「あやしい絵展」@東京会場へ行ってきました
みなさま、こんにちはミュージアム部mitu.です。今回、ミュージアムグッズを一緒に企画しました「あやしい絵展」を観るために、部長とともに東京国立近代美術館へ行ってきました。本日はそのレポートをしたいと思います!
働く私たちにうれしい夜間観覧
日中にお仕事があったので、私たちが会場に到着したのは、夕暮れ迫る17時半。本来ならばすでに閉館している時間ですが、今回は大丈夫!
「あやしい絵展」は、 金曜・土曜の開館時間を20時まで延長しているのです。 (※4/25以降は、日曜・祝日 も20時まで開館)むしろ夜の方が「あやしい」のテーマにぴったり! お仕事終わりの美術館って何だかぜいたくな気分になりませんか?
オンライン予約チケットでスムーズに入場
あやしい絵展では、混雑緩和のため、予約優先チケット(日時指定制)がオンラインで購入できます。1時間ごとの日時指定(※4/6以降は、30分ごとに変更)滞在時間の制限はないので安心。私たちも事前に【17:30~18:30】枠のチケットを購入していたので、受付で携帯画面を見せるだけでスムーズに入場することができました。ちゃんと紙のチケットも渡してくださいます。
大切な観覧の思い出であるチケットの半券です。今回、コラボグッズとして、レターセットを企画した甲斐庄楠音《横櫛》なのでうれしい♪
写真が撮れちゃう企画展
今回はかなりの数の作品の撮影が許可されています。かつて海外の美術館に行った際、撮影OKとあって驚いたのも懐かしい思い出。近年では日本の美術館や企画展でも、撮影をOKとする試みが増えてきましたね。
撮影時のマナーやウェブ公開時の注意事項など、心得を確認します。
私は図録を購入する派ではあるのですが、会場の中の雰囲気を少しでも持って帰りたく、少し……いえ、興奮のあまり結構な枚数を、撮影させていただきました。
会場の雰囲気を少しお届けします
夜の雰囲気の中で鑑賞するのに、本当にぴったり……。
絵の”並び”も、会場だからこそ体感するもの。この3枚の並びが私のお気に入りです。それぞれの作品の“あやしさ”を堪能することができます。
書籍のサイズ感や質感も、会場で見るからこそわかるもの。『みだれ髪』はいまどき流行りのZINEの様相で驚きました。“輪郭は恋愛のハートを射たるにて矢の根より吹き出でたる花は詩を意味せるなり”。今回のコラボでは、ハートの輪郭の生かしたエチケットポーチを企画。
思いのほかしっかりとしたハードカバーな装幀でした。コラボ企画のマグカップにも表現した、サロメの台詞も、ビアズリーの文字で読み取ることができますね。流れるような線や細かく描き込まれた部分に目を奪われます。
今回の会場では、あちらこちらに記された都都逸(※)もお見逃しなく。小気味よいリズムに乗せられた言葉たちが、あやしい世界でくっきりと浮かび上がります。都都逸は図録には掲載されておりませんので、会場でぜひご確認ください。
三千世界の鴉を殺し ぬしと朝寝がしてみたい 高杉晋作
よりあやしい魅力が盛り上がる音声ガイド
「あやしい絵展」の音声ガイドは声優・平川大輔さん。近年だと「鬼滅の刃」の下弦の壱・魘夢が有名ですが、個人的にはオーランド・ブルームの吹き替えも印象的です。
私も部長も音声ガイド付きで鑑賞したのですが、これから行かれるみなさまにも、ぜひ!音声ガイド付きでの鑑賞をおすすめします。平川さんのお声(おひとりでいろんな声音でお話されるのです!)が、どっぷりとあやしい世界へと引き込んでくださいます。
あやしい絵展のサイトでは事前にサンプルを聴くことができます。気になる方、聞き逃した方はこちらをどうぞ。平川さんの「おやおや」必聴です!
自分の理性と戦うグッズコーナー
そして、会場最後に待ち受けるのが公式グッズ売り場。
今回作品の幅が広いこともあって、グッズもいろいろ。一部グッズは、オンラインストア「まいにち書房」でも買えるのですが、会場限定のものが多数。すでに品切れになっているグッズもあって、私の中の物欲が爆発寸前。
ちなみに、自分と必死に話し合った結果、私が今回会場で購入したのがこちらです(だいぶ堪えました……)
◆事前にチェックずみであったものの、実物の装幀の素晴らしさで一撃された図録
◆手ぬぐい好きの私にはマスト! かまわぬさんの『みだれ髪』手ぬぐい(《焰》の着物の柄の手ぬぐいは売り切れ中でした……残念!)
◆今回のナビゲーターでもある稲垣仲静《猫》の刺繍シール
◆図録派の私は1訪問につき原則1枚と決めております(でないと切りがないので笑)ポストカードも同じく《猫》
図録に関してはオンラインストアで予約できるのですが、素晴らしい装幀かつ、この感動の余韻楽しむためには、今すぐ欲しいと思ってしまったのです! 出張の荷物でで、すでに荷物の重さで肩がちぎれそうなのに、それでも図録を買ってしまう自分……いやはや、あやしい絵の魅力はおそろしい。
また行かねばなるまい「あやしい絵」展
かなり見どころたっぷりの「あやしい絵」展だったのですが、実は、会期中に展示替えがございます。私たちの訪問は、東京会場・前期だったのですが、後期展示の作品や、大阪会場のみの作品もあります。
こちら上村松園《花がたみ》は後期の展示のため、今回はお会いできず。大阪展でお会いできることを楽しみにしています。(そしておそらくまたグッズに手を伸ばすことでしょう……)
ウェブサイトでは作品リストも公開されていますので、「あの子に会いたい!」という作品がある場合は、事前にこちらをご確認ください。
あやしい絵の世界へ
最後に部長が撮影してくれた、北野恒富《淀君》耕三寺博物館蔵 にかぶりつく私(笑)全く撮影されていることに気づかず。どっぷり淀君のあやしさに憑りつかれています……。このように、絵の前から動けなくなる作品が多数登場する「あやしい絵展」。よろしければみなさまも、あやしい絵の世界はいかがでしょうか。
\フェリシモミュージアム部×あやしい絵展 コラボグッズはこちら/
\ミュージアム部のそのほかグッズはこちら/
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