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野宮有姫 NOMIYA Yuuki

CV

「詩」を母体とした実験的な共同制作により、演劇や現代アートなどジャンルを超えた表現に挑戦する。神奈川在住。関東、福島を拠点に活動。

1990 東京生まれ
2009 都立駒場高校演劇部の同期と劇団シックスペース(現・企画団体シックスペース)を旗揚げ。舞台芸術作品の作・演出を中心に、様々な企画を主宰。
2017 劇場演劇学校無隣館演出部 所属
2018 鳥の劇場「若手演劇人の作品向上、社会との関係づくり支援事業」研修参加
2019 青年団演出部 所属
演出助手業務(APAF国際共同制作ワークショップ・世田谷シルク・青年団 他)、 社会人を視野にいれたワークショップの実施(オンラインでの俳句を使ったことばの WS 他)、 戯曲提供、シナリオ提供、詩作提供、出演(楽園王・Oi-SCALE 他)、俳優主宰のプロジェクトの運営サポート、ドラマトゥルクなど

作品
2020 「注文の多い料理店」構成・総合演出/西会津国際芸術村(福島)
2019 「銀河鉄道の夜」構成・総合演出/西会津国際芸術村(福島)、無隣館若手自主企画 「詩の立体化」を試みる

本事業での活動について

野宮は、言語を人間の本能的なものとして捉え、発話される言葉による境界を懐疑し、認識を夢想のなかで再構築することで芸術作品を制作しています。その端緒となる背景は、身体虚弱であった幼少期の無機質な部屋での入院生活にあり、その非社会化された孤独から、言葉の空間へ浸ることで世界を想像して過ごしていたといいます。

 本事業では、5名の参加アーティスト全員から、故郷の記憶や「トポフィリア」についてヒアリングし、各々の現地リサーチに同行しながら詩作にふけります。また野宮自身の記憶とも重ねることで、個人の主観的体験の共有(不)可能性や、普遍的な「場所」からの創造性を詩的に反映させます。

 野宮の詩は、世界にはない平衡点を探し求めるもので、わたしたちの故郷にある「家庭」は、世界の片隅にある記憶の到着点であり、イメージの出発点でもあるのです。

いわきでのリサーチのようす

展覧会情報

本事業において制作された野宮の詩は、白鳥事業による展示会場及び、発刊される書籍でご覧ください。


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