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リノベーションの現場は戦場

コロナの本質がだんだんと見えてきて、この一連の出来事とはいったい何なのか本当の理由を知りたい今日この頃。
 皆さま日本の夏を楽しんでいますか?
 先日はリノベーション中のマンションでクロス屋さんと打ち合わせだけのはずが、作業モードに入ってしまって1日動きまくったキイチロウです。

 流れはこうです。
トイレのフロア張り替えのためトイレ取り外しして帰るだけの予定が「トイレが無いとちょっと困っちゃう。でも何とかしますけど」と言われてしまい、お盆の最中こんなに頑張ってもらう職人さんにトイレ無しでクロス工事してもらうのは忍びないと、結局トイレを取付まで今日中にやって帰っちゃおうという話にしました。
#職人さんが大事 #物件の仕上がりにもきっと影響する #おしっこしたい

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そこで私は急遽予定を変更して、こちらの作業に入ることに。
トイレを外して床張り作業をしてもらっている間に私は洗濯パンと緊急止水栓を取り付けて、そのほかにも細々とした設備の取り付けを進めます。
 クロス屋さんもバリバリ作業を進める中、こんな時は何故か「負けてらんねぇ」スイッチが入ってしまうもので、クソ暑いマンションの中でこちらの作業にも火が付いてしまいます。「もう誰にも止めらんねぇ!」こんな感じです。

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「トイレの床仕上がりました!」

待ってましたとばかりに新品トイレの設置作業です。
今回のトイレは汎用商品ではあるものの私は取り付けをしたことがなかったので、念には念を、組立て説明書を確認して勘所をチェックしましたよ。

止水栓つけて、位置決めして、いいね、問題無さそうです。
そうそう、大工さんに幅木をカットしてもらっていたのでクロスと床が終わった仕上げに幅木もつけとかなきゃね、トイレつけた後からではしんどいです。

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でこんな感じに位置決めした場所に取り付ける訳ですが、ここまで来るのに一つ難関が。
 そう一つ前の写真にチラッと写ってますが、このマンションは壁出し排水タイプなのでこの便器交換には細心の注意が必要なんです。

ぶっちゃけ、ばっちい排水管ですので触りたく無いですがそんな事いってられません。
そして何より恐ろしいのは、マンションの場合、この下水管が上下階繋がって共有されていますので、トイレを外した瞬間から上下階の方がトイレを使うとカレーっぽい、泥見たいなアイツが流れ落ちてくる構造になります。
#汚い話でごめんね #でも事実 #超怖い話 #しかも他人のやつ

そのためここからは時間勝負です。
いかに正確に正しく確実に、かつ綺麗に仕上げることを秒単位で進めなくてはいけないのです。
 そう、久しぶりにこの交換作業を行う私は4年くらい前に起きた惨事を鮮明に思い出しまして、今回は負けないぞを誓ったのでした。
#惨事の話はリアルすぎるのでやめておきます

で、結果は・・・・

流石は俺。さくっと交換できましたよ。排水管はいい加減な工事だと水漏れ(何度も言いますが汚水ですからね!)が発生しますので、間違いがあってはいけません。
 徹底的に確認して、これでもかと漏水チェックを行いました(^ ^)

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ここまできてしまえば後は腰を据えてじっくりやれます。
お次の作業はタンク一体型の便座を取り付けます。
写真はそのタンクを裏側から見た図です。専用のプラ製ボルト4本で止まっているんですよね〜。
 そしてここにも勘所のラバーガスケット。正しくつけないと水漏れします。

ここまで書いておいて言うのもなんですが、今のトイレはすごく良い設計がしてあるのでまず間違えるようなことはないと思いますが、素人さんはうかつに手を出さない方が良い設備の一つです。
 何せトイレというのは「汚水が流れますからね!」危険なんですよ!
#惨事に注意
水漏れする可能性の勘所をどこまで丁寧に作業するかです。

はっきり言って雑な人はこういった仕事は向いていません。
昔、メーカの営業の方から聞いた話で、このメーカーから派遣した取付工事したトイレやバスルーム工事で漏水やきしみ音が発生するクレームが頻発しました。

一時は製品不良を疑われましたが、履歴を辿ると一人の設備職人さんに行き着きました。
 彼はメーカー指定業者としての職歴こそ長いですがそもそも私生活が乱れすぎていて家族は離散、仕事のハイエースもぐっちゃぐちゃな状態、作業はめんどくさがりですぐにショートカットしたがるという性格だったようでした。
 完成したら次の工事まで見ることができないバスルームの下に部品のゴミを捨てていくレベル。こんな人がメーカー指定業者の顔してリフォーム工事に来るんですからね、頼んだ人はたまったもんじゃ無いですよ。

どんな仕事も丁寧さは大事です。まだ現場でトイレをつけられるロボットは開発できていませんが、いづれ、正確かつ最効率で組み立てできる専用ロボットの登場も近いのだろうなと作業しなら思ったりしました。

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そんなこんなで無事にタンク側も取り付きました。
写真だけ見ると簡単に見えますが、簡単です(笑)。

今回は全く問題もなく製品品質も良くサクッと決まりました。
流石はTOTO製ですね。

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私、新品のトイレの艶が好きなんですよ。
トイレってどうしても汚いイメージがありますよね。

ところが新品のトイレは流石にキレイ。ピカピカでまさに汚れ一つないスッピン。
 素手で撫でられるのも今日が最後ですかね(笑)

ラストは給水管ホースを繋いで電源入れて、初期設定すればトイレ完成!
#パチパチ #慣れれば簡単だが #最終水漏れ点検は忘れずに

これで安心して明日からのクロス工事を任せられます。クロス屋さんも喜んでいたに違いない。

本日はリフォームの現場よりトイレ交換作業を通して現場の大切さの一旦をお伝えしました。

 職人さんも人間なので丁寧な方もいればそうでもない人もいると言うことをお忘れなく。

ではでは。

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