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徒然コラム

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日々思うことをつらつらと。
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2018年12月の記事一覧

今年のベストnote

今年のベストnote

京都でフリーランスでライター・編集の仕事をしている江角悠子です。

今年更新したすべての記事の中で2018年、アクセスの多かった記事ベスト5を紹介します!

1位:一人の時間がないと死ぬ。

私は一人で過ごす時間を心から愛しているのだけど、この世の中にはそうではない人もいて(それは夫)、そんな記事を書いたら、共感してくれる人がたくさんいたみたいで、それが純粋にうれしかった。

2位:不機嫌な人に出

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クリスマスにまつわる思い出(2)「クリスマスが好きになる魔法」

クリスマスにまつわる思い出(2)「クリスマスが好きになる魔法」

23歳のクリスマスの日のことは、よく覚えている。気の置けない女友だちとロームシアターのライトアップを見に行って、そのあと私が一人暮らしをしていた小さな部屋で一緒にお酒を飲み、友だちはそのまま泊まっていった。

そして明け方、家の電話が鳴って、母親から妹が交通事故で死んだことを知らされたのだった。

だから、私にとってはクリスマスは妹の命日である。

以来、クリスマスが近づく12月になると息が苦しく

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頑張る大人たちへ〜寒い朝になると思い出すこと〜

今の古家に引っ越してきた初めての冬。3歳の息子は本当によく泣いていた。何でこんなに泣くんだろうと悩み、あれこれ機嫌をとって、その原因を取り除こうとして試みたら、「寒いから泣いている」ということが分かった。

寒いから泣く?!

そんなことがあるのか。赤ちゃんが眠いと泣く、お腹が空くと泣く、そのくらいは分かっていたけど、まさか3歳児が寒くて泣くとは(それで薪ストーブをつけたようなところもある。なんせ

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ちょいちょい失敗する「 ちょっとダメなお母さん」くらいがちょうどいい。

ちょいちょい失敗する「 ちょっとダメなお母さん」くらいがちょうどいい。

私の母は、完璧な母親だった。

何を持ってして「完璧」というのか分からないけど、子どもの頃の私はそう思っていた。

家事を完璧にこなし、亭主関白の父親を立て、小学校の役員も何かしていたような気がする。人の悪口は言わないし、誰とでもうまく交流する。子どもより遅く寝ているのに、私たちが朝起きるともう起きていて、すでに朝ご飯の用意ができている。いつ寝ているんだろうと子ども心に思っていたし、思い出すと、い

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クリスマスにまつわる思い出「生涯たった一度きりのサンタさん」

クリスマスにまつわる思い出「生涯たった一度きりのサンタさん」

私がサンタを信じていたのは、わずか3歳までだった。

3歳のクリスマスの朝、枕元に「キノコの山」だか、「タケノコの里」だかのおやつが一箱置いてあって、「サンタは本当にいるんだ!!」って、ものすごーく嬉しかった、あの感覚はまだ強烈に覚えている。

その後、なぜサンタさんはいないと知ったのか忘れたけど、私はいつのまにか母親と一緒に妹や弟のクリスマスプレゼントを買う側になっていた。

お姉ちゃんの私だけ

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