coreドーナツ

見える感情、聴こえる景色、感じる欲求 溢れる音、トロトロの愛

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マガジン

  • ねぇ?知ってる#o50

    知ってること女性はいくつでも恋をする。 3人の子ども達も大人になり実家の父親を亡くした同じ月に彼女は5つ年下の男性に恋をした。 今まで年下の男性と付き合ったことも、好きになった事も一度もなかったと記憶している。 身長が175センチ以上の細マッチョ。 どちらかと言うと色白、薄い顔が好みのはず。 なのに何故? 男性は例えるならばゴリラ顔で身長も175センチは無いはず。 薄い顔では無いが、目元は確かに一重風のようだ。 なのに何故? 彼女に問うと「喋る声と間」「笑い方と笑顔」「たまに素に戻り瞳の中に不安や緊張、無」が見え隠れする所に惹かれていったそうだ。 何だそれ? 笑顔と笑い方は別なのか? 「笑い方は好きでも笑顔が嫌いなことなんて山ほどある」 話をしている彼女は、まぎれもなく恋をしている時の顔そのモノだった。 いつぶりに、そんな彼女の顔を見ただろう、僕はこれからこの恋がどうなるか気になる

最近の記事

ねぇ知ってる?#o50-6

    • ねぇ知ってる?#o50-5

      昨夜の電話を引き摺りながら僕は仕事にでた。 今日は昔の恋人と会う日。 年下のくせにシッカリとして責任感のある子 二人のときには下手くそに甘えてくる。 その子が大学に入ってからの付き合いで愛おしく愛し合い、激しく求め合った。 卒業と同時に地元を離れ就職。 それと同時にサヨナラをした。 久し振りに実家に帰ってくると、人伝に聞いていたが、まさか連絡があるとは、驚いた。 もちろん、久し振りに食事を共にし色々な話をするのは楽しみだ。 だが何だか気がのらないのは何故だろう? 僕には心

      • ねぇ知ってる?#o50-4

        突然の電話。 彼女からいつもより少し落ちたトーンの声で 「別れたってよ・・」何事。 よくよく聞くと彼の友達夫婦が別れたらしい。 僕も彼女も知ってる見るからにお洒落で子供もお洒落と絵に描いたようなカップルだ。 「ヤッパリ若い子が良いのかね・・」 そんな事ないでしょうよ僕は、その彼の友達がただ若い子が良いだけで別れたとは思えないと伝えると 「余計惨めじゃん」 「ただ若い子が良い、その辺の男と同じの方がまだ良いよ」 「どうやっても叶わない実年齢。それ以外の所でも叶わないところがあっ

        • ねぇ知ってる#o50-3

          今まで子どもの写真がホーム画面でロック画面は縁起が良いモノだったりした彼女。 今や全て彼や彼たちの笑顔や姿が当然のように鎮座している。「彼オンリーだと余りに露骨だから」って僕に言い訳をしてくるけど携帯を開くたびに頬が高揚し口元が緩んでる彼女の顔を見るたびにバレバレやんと呆れ顔になってるのがバレてるかなと心配になるほどだ。 自宅で同居している学生の子を朝送り出し 彼女は仕事に出て夕方に帰ってくる。 バイトをして帰ってくる子どもが自宅に戻るまでの束の間、お互い会えない日々を顔を

        ねぇ知ってる?#o50-6

        マガジン

        • ねぇ?知ってる#o50
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          ねぇ知ってる#o50-2

          彼女から恋をしている話を聞いてからどのくらい立つだろう。 彼女の恋は落ち着くどころか益々熱を持ち 色や匂い立つ香りも感じるほどになっていた。 どうなの最近と何気なく問いかけると、 「えっ!何を突然」と言いつつそこには、聞いてほしくてたまらなかった女子特有の顔が見えた。 子どもも、巣立って行った大人の女性が少女の様にハニカミでも、聞いてほしかったの〜!と言わんばかりの顔で目の前にいる。 少しの気持ち悪さと、多くの羨ましくも可愛いヤツと思うこの感情。 聞いてる方の感情の変化にも少

          ねぇ知ってる#o50-2

          久しぶりに

          「ねぇ知ってる?」物語始めました。

          夜に腰かけてた 中途半端な夢は 電話のベルで覚まされた お月さま覗いてる 君の口に似てる キスしておくれよ 窓から

          夜に腰かけてた 中途半端な夢は 電話のベルで覚まされた お月さま覗いてる 君の口に似てる キスしておくれよ 窓から

          ウツクシイ

          アメユジュトテチテケンジャこの響きを初めての知ったのは恥ずかしながら高校生になってから 何てウツクシイ言葉 「アメユジュトテチテケンジャ」 何て美しい響き 教科書の余白 ノーとのすみ 隠れ蓑のカーテン 彫刻刀で刻んだ机 「アメユジュトテチテケンジャ」 「アメユジュトテチテケンジャ」

          ゆきゆきて・・・

          この時、少女に戻り行く彼女 この時、少年に戻り行く彼 ぶつかり、傷付け、蔑み、罵倒してきたのに 仲良く同じ様に少しづつ、少しづつ本当に少しづつ 小さく、か弱げに、か細く、ワガママに、頼りなく子どものように、笑い 子どものように、怯えた目で見てくる あなたたち・・ これから これから ゆきゆきて・・・・

          ゆきゆきて・・・

          ミンナオナジ クソクラエ チガウヨ

          ミンナオナジ クソクラエ チガウヨ

          ミエテルモノ

          ミエテルモノ

          ねぇ?知ってる

          細胞って本当に凄いよね。 肉眼で見えない顕微鏡クラスでしか確認できない微塵となった屑が・・ ミルミルうちに相手を見つけ 家族を増やし 仲間を増殖させて塊になる そして器のなかの何処へでも飛んでいく 彼の中の屑が又すぐに増えていき 感じていたことが感じなくなり 出来ていたことが出来なくなり 覚えてたことがわからなくなり そして喜びを取り上げられる 干からび 欲して潤わせると 鮮血となる 繰り返す 繰り返す 繰り返す 繰り返し 最後のプライドも取り上げられ 最後は

          ねぇ?知ってる

          ねぇ?知ってる

          これからだね。 そう言われて頷く 目や鼻から真っ赤な血飛沫を滴しながら 彼は 優しく微笑みながら これからだね(^^) そんな顔で私をみないで 誰だかわかってる? 薬で痛みを飛ばし 記憶が混乱しグルグルに 「そこのボルト取って」 「締めるからそこのマフラー支えてて」 「ハイハイ!これね」 「押さえておくからどうぞ!」 白いベッドの上で胡座をかき彼の目の前にある愛車750ccのバイクを整備中 彼だけが見える スズキGXR750J いつからだろう いつまでだろう

          ねぇ?知ってる

          「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい」「ゴメンネ、ゴメンネ、ゴメンネ」涙と鼻水まみれの私がナースコールを押す。 彼は微笑んでいる。 陽が射し込む個室に別々の時間が流れる。 彼は穏やかに優しくいつものように微笑んでいる。 「あ」に「゛」を付けて叫びだす。

          「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい」「ゴメンネ、ゴメンネ、ゴメンネ」涙と鼻水まみれの私がナースコールを押す。 彼は微笑んでいる。 陽が射し込む個室に別々の時間が流れる。 彼は穏やかに優しくいつものように微笑んでいる。 「あ」に「゛」を付けて叫びだす。

          ねぇ?知ってる 真っ白なベッドシーツに鮮血が飛び散ると本当に凄いんだよ どんなに手で押さえても鼻や口から放物線を描いて指の隙間からドバアーと 「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい」何故?私が謝りながらシーツに飛び散る血液を集めようとする。 ジャクリーンのように

          ねぇ?知ってる 真っ白なベッドシーツに鮮血が飛び散ると本当に凄いんだよ どんなに手で押さえても鼻や口から放物線を描いて指の隙間からドバアーと 「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい」何故?私が謝りながらシーツに飛び散る血液を集めようとする。 ジャクリーンのように

          そしてボクは途方にくれない・・事はないか

          そしてボクは途方にくれない・・事はないか