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ボトルメールに残した勇気

誰かが教えてくれたこと。
何にでも責任がともなうことを。
自由とか、選択とか、行動とか、言葉には
どれにも責任がともなうことを。
「責任」を背負うことが怖い私は、
言葉を声に出せなかったり、
つづった言葉を消している。

誰かが教えてくれた矛盾すること。
言葉は消えること。
言葉は残ってしまうこと。
形のないネットの世界に書かれた言葉は形に残る。
形ある僕らの世界の言葉は発した瞬間に録音でもしない限りは形に残らない。
形のない世界の言葉は責任が。形ある世界の言葉は信頼が。それぞれの恐怖がある。

そんな私の弱音を誰かに知ってほしいと思い、
選んだのはボトルメール。
遠い遠い誰かに渡って理解されるかもしれないし、捨てられるかもしれない。
名前を知らない誰かに受け取ってほしい気持ちと、やっぱり誰かに見られるのが怖くて
深海に沈んでしまえばいい気持ち。
勇気と臆病さの葛藤はいつでも私の中にある。
勇気を奮い立たせる言葉をいくつも教えてもらったはずなのに、
今までしてきた失敗を思い出しては臆病さに蝕まれていく。
消えてしまえばいい。言葉も、勇気も、ボトルメールも。
誰かに理解してほしい。言葉も、勇気も、ボトルメールも。

お題『ブレイブ』言葉の添え木様
【後書き】
メル友って言葉も死語なんでしょうね、今。

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