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音楽が嫌いになっていくのだろうか...

音楽は幼いころから大好きで、中高生あたりからは洋楽のロック、ポップスを聞き続けてきました。結婚する前くらいから育児期を終えるころまで一時的に音楽から距離を置いていた期間もありましたが、それ以外は大好きな対象でした。

中学校の頃にギターを手にして、もう本当に下手きわまりなかったのですが、それでも高校時代は下手なりに一生懸命練習したものです。アコースティックギターもエレキギターも。

ちょっとだけ作る側

20代の前半は、なんと鍵盤引けないのにシンセサイザーを買い、リズムマシン、シーケンサー、マルチトラックレコーダーまで手に入れ、なんと曲作りに手を出しました。4曲作って辞めましたけど。勤め先の先輩で同じような趣味を持つ方がいたので聞いてもらったのですが、まぁ平たく言うと「稚拙だ」と言われ、冷めてしまったのかもしれません。たった4曲ですが、メロディーを生み出し、ドラムマシンでリズムを作り、シンセの音色考えて、アレンジして、素人が一人でやると恐ろしいほどの時間がかかりました。正直疲れた(笑)

シンセは手放したものの、その後アコースティックギターは2度購入。何にしても音楽はなくてはならないものだったんでしょう。

聴く側として

音楽を鑑賞するというのは、おおむね一方的に受け手になります。歌なり楽器なり、シンガーもプレイヤーも練習に練習を重ね、そして今はレコーディング技術で磨き上げられた完成形が私たちの耳に届くわけです。

ロックやポップスにかぎりません、これは。もっと言うと音楽に限りません。絵画、彫刻など芸術作品も作者が磨き上げた技法で作成したものを、鑑賞する人はひたすら見る。やはり一方通行。

そして、最近音楽を聞いていて、どうも今までと違う感覚を味わうようになりました。

歌で言えば、シンガーが熱唱していているような映像を見ると、なんか歌い手が自己陶酔しているように映ってしまうんです。(実際自己陶酔しているのかもしれませんが)

改めて今まで夢中だったバンドなどのステージパフォーマンスを思い出してみても、なんとも複雑な気持ちになってきてしまうんですね。カラオケで陶酔しきっている人をみると興ざめするのにも似て。

一方通行に受け取る側の自分を認識するみたいな感じでしょうか?

何か私の中で、突然変化が起こったようです。明らかに。

同じ曲を何度も

ここから、話がちょっと変わるのですが、ミュージシャンって昔はとっても華々しく映ったのに、You tube の出現で随分印象も変わってきました。

あるヒット曲を、時を変え、場所を変えて様々なライブでプレイするのがYou tubeでよくわかるようになりました。ネットが普及する前はミュージシャンのライブ映像はとっても貴重で数も少なかったので、あっちこっちのステージで同じ曲を演奏しているというのを目にすることもありませんでしたから。

こんなに何度も同じ曲を歌ったり演奏したり、それは結構忍耐力が必要だったり、しないのだろうか?と思ってしまいます。

このままいくと私はだんだん音楽が遠い存在になっていくのでしょうか?





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