくBlueRayってマジか。

0179:じっくり仲間内

 今夜は課の有志飲み会。コロナで年度末の飲み会は無理かと思っていたけれど、感染が抑えられている状況で逆に少人数短時間の送別会は飲食店支援として奨励されていることから実現した。いろいろ話を聴くと、勘の良い人はやはり退職者説明会の間に私が席に居なかったことでピンときたという(すげえな)。うちの課は異動する人が多く、4月からはがらりと雰囲気が変わるんだろうな。このメンバーでの飲み会もこれが最後。しみじみ

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0178:家業の一日

 今日は午前中は家業、午後は早めに自宅に戻って……と思ったら急の用務が入り対応する。継続対応を要するのだが、ウィークデーはもうほぼ身動きが取れず、次の週末にしていただく。

 こんな具合に、公務員と家業の二足の草鞋は必然的に家業にしわ寄せていく。それが公務員早期退職の一番大きな理由だ。厳密には、家業を始めとしてやりたいことを自分の裁量でやる時間を作る、ということになる。ただし、その裁量判断の中で、

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0172:確定申告先延ばし

 確定申告の前捌きに手間取った話は3月3日に書いた。

 その後エラーも来てないのでとっととやればいいのに、ついに3月15日。よっこらせ、と重い腰を上げるが、細部を詰めていくのがどうも面倒だ。ひとまず役所分の給与・各種控除・源泉徴収額を入れて集計の一致を確認した。あとは家業と原稿料1本を入れればいいのだけれど、ここで23時半。今年も確定申告期限は一ヶ月延びたワケだし、今日中にやらなくてもいいよな。

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0170:法実務最前線

 午前中は家業の大仕事をこなしてから昼食求刑後、13時からZOOM全国会議、クローズドなので委細は書けないが、弁護士・司法書士などの法令の専門家と某省庁担当官が集まり現場の最前線の情報交換を行う。しばらくこの世界から離れていたのだが、あらためてひどい状況であることを思い知る。

 規制行政は現実の後追いが宿命だ。何故なら国民の自由が大前提にあるから。自由の制限をするためには、制限により解決すべき現

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0168:黙祷の日

 東日本大震災から十年。あの日は大きなバトルに打ち負けて消化試合のような一年間を終えようとしているところだった。誰もがテレビに見入っていた。それからの日々は、日本はこれでお終いかもしれない、という予感と共にあった。幸いにしてその予感は外れた。福島第一を筆頭に、現地で懸命に活動した多くの人たちの力によって。

 4月に異動して真っ先に課された仕事が、手分けをして各地の物価や物資不足の状況を調査するこ

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0166:子供の成長

 我が家には子供が三人いて、一番下がこの春に高校に上がる。その手続あれこれの期間なのだが、今時は教科書注文もあれもこれもネットで出来るんだなあ。それでも一部に紙書類が残っている。学生記録用紙はそのひとつだ(放送大学は全部電子だけどなー)。

 記録用紙に貼付する写真は入試の時に撮ったデータを利用。写真用紙がA4版のものしかなくて、勿体ないから三男の小さい頃の写真なども併せて一枚にプリントする。可愛

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0162:思春期男子にパソコンを買い与える際の注意点

0162:思春期男子にパソコンを買い与える際の注意点

 下の子が来週中学校を卒業し、春から高校生となる。上二人の時は高校に上がる時にノートPCを買ってやった。私が早期退職する旨を子供らに説明する際、特に下の子に「勉強に不自由はかけない」と約束をした。ノートPCを買うこともそのひとつだ。

 次男のノートPC購入から5年、この5年で機体はえらく薄く軽くなった。ひとまず私のアカウントでセッティング。その間に、PCを使い始めるに当たって気を付けなければなら

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0155:病院クリア

0155:病院クリア

 先週、CTで甲状腺に少し異変があったという話を書いた。

 今週あらためてファイバースコープ、血液、エコーの三点セットで検査。その結果は、袋状のものが出来ているけれど悪いものではない、とのこと。安心した一方で「老化現象ですね」との診断にはははと複雑な笑い。もともとの背中の異変の原因かもしれない首についても、やっぱり老化の一種。半世紀以上生きてれば体もいろいろあるさね。

 本日のヘッダ画像は広島

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0154:PC不調

 先日からどうも実家のデスクトップPCの調子が悪い。悪さをしているのがWindowUpdateのあるプログラムであることは間違いない。インストールに途中で失敗し、再起動する際にディスプレイに何も映らなくなり動作も固まる。一晩放置しても状況が変わらず、電源長押しで電源を落としコンセントスイッチを切って数分後立ち上げても変わらない。電源を落としたまま一晩くらい放置すると、正常に立ち上がるが「アップデー

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0152:行政と民間のあわい

0152:行政と民間のあわい

 トヨタのウーブン・シティ着工のニュースがメディアを賑わしている。確かにこりゃ凄い、トヨタという日本最大の民間企業の底力だなあ。

 こういう事例を見るに付け、社会的課題の解決について行政が担う領域と民間が担う領域のデザインを考え込んでしまう。

 民間には営利活動と非営利活動がある。営利活動はまさに利益を生み出すことそのシステムの持続・拡大を目的とするから、実利と課題解決が噛み合う領域では力強い

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0150:花粉の季節

0150:花粉の季節

 奴らの気配がする。隠れたってダメさ、俺の敏感なセンサーが鋭敏に奴らの存在を察知する。……ぶえーっくしょい!

 花粉症に悩まされるようになって二十年くらいになる。その数年前から春になると通勤途上で突然涙がこぼれて(あれ、自分では気付いてないけど心が弱ってんのかな、実はデリケートだからなあ)と訝しんでいた。ある時、夜の帰り道で突然激しいクシャミを連発。これはもしや、と耳鼻科で検査をしたらストレート

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