フォルダ管理をやめたら、ブクマ整理が爆速化した話
Webページを探す時間がかけ算でやってくる問題
PCで作業してると、一日の中に必ず「あのWebページどこにいったんだ」という時間があります。
それが一度だけなら数十秒のタイムロスですね。しかし、「あのWebページを探す」作業って一日に何十回も発生します。ある日「この時間めちゃくちゃもったいないな」と気づき、改善を考えました。
最初は「フォルダで完璧な階層整理するぞ…」と決意したのですが、3ヶ月経つころには「💼Aプロジェクト」「🎫JIRAチケット」「💡よく使うページ」「 👨Bさん」…みたいなフォルダ群が爆誕してMECE(もれなくダブりなく)が破綻。「Bさんが絡んだAプロジェクトのよく使うJIRA」はどこのフォルダに入れればいいんだ…と絶望してました。
そこで「フォルダでくくり切るの無理なのでは?」ということに気付いてから、管理方法を大きく変えました。すると、劇的に改善してすべてのWebページに5秒以内にはたどり着けるようになりました。めちゃくちゃ快適…
今回はその方法をシェアします!
対象読者
・「あのWebページどこだよ」とよくキレてる
・ブクマ整理が面倒でよくキレてる
・ブクマ整理は好きだけど「あのWebページどこだよ」とよくキレてる
読むと得られそうなメリット
・ブックマーク整理にさく時間をほぼ0にできる
・3秒で「あのWebページ」を見つけられる人になれる
どうやるか
結論から言います。
お気に入りのページを全て「その他のブックマーク」に入れる
です。
は?
わかります。少しずつ解説していくので、時間をください。
1つのフォルダで管理なんて、ぐちゃぐちゃで耐えられません。
それもわかります。私も、フォルダ整理に喜びを感じる人種です。
でも、この方法には、それを上回る喜びがあります。
多すぎて探せなくない?(貧乏ゆすり)
わかります。落ち着いてください。
↓で解決していきましょう。
ブラウザの検索バーから探す
ChromeやSafariやFirefoxなどのブラウザは、検索バーからブックマークや履歴を検索できます。(その他のブラウザはわかりません…)
たとえば、「半沢直樹」のHPをブクマします。
探すときは、
こんな感じ。
検索バーは
Windowsなら「Ctrl + L」
Macなら「Command + L」
でカーソルを合わせられます。
この検索バーを使えば、Google検索と近い形で探すことができます。
フォルダ整理もフォルダからたどる必要もありません。
検索バーから「お気に入り」とか「履歴」を探せるのくらい知ってます
素晴らしいです。きっとあなたは、効率化がお好きな方ですね。
このnoteでは、そこからもう1歩先の景色をご紹介させてください。
ブクマ名を忘れたら探せなくない?(貧乏ゆすり)
覚えてても、3秒で思い出せなくない?(貧乏ゆすり)
わかります。そこなんですよね。↓が今回のキモです。
「あのWebページ」が見つからなくてキレてるときの自分から出てくる言葉を、ブックマーク名に含める
これが秘訣です。
意味がわかりません
そうですよね。。ちゃんと解説していきます。
ブクマしたWebページが見つからないとき、「あのページどこだよ」ってキレてますよね。
↓このキレ方を、もう少し具体化します。
「斉藤さんに教えてもらった銀行員が『倍返し』とか言ってるドラマのページどこだよ…」
このようにキレてるとします。この人は「半沢直樹」って言葉を思い出せない。検索バーから探すことができません。手が止まってしまう。じゃあ、どうするか。
あらかじめ、「キレてるときに頭に浮かんでる言葉」で探せるようにしておくことで解決できるのではないでしょうか。
つまり、お気に入り登録する時点で、「このページが見当たらずガンギレしてる自分」を先回りしてイメージしておきます。
そして、ブックマーク名に
「saito dorama ginkou hanzawanaoki baigaeshi」
とかを含めておきます。(半角 or 全角 スペース区切りで)
すると、「半沢直樹」という言葉を忘れ「あのWebページどこだよ…」とキレ始めても…
そのまま検索バーに
「saito(さんが教えてくれた)dorama (で)ginkou (員が主人公の)...」
と入力していけば…
ヒット。
思い出す順番が変わっても、
「baigaeshi(って言う) ginkou(員が主人公の)...」
ヒット。
これが、ふだん私が使っている方法です。「キレる」と「探す」が連動してるので、めちゃくちゃ速いんですね。
ブクマ名がキモくなりますよね?
わかります。それは、自分もすこし気になる。
なので、探すためのワードを"[]"で囲んで体裁を整えています。
なんでアルファベットなの?
これには、ちゃんとした理由があります。
漢字だと、
「斉藤」なのか「斎藤」なのか「斎藤」なのか
わからなくなるためです。
日本語は同音異字が多い。
細かいニュアンスの表現に向いてます。
私が好きな短歌や大喜利も、日本語でしか生まれえない文化です。
ただ、哀しいことに、検索には不向きなんですね。
日本最大のイラストサイト、
「いらすとや」さんも同音異字の苦しみを味わっています。
Googleなどの優秀な検索システムに比べて、当サイトの検索システムは曖昧な表現を認識できるような賢さはありません。そこで「検索のコツ」として、当サイトでイラストを検索する際に気をつけてもらいたいことをいくつか書いておこうと思います。
ひらがな・カタカナ・漢字
「うさぎ」と「ウサギ」と「兎」は全て別の文字として認識されるため、検索結果も変わります。
(いらすとやの検索のコツより)
これは日本語でタイトルをつけてることが原因です。
アルファベットなら、「saito」で1つに絞れます。めちゃくちゃ探しやすいんです。
dorama て
ginkou て
わかります。
英語ができる人は、ちゃんと"drama","bank" とかにしましょう。
説明をわかりやすくするため、日本語のローマ字を使いました。
私もふだんは、英語で名付けています。
ただ、英語を使うか、日本語を使うかは、統一したほうがいいです。
検索時に「日本語だっけ」「英語だっけ」の分岐が生じ、スピードが落ちてしまうためです。
要するに階層管理じゃなくてタグ管理するってこと?
そうです、要は「タグ管理」です。ただ、タグの付け方は探しやすいように工夫していて、「コンテンツ起点」でなく「自分起点」でワードを発想します。
ここは、特に意識しないと「コンテンツの内容に関連する言葉」をブクマ名に付けてしまうんじゃないでしょうか。
たとえば、半沢直樹のページだと「堺雅人」「池井戸潤」「エンターテイメント」...とかとかです。
コンテンツ起点でブクマ名を発想すると、「自分の記憶と関係ない言葉=忘れやすい言葉」でタグ付けしてしまいます。それだと、いざそのページにアクセスしたい時には忘れてしまっていて、結局探せないんですよね。
なので、コンテンツ起点ではなく、自分起点でつけるのがポイントです。
つまり、「自分が興味深い言葉=覚えやすい言葉」でタグをつけていくということです。
たとえば、半沢直樹でいうと「倍返し」とか「銀行員」とか「友人の斎藤くん」とかは印象的です。エピソード記憶なので、思い出しやすいんですね。
「ページが見当たらなくてキレてる自分」をイメージすると、ワードを発想する手助けになります。やってみてください。
ブクマ数増えたら破綻しない?
私も最初はこの懸念がありました。。でも、やってみるとわかりますが、探せます。私のブクマは3000件以上ありますが、2〜3ワード、キレながら入力すれば、たどり着けます。
というのも、人間の記憶には「他と区別される、きわだった特徴から想起される」という性質があるためです。
たとえば、「草間彌生さん」というワードを聞いたとき、一瞬で「水玉」って言葉が出てきますよね。
「芸術家」はもちろんそうなのですが、「水玉」のほうがやはりインパクトがあるので、真っ先に想起されます。
このように、人の記憶の性質のおかげで真っ先に想起されるワードが自動的に「他と区別される特徴」になるので、大量のブクマの中から探し出せるんですよね。
「半沢直樹」だと、「倍返し」が真っ先に出てきたりします。他のコンテンツと被りませんよね。これはやってみると、実感できます。
ブクマ名を付けるときのセンスも、やっていくうちに磨かれていきます。
「そのページの思い出」を表す単語をつけるのがコツです。
応用
この方法は、検索が必要な場面ならどこでも使えます。
たとえば、NotionやOneNoteの「あのノート」でもできますし、Google DriveやOne Driveの「あのファイル」でもできます。適用範囲はかなり広いです。
終わりに
最後までお読みいただき、ありがとうございました。ブックマーク管理でキレる人が減り、SNSが荒れなくなり、世界が平和になることを心から願っています。
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