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観光学部生インタビューvol.3|文音ちゃん|交流文化学科2年

こんにちは!立教大学観光学部3年の江上ふくです!

今回は、「観光学部生インタビュー」の第三弾、
お話してくれたのは、一つ下の後輩で同じサークルに所属する、文音ちゃんです!

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==========profile==========
名前:文音(あやね)ちゃん
出身:群馬県高崎市
所属:観光学部 交流文化学科
学年:2年(2020年度現在)
ゼミ:西川ゼミ
サークル:TRANSIT、ナゲッツ
好きなこと:サイクリング、自然観光

theme1 観光学部について

Q1 最初に「立教大学 観光学部 観光学科」を選んだ理由を教えてください!

高校生の時から地元のまちづくりに関心を持っていました。
地域と関わる仕事に漠然とした興味があり、地元がどうやったら盛り上がるか考えることを仕事にしたいと思っていた中で、観光学部を選びました。


Q2 時間割を見せてください!  
時間割のこだわりポイントを教えてください!

(左:2年春学期、右:2年秋学期)

無題のプレゼンテーション (2)

私は、時間割を組むときには空きコマができないようになどは考えず、自分が興味を持った授業を取るようにしています。
全カリはあえて「オーダーメイド医療最前線」など、観光学部では学ばない内容の授業を取るようにしています。


Q3 これまで履修した中で一番印象的だった授業はなんですか?

1年生の秋学期に履修した「RSL*-ローカルコミュニティ(池袋)」という授業です。
この授業は、池袋における多文化共生の地域づくりについて、「防災」「教育」「アート」の3テーマで分かれ、少人数のグループごとに調査する実践的な内容でした。
実際に街に出て、区役所の職員の方や中華料理店を営む中国人オーナーの方などにヒアリング調査を行い、どうしたら現在の課題を解決できるのかを議論し、企画書にまとめて提案しました。
学部も学年も異なる人と地域で活動することは刺激が多く、とてもいい経験になりました。

<用語>*RSL
「立教サービスラーニング(Rikkyo Service Learning)」とは、「世界・社会・隣人」と実際に交わりながら、社会の現場も「教室」として捉える「学修」スタイルの授業。池袋だけでなく、埼玉、南魚沼、フィリピンなど国内外問わず様々な地域をフィールドに展開されている人気のプログラム。
参考:https://spirit.rikkyo.ac.jp/rsl/SitePages/index.aspx 
(立教サービスラーニングセンター)

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theme2 ゼミについて

Q4 所属しているゼミと、選んだ理由を教えてください!

私が所属しているのは「西川ゼミ」です。
先生による説明会で、座学だけでなく実践的な活動ができるということや、通常のゼミは100分授業のところを西川ゼミは200分使うため、やる気のあるゼミ生を募集していると聞きました。
私はまちづくりに関心があり西川ゼミの内容と一致していたことや、ゼミはやる気のある学生に囲まれてがっつりと取り組みたいと思っていたので西川ゼミを選びました。

Q5 ゼミではどのようなことに取り組んでいますか?

本来、2年の春学期のゼミでは文献講読や千葉県野田市での現地調査を中心に行う予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で現地調査やまちあるきができない状態が続きました。

そんな中、「コロナ禍で大学生は一体何を考えているのだろう?」
「コロナで観光を取り巻く状況や人々の価値観が変化している今だからこそ、観光をいい方向に変えていくチャンスなのではないか?」という議論をもとに、新型コロナの流行が学生の旅行に与える影響についてのアンケート調査を開始しました。

他にも、「地元観光」を発信するInstagramアカウントを開設して情報発信をすることや、
コロナだからこそ遠方の人とも話しやすいという状況を活かして、全国各地で観光まちづくりに関わる方をゲストにお招きしお話を聞かせてもらうなどの活動をしています。

また、「大学生観光まちづくりコンテスト」にもグループに分かれて参加し、私はキャンパスがある「新座市」を対象にまちづくりプランを作成しました。
新座における観光まちづくりを考えることは本当に難しく、私はグループのリーダーでしたが議論が上手く進まず自分に自信をなくしたり悩んだりする時期もありました。
大変なことも多かったですが、コロナの影響で人々の価値観が変わり、観光の在り方も変わるこの状況下で、1つのプランとして形にまとめることができたのは大きな経験になりました。
一緒に頑張った仲間や熱心に指導していただいた西川先生に感謝しています!

ー西川ゼミの2年生は本当に多くの活動をしていて驚くばかりです。どうしてゼミが始まったばかりの約半年間でこれほど多くのことに挑戦できたのですか。

それぞれ個性や強みを持つやる気のあるメンバーが集まったこと、そしていつも熱心に指導してくださる先生に恵まれたことが大きいと思います。
「残念だけどコロナだからしょうがないね」と諦めるのではなく、「今だからこそできることがある!」という思考を持ち、通常のゼミ活動にとらわれず臨機応変に色んなことに挑戦しようと取り組んできました。

アンケートの集計作業はとても大変で、ゼミ以外の時間も集まって作業をしています。
こうして大変な時間を共有したからこそ生まれたゼミ生同士の絆もあり、春学期は画面越しでしか顔を合わせていない状況でしたが、いつの間にか仲良くなっていました!(笑)

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〔ゼミのまち歩きの様子(ようやく秋学期からスタート)〕

<参考>
https://www.nishikawa-tourismlab.com/ (立教大学観光学部西川研究室HP)

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theme3 大学生活について

Q6 大学生活で印象深い思い出やエピソードはありますか?

大学1年の夏に立教のボランティアセンターが開催する「農業体験 in山形県高畠町」というプロジェクトに参加したことです。
高畠町は化学肥料や農薬を使わない「有機農業」に早くから取り組んだ町として有名で、立教大学は高畠町と30年以上も続く関わりがあります。
このプロジェクトでは学部も学年も異なる10人が集まり、日中は農業、夜は自分たちで自炊して1週間生活しました。

私は高畠で農業をするだけでなく、色んな人のお話を聞かせてもらったことで大きな影響を受けました。
それまでの私は「○○はこうでなければいけない」という固定観念が強く、いい大学に行き、いい会社に入らなければいけないと考えていました。
しかし、高畠で出会った色んな方のライフストーリーや人生の考え方を聞くうちに、
「こういう考え方もあっていいんだ!」という発見がたくさんあり、自分の軸を持ってやりたいことさえできれば、他に嫌なことやつらいことがあっても乗り越えられる、と思えるようになりました。

高畠の農業体験以外にも「迷ったらとりあえずやってみる!」という気持ちで多くのことに挑戦した結果、色んな人と出会い、新たな考え方を得ることができました。
特に1年生は、興味を持ったものには何でも参加してみるといいと思います!

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〔高畠での農作業の様子〕

Q7 大学在学中に挑戦したいことや将来の目標があれば聞かせてください!

東京周辺に住む、地元が群馬の人が集まって話すようなコミュニティを作りたいです!
私は、身近に自然があり、山に囲まれていて安心することができる地元の群馬が大好きです。
高校生の時から群馬が好きでしたが、大学に入って他の街と比較するようになると、以前にも増して地元をいいなと思うようになりました。
一度地元を離れて地元の良さに気づいたという人が、外に出たからこそできる地域貢献もあるのではないかと考えています。

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〔文音ちゃんのお気に入りスポット@高崎〕

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観光学部を考えている高校生へのメッセージ

現在、新型コロナによって観光産業が不安定だから観光学部を受験するのは辞めようかな、、と考えている人がいたら、その気持ちは分かります。
ただ、観光学部生だからといって、将来全員が観光業に就くという訳ではありません。
立教の観光学部では観光に限らず色んなことが学べるので、私みたいに興味関心が広い人は向いていると思います!

様々なことに興味があり、学部選びに悩んでいる人には「なるようになるから考えすぎないで!」と伝えたいです。
受験勉強は大変だと思うし、この選択であっているかなと不安になることもあると思います。
私も大変なことはこれまでに何度もありましたが、今振り返れば「そういえば、あんなこともあったね~」くらいに思えます。
そこまで神経質にならなくてもどうにかなるよ!と言いたいです。
(本当は今の自分にも言いたい言葉ですが(笑))

きっと、どこの学部に行っても大丈夫!
1番大事なことは、どこに所属するかではなく誰と出会ってどういうことをするかだと思います!

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編集後記

「観光学部生インタビュー」、第三弾はいかがだったでしょうか。

文音ちゃんの口から出てくる言葉は、どれも感情が宿るメッセージ性の強いものばかりでした。
これが後輩である2年生が話す内容とは思えず、ただただ感心しながら話を聞かせてもらいました。
文音ちゃん、忙しい中協力してくれてありがとうございました!


文中にも書きましたが、西川ゼミ2年生の活動には本当に驚かされました。

今年の2年生は、ゼミスタートと同時に授業が全てオンラインになり、初対面のメンバーにも関わらず直接会って話すことも、フィールドワークに行くこともできないという、これまでにない厳しい状況におかれたはずです。

そんな中、西川ゼミのメンバーは状況に甘んじず、「今だからこそできることは何か」を自分たちで探し挑戦した結果、むしろ、例年のゼミ以上に多くの学びを得たのではないかと思います。
素晴らしい活動の数々は、コロナ禍における新たな学びの在り方を他のゼミにも示してくれていると感じます。


11月に入ると1年生のゼミ選考が本格的にスタートします。
毎年、多くの学生がすごく迷いながらゼミを選んでいますが、今年の1年生は、これまで以上に各ゼミの内容や先生について、そしてそもそも自分がゼミで何を学びたいのか分からず悩むことになるのではないか、と心配しています。

このインタビュー記事が1年生の目に入り、少しでも刺激になったり、今後の大学生活の参考になれば嬉しいなと思います。

お読みいただきありがとうございました!

【参考】
立教観光学研究会TRANSIT
https://twitter.com/transitrikkyo(Twitter)
http://transit.main.jp/(HP)

立教大学公認サークル Nuggets
立教大学新座キャンパス公認の国際交流サークル『Nuggets of Hospitality』
https://twitter.com/nuggetsrikkyo(Twitter)


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