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4-6月のラボ活動より

Explaygroundではさまざまなラボが「遊びから生まれる学び」を実践しています。
まだまだ対面活動が不自由ななかですが、ラボの活動を定期的に、幾つかピックアップしてご紹介します。 
Explaygroundのラボ一覧



お天気ラボ・武蔵野らぼ

天気・自然好き集まれ~!
下記のような活動をさまざまな世代の方と一緒に行い、有事の際に助け合える関係づくりも目指します。
・空を眺める
・好きな天気や現象について語り合う
・天気予報の仕方について知り・語る
・誰かの大切な日の天気をみんなで予想
・天気や自然を楽しめるイベント開催
リーダー:山神明理(東京学芸大学大学院)
ファシリテーター:柴田彩千子(東京学芸大学准教授)

お天気ラボ

なぜか私たちを惹きつける“武蔵野(MUSASHINO)”の響き。多摩地域の歴史や生活文化の骨格となる武蔵野台地や崖線・はけ、3万年前から現代につながる大地と水と人びとの暮らし、自然や生きもの、開発と都市化、文学やアートの舞台・・・。武蔵野は、時空を越えて、さまざまなイメージを生み、生活の知恵をもたらしてきました。そんな武蔵野の魅力をひもとき、これからの武蔵野、大地や自然との共生、社会の持続可能性について対話しましょう。
目指すのは、“ローカルにこだわり、人びとをむすび、グローバルにつながる”です!
リーダー:椿真智子(東京学芸大学教授)

武蔵野らぼ

前回の記事で紹介しましたExplayhubがいよいよ動き出しました。新年度の1つ目として、大学キャンパス内の季節を味わうお散歩イベント「学芸大キャンパスの『七十二候』を作ろう!」を企画・実施しました。その様子はこちらの記事にまとめました。

お天気にも恵まれ、様々な年齢層の方々や留学生らが一緒になって季節の草花や動物など(ヘビまで!)、キャンパスの豊かな自然を満喫して学びました。

東京学芸大学ヒューマンライブラリー

ヒューマンライブラリーとは文字通りには「人間図書館」です。お互い異なる文化的背景や、身体、考え方などを持った人々を生きた「本」として迎え、「読者」との対話を通じて、多様な生き方を認め合う、多様性に対して開かれた社会の実現をめざす試みです。学芸大では、1冊の「本」につき、1~5人の読者が語りを聞くシステムで、30分ずつ、4、5回の語りがあり、最後に全体の交流会が行われます。読者は、学内の教職員学生だけではなく、広く地域や一般に呼びかけて行われています。
リーダー:岡智之(東京学芸大学教授)

東京学芸大学ヒューマンライブラリー

当ラボは東京学芸大学大学院の『教育支援協働学概論』という授業の一環で、学生さんと『ミニヒューマンライブラリー』というExplayhubを開催しました。

小規模なイベントでしたが、企画から実施まで学生さんたち自身が考え、相談して実施まで漕ぎ着けてくださいました。今後これくらいの規模で年に何回かやっていくのも良いかもしれません。

くいしんぼうラボ

くいしんぼうの視点で、食・農・環境を考える。畑で食べる、薪でピザ、梅干し作り、ハーブで遊ぶ、畑でコーヒー焙煎、コーヒーの抽出カスで肥料作りなどなど。美味しいものを中心にして、みんなで、食べること、農作物を育てること、そして環境に優しく、持続可能な社会のことを楽しみながら学ぶ、そんなラボです!
リーダー:平田大介(東京学芸大学環境教育研究センター)、迫井千晶(辻調理師専門学校)
ファシリテーター:椿真智子(東京学芸大学教授)

くいしんぼうラボ

東京学芸大学のキャンパス内に新たな拠点ができることになった辻調理師専門学校とさっそく新しいラボを作りました。その名も『くいしんぼうらぼ』。さっそく活発に動き始めています。

辻調理師専門学校のみなさんは、キャンパス内の環境教育教材植物園(農園)にとても興味をひかれた様子。ここで取れた食材をおいしく調理できる日が楽しみですね。

教育イノベーションネットワーク

東京学芸大学の卒業生で、教員にはならずに社会で教育支援を行っているOBOGと、現役の学生のネットワーク構築し、大学生による教育のイノベーションを支援していきます。
リーダー:金子嘉宏(東京学芸大学教授)

教育イノベーションネットワーク

教育や学びに関わる仕事は教員だけではありません。このラボでは様々な形で教育に関わっている人たちを紹介するメディア「みちしるべ」を製作しています。4月には会社員とフリーアナウンサーの二足のわらじを履く石山加織さんをご紹介しました。

ハイサイ・ウチナーラボ

唐の世(ゆー)、大和世(ゆー)、アメリカ世(ゆー)を経て今日を生きる沖縄。
気候風土や地理的条件と共に育まれてきた文化。唄三線や神行事に込められたチムグクル。そして基地問題と平和学習のリアル。
民泊をベースにしながら、テーマ別交流学習を通して“ウチナー”に出会う、自文化に気づく。豊かな知の広がりを体験していきます。
リーダー:入江優子(東京学芸大学准教授)、加瀬進(東京学芸大学教授)

ハイサイ・ウチナーラボ

コロナ禍などもあってラボ単独では活動しづらい時期が続いていたのですが、リーダーの入江が関わっている東京学芸大学こどもの学び困難支援センターの活動の一環で、ラボでも繋がりのある名護こども食堂さんらとコラボスイーツを開発し、吉祥寺のタイ料理屋アムリタ食堂さんで販売開始しました。「7月31日までの予定ですが、こども達が作った美味しいジャムがなくなり次第終了」だそうです。

VR体育ラボ

VRコンテンツを開発し、そのコンテンツを利用して、問題解決学習の問題生成場面をデザインし、実践します。体育の授業で、動きをイラストや動画で確認するのではなく、プレイヤーの視点そのものから動きを捉え、活動者の内側の視点に立って、問題を設定し、解決していくような新しいスタイルの問題解決学習を確立することが目的です。
リーダー:鈴木直樹(東京学芸大学准教授)

VR体育ラボ

昨年度までの技術蓄積と知見をもとに、新年度は爆発的に多くの仲間が増え、実践計画がいくつも並行して走り始めました!
従来の跳び箱に加え、幅跳び、水泳といった新種目の教材も開発しています。
6月には札幌の中学校、東京と新潟の小学校で幅跳びVR授業の実践を行いました。

VIVISTOP GAKUGEI 準備室

子どもも大人も、だれもが気軽に「つくることで共に学びあう」を実践できる場づくりをはじめます。木工や電子工作から、レーザー加工機や3Dプリンターといったデジタルファブリケーションまで。気になることをとりあえずやってみて、見つけたことについてわいわい話しながら「つくって学ぶ」を楽しむ人を増やします。

VIVISTOP GAKUGEI 準備室

この春は、ものづくりの場としてレーザーカッターでキラキラしたキーホルダーを作る会を開催したり、

プログラミングの楽しさを子どもたちに伝えて、少しで興味を持ってもらいたい!という1人の想いから誕生したプログラミングパークプロジェクトを進めたり、

1-3月の記事でご紹介した糸紡ぎから発展した反毛プロジェクトを立ち上げて、道具を自作して学生さんや地域の人と実践し始めています。

Möbius Open Library

Möbius Open Library(MOL)は、図書館と知の未来について考えるラボです。
知を蓄えて整理する仕組み(=図書館)と、知を取り込んで新しい知を生み出す活動(=学び)の関係を思いつつ、知を取り巻く新しい仕組みや活動のあり方を考えていきます。
リーダー:高橋菜奈子(東京学芸大学附属図書館)
ファシリテーター:藤村聡(東京学芸大Explayground推進機構理事)

Möbius Open Library

この春は、学校図書館とのコラボレーションプロジェクトを2つ行っています。ひとつは『未来の学校みんなで創ろう。PROJECT』で、学校で学んだことをアーカイブとして残していく企画の検討、もうひとつは大学図書館に中学生を招いて、「中学校の図書館に無いけど面白そうな本」を探して中学校の図書館に一時的に貸し出そうというプロジェクトです。後者は東京学芸大学の大学院生と一緒に企画・実施しています。中学生の知と大学生の知がどう交わるか、楽しみです。

それから、最近大学図書館が増築されてリニューアルオープンしたのですが、実はそこにもこのラボの研究成果が生かされました。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

記事にも書かれていますが、当ラボがコンセプトに影響を与えただけでなく、内装の一部には Green Tech Engineer ラボ製作のベンチが使われており、Explaygroundとのコラボレーションが成果につながっています。


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