フリーター女子高生

しがないバンドマンです。10年近くベースを弾いてきましたが、就職して1年のほうがそれま…

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しがないバンドマンです。10年近くベースを弾いてきましたが、就職して1年のほうがそれまでよりはるかに上達しました…

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最近の記事

3月買ったCD②

新●月/新●月(1979年)☆4 就職して初めて買ったかもしれないプログレCD。 あれだけ熱があったのに、一般社会に溶け込むと聞かなくなってしまった。 仕方ないよね。20分とか聞けないもん。 新●月は「和製ジェネシス」と呼ばれていた神秘的な音楽性が売りのバンド。 日本のプログレは美狂乱の「和製キングクリムゾン」四人囃子の「和製ピンクフロイド」 って、和製○○ってつけたがる。まあ、まんまパクリフレーズも多いが。 個人的な意見として、日本のプログレで世界と戦うには、和の陰湿さが

    • 3月買ったCD①

      vivid/kiki vivi lily(2019年)☆×5 天才。今期今後買うCDでこれを上回れるか心配なくらいクオリティーが高い。なぜ最近まで気づかなかったのか。 vivi(from iyiyim)となんとなく文字列と声質が似てたからか。 youtubeに上がっている「80denier」をとにかく聞いて欲しい。 CDを見て気づいたけど、バックはWONKが参加してるのか。 エレピの入り方と音がカッコいい。ふわっとした音と絶妙な前のめりなリズムが 夜の散歩に気持ちよく歩調に

      • 俺が歳を取ったという話

        先日、syrup16gのライブを見に行った。 syrup16gはのめり込むか全く良さがわからないかのどちらかに分かれるらしい。 俺は前者だった。特に「coup d'Etat」と「HELL-SEE」は多分墓場まで持っていく二枚になると思う。 大学の延長戦をしている時に誰も居ない深夜の大学構内で爆音で聞いた。「空をなくす」 中々就職が決まらず、深夜に一人で部屋で聞いていた「不眠症」 少ないバイト代でコンプリートアルバムを買い、なんとかそれで切れそうだった緊張の糸を保った。 そん

        • 深津絵里の眉毛

          映画「悪人」のネタバレしかしない。 正月早々悪人を見た。正月早々の深夜だ。 おそらく、安い枠に安く借りた映画を流し込んだのだろう。 2008年作品なので、最近の話題作ということでもないのだろう。 知らない人のために簡単に説明すると 北部九州三県を舞台にした吉田修一の小説を基にした2009年公開の映画で、 wikiによると 保険外交員女性・石橋佳乃が土木作業員・清水祐一に殺された。清水は別の女性・馬込光代を連れ、逃避行をする。 なぜ、事件が起きたのか?事件当初、容疑者は

        3月買ったCD②

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        • 音楽
          2本

        記事

          僕たちはみんなメンヘラが好きだった。

          今回の特集のタイトルを編集のKさんから聞いた時の僕の顔を想像してほしい。多分、頼んだブラックコーヒーが、予想以上に濃いものだった時のような あるいは、白昼堂々コンビニで煙草を吸う高校生を見た時のような顔をしていたと思う。だって、「僕たちはみんなメンヘラが好きだった。」ってそりゃないでしょ。編集さん。 有能な「note」愛読者の諸君は、経験がないと思うけど、メンヘラは面倒くさい。まだ、僕が田舎から都会の大学に引っ越してきたばかりの18歳の頃。 右も左もわからないまま服を買い、

          僕たちはみんなメンヘラが好きだった。

          雑記

          最近本を読まなくなった。 小説の類は読もうとは思うが、指と頁が進まない。 月に1冊読めればいい方で、村上春樹か龍しか読んでない。 反対に、映画とドラマを借りてきて見るようになった。 週に1本から2本は見る。 先週も「ゴットファーザー」を借りて見た。 見たというよりも、詰め込んだ。 本は読むために力がいる。 心が落ち着いてないと、集中して読めない。 特に人物の描写の機微など、簡単に読み落としてしまう。 だからこそ、中途半端に読みたくない。まとまった時間が欲しい。 しかし、そ

          歌詞について1

          地元バンド(絶賛活動休止中)がまだ活気があったときに、「歌詞が出来た。曲をつけてくれ」というラインが朝八時にボーカルから来たことがある。 前日の夜に飲み屋で「わい、作曲できんねん。」と何回も言ったのに送ってくるその姿勢と、自信と、人の話を聞いてない度は尊敬に値する。まあ、どんな歌詞を書いたのかと思い、ラインを開くとすげぇ薄っぺらい歌詞が貼り付けられていた。何のひねりもない応援ソングがぺたっと貼り付けられていた。そして、間髪入れずに恋愛ソングがぺたっと貼り付けられていた。つい

          誰の為のライブか。

          「俺は自分たちのためにライブやってんだよ。」 びっくりした。目が点になった。そういう視点もあるのかと目から鱗が出た。悪い意味で。 前回(https://note.mu/f_ran_nanyade/n/n086e1a207127)のマイルドヤンキーの一人とバンドを組むとなったときに居酒屋で飛び出した発言だ。彼から「10月にライブをやりたい」と打診を受けたが、正直人前で演奏できるレベルではないからやるべきではない。それは来てくれた人に失礼だとと説明したときに出た発言だ。 彼

          誰の為のライブか。

          地元に残るということについての一考察(あるいはマイルドヤンキーに対する愚痴)

          昨年4月に地元に戻ってきた。まさか、地元に戻ってくると思わなかった。 閑散とした駅前。もはや活気すらないような街。そんな地元に就職で戻るとは思わなかった。そして、俺が戻ってきた話はすぐに同級生の間に広がった。飲み会も呼ばれる。そこそこ参加する。ずっとその土地で過ごしてきたやつらと一年すごした。マイルドヤンキーという言葉がある。ただ、一年間彼らと過ごしてきて分かったのは、彼らはヤンキーではない。彼らの中にあるのは「独善」なのである。そして、それは彼らにとって対が存在しない「善

          地元に残るということについての一考察(あるいはマイルドヤンキーに対する愚痴)