乗合マッチングサービス「NORI-AI」(仮)

昨今の高齢化に伴いタクシーのニーズは観光以外にも生活におよび、また従事者の平均年齢がどんどん上がっていることから社会問題に発展してきている。ライドシェアの大手Uberが国内の法律でいわゆる「白タク」を認めないため、導入はされていないが海外では大きな貢献を果たしている。国内だとGOなどタクシーありきのサービスは増えているが、総数が増えるわけでは無いため利用者同士の取り合いになっているのが現状だ。

今回提案したいNORI-AIは現在の公共交通機関に感じる「空間」の無駄を解消するサービスであり、事業者というプラットフォームと利用者をクラスター化してマッチングさせることを目的としている。

本サービスの特徴は、移動開始する地点および時間や方法を近年のゲームなどで見られる「ルーム」のように作成し、同じ時間帯や目的地の方向が近い人がそれにジョインすることで「乗り合い」をしてもらう。利用者はGoogleマップやYahoo!の路線検索と同様の探し方で検索、近しいルートや移動方法が提案されジョインすることを選ぶか、新たにNORI-AIを作成するかを選択する。

作成されたルートに合わせて交通機関に対しては指示が出ることで、例えばタクシーはGOのように時間通りに配車されたり電車であればチケットがスマートフォンでチケット化されることで利用できる。

本サービスの利点は各方面にある。

利用者目線:
乗り合いになることで移動の個人毎のコストダウン
観光の場合は団体旅行に近いカタチでで回れる
事前に旅程やコストが把握できるため利用しやすい

事業者目線:
現在の人員/設備投資を最大化出来る
コスト効率を下げる空席率を下げる
一方向あたりの移動に集約出来る
相対的な客単価を上げられる

観光地などの目的となる場所で登録してくれてる場合:
来客予測が可能
サービスの展開次第だがレビュー、点数化とPR
移動データのマーケティング利用

これらはサービスの名前にも隠れているAIを用いた管理で適正化される。APIとしてGoogleマップや同様のサービスを利用することで可能と思う。基本的には社会的に目指しているMaaSを最大化するサービスを狙う。

想定している顧客は:1)急いでいない高齢者(病院や買物)、2)観光地での移動、3)長距離移動(レンタカーやバス)、4)カーシェア、5)空港からの移動

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