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スタートアップだからこその体験価値の時代

そもそも今の時代、代替品のないプロダクトを見つける方が難しいのだ。

マスクがないと生活できない、でもマスクが売ってない!そんな時代にはどんなマスクであれば作れば売れた。

でもそんな時代でも代替品はあった。靴下で布マスクを自作する人もいれば、キッチンペーパーをマスクにする人もいた。

今、ちまたにはマスクが溢れている。そうなると人は高品質かつ低価格なマスクだけを追うようになる。

マスク高品質化競争の始まりだ。大量生産な時代、この時代の成功体験を持つオジサマたち。

でもそれもしばらくの間だけ、品質の悪いマスクは淘汰され、全てのマスクが最高品質になる。

メガバンクはどこも同じサービスを提供し、どこのメーカーの自動車も走って止まる、それと同じ。

そうなると、人がプロダクトを選ぶ基準は何になるだろうか。それこそ価値の評価の時代の始まりだ。

突き詰められた顧客体験”CX”の時代だ。

BtoBの世界は今でもプロダクトアウトで思考する人が多い気がする。今までになかった技術とか作れる技術があるとか。そんなことを評価する。

しかしそこに商機があるか、というと多分違う。

もう一度言うけど、代替品のないプロダクトを見つける方が難しいのだ。

どこで作られようとどんなすっごい技術が使われようと、トラックで運ばれても船で運ばれても飛行機で運ばれても、それがヤマトで届こうがJPで届こうが最終受益者は実のところ気にしてない。

それよりも最終受益者が望んでいるものは、そのプロダクト、サービス提供からもたらされる感動なのだ。

あなたのプロダクトをググる前からジャーニーはスタートし、もう一度あの感動が欲しいと思ってまたポチる、その時まで続く。

実のところアップル製品は良く壊れる。壊れた(怒)という最悪の体験をジーニアスバーは最高の体験にすり替える。そのすり替え自体がアップルのCX戦略だということに気付けるだろうか。

怒りを忘れたあなたは心地いい体験だけが記憶に残って、このプロセスを繰り返す。

つまり、良いものつくるだけで売れるんだったら世話ないんだ。プロダクトが何であっても大企業にはできない最高の価値を顧客に提供することがスタートアップのすべてなのだと思う。

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