2ヶ月前の卒業式、娘へ。
3月に娘が小学校を卒業しました。卒業式はこの状況の中でも先生や関係者の方々ができることを最大限の気持ちを込めてしてくれました。
休校前の2回しか練習をしていない卒業式ができたことが6先生のみんなが立派に成長した証のようでした。
今更ですが、写真を整理していていたので記録を残そうと思います。
娘へ。
当日の朝に「お弁当がいる」「図工の工作材料がいる」「料理クラブの食材がいる」が何度あっただろう…
宿題提出しなくて先生から何度電話もらっただろう…
習い事の月謝を忘れていくことが何度あっただろう…
朝起きられなくて、起きても用意がゆっくりで何度遅刻しただろう…
仲のいい友達がいないときも私の心配はよそに休み時間もひとりで淡々と過ごしていたこと、高学年になって友達ができてからはつきあいかたに苦労しながら成長していく姿が印象的でした。
そして、なんとか勉強や宿題をしないようにうそをついたり、ごまかしたり、答えを写したりと努力しているのを、ほぼすべて見破れたことが私の自慢です。
困りごとも当事者研究をしては笑って済ませ、マイペースを貫き通してくれたおかげで私は見方が変わりました。
小学校1年生のとき、学年で一番小さかった身体にランドセルが大きすぎて後ろにひっくり返っていたのが、6年生ではランドセルも余裕で背負えるくらいに成長して感慨深いです。
これからも順調に苦労を重ねていくと思いますが、この生きづらさの溢れる社会で安心して苦労ができるように応援していけたらと思っています。
最後に、私の祖母が母の結婚の際に作り一度も着てなかった着物を、喜んで卒業式に着てくれてうれしかったです。初めての肩上げ、腰上げ、半襟つけ、着付けの経験もできて私も楽しかったです。
小学校卒業、おめでとう!
母より。
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