見出し画像

「居心地ってな〜んだ?? いごこチームvol.01」レポート

画像5

【いごこチームとは??】

7月28日に発足した居心地について研究する「いごこチーム」の第1回目の研究会が9月21日に開催されました!!居心地について関心を持つ12名の方が参加して、居心地について熱く語り合いました!!

まだ「いごこチーム」のことを知らない方もいらっしゃると思いますので、まず「いごこチーム」の説明をさせてください!!

「いごこチーム」とは、ExplaygroundとコークリエイションスペースAtlya参宮橋、住居学を専門としている東京学芸大学の「ばんばん」さんこと、萬羽郁子先生が中心となり、居心地について研究するチームです。集まった皆さんが研究員として活動するラボということで、この様な名前になっています。ご興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、ぜひ参加してください!!

【学生から会社員まで多様なメンバー!!】

話を戻して、当日のレポートに参ります。
会場であるAtlya参宮橋に着いたら、まず、名札に「ニックネーム」と「居心地の良い場所・時」を書いて付けます。年齢とか関係なく、メンバー同士をニックネームで呼ぶんですね。また、メンバーの居心地の良い場所・時が分かり、「あっ、その場所、居心地が良いの分かる!!」なんて発見もありました。あと、Atlya参宮橋の中にあるtsugugoto caféで美味しいドリンク(クラフトビールも含む)&ケーキが注文可能となっており、リラックスした雰囲気で臨めました!

続いて、Atlya参宮橋の運営を行うYou be You株式会社執行役員であり、コミュニティマネージャーの「まっこ」さん(長尾真紀子さん)から、改めて「いごこチーム」の発足経緯や、これからの活動について説明がありました。「居心地ってなんだ?」ということを、各人の感性で出し合い共有して、そこから先に何が生まれてくるのかを探求していくことということで、参加者の方もワクワクしてきました!

そして、ナビゲーターである「ばんばん」さんから、前回の発足会のお話、今回のワークの説明があった後、参加者の方の自己紹介がありました!!Explaygroundの「ジンズー」さんこと、東京学芸大学の金子嘉宏先生、東京学芸大学の学生さん、会社員、小学校の先生等、様々なバックグラウンドを持った方々が参加しました!様々なバックグラウンドを持つメンバーの皆さんが集まることで、議論が深まりました。

【みんなの考える居心地って??】

お待ちかねのワークの時間となりました。「ばんばん」さんのナビゲートで「居心地ってなんだ?」を考えるにあたり、居心地の良い場所・時、居心地の悪い場所・時の共通項を見つけ出して整理しました。整理するためのワークは、以下のとおりです。

【ワークの概要】
①まず、3つのグループに分かれます。
②約80名分(各グループ約25名分)の「居心地の良い場所・時、居心地の悪
 い場所・時」が記載されたカードを配付。
③各グループは、配付されたカードを見て、共通項を見つけ出して、整理し
 ます。
④ある程度時間が経ったら、各グループのメンバー1名を残し、他のメンバ
 ーは、別のグループに移動して、整理した内容をブラッシュアップしま
 す。

他の人の「居心地の良い場所・時、居心地の悪い場所・時」を見て、整理する中で、共感したり、自分自身と異なる点を発見したりしました!人が多い原宿が好きっていう方もいれば、人混みが嫌いという人も(笑。また埋め立て地が苦手な人や、逆に埋め立て地であるお台場が好きな人も(笑)

画像4

【学んだことの発表!!】

最後に、今日のワークで学んだことを発表しました!
その中で、一部をご紹介します。居心地の良さには自由度が関係している、居心地は人、状況によって異なる、居心地の良さはホルモンとも関係しているかもしれない、今の子供たちの居心地の良さは新しいものかもしれない、日本人は「緊張」の頻度が中国人より高い、肉体的側面で脳の働きが空間にも影響を与えている等です。
また、次回以降への課題として、共通して感じる居心地の良さのケーススタディ、他者との居心地の良さの妥協点のポイントを探すこと等が挙げられました。
こんな絵にして表現してくれたメンバーもいらっしゃいます!

承認

承認2

ワークは終始、和やかな雰囲気で行われましたが、和やかななかにも真剣な議論があり、新しい発見や、学びがありました。これからも居心地の研究をしていきますので、居心地研究をしてみたい方、ぜひご参加ください!!

いごこチーム

【次回予告】

【執筆者プロフィール】

ふかちゃん(深田 知利)
■居心地に興味を持った理由
居心地に興味を持ったきっかけは、居住空間での居心地について、知識不足であったことからです。もともと、人の居場所、今風の言葉にするなら、サードプレイスのような存在が誰しも必要だと感じていました。そして、居場所とは、「よりどころ(心理的安全が確保できる場所。例えば、家族や友人といる場所)」と「やくどころ(承認欲求が満たされ、コミュニティにおいて役に立っていることを実感できる場所。例えば、職場)」が重なった場所ではないかと考えるようになりました。(「よりどころ」「やくどころ」という言葉は私が考えた表現ではありませんが、、、)そのなかで、例えば、温度や湿度、空気環境等の居住空間での居心地の視点から居心地を考えたことがなかったと思い、居心地に興味を持ちました。

■参加して感じたこと
参加して、ワークをこなすことによって、他の人が、居心地について、どのように考えているかが分かって勉強になりました。例えば、「居心地は記憶と結びつくこともある」というお話は、自分一人では考えつかなかったと思います。記憶を深堀すると、良い記憶がある場所は居心地が良いのだと思います。したがって、居心地の良さは、心理的要素が反映されやすいことが分かりました。「いごこチーム」に参加すると、自分一人では考えつかない新たな発見や学びができる良い機会になると思いました。
・会社員と大学院生をやってます。
・居心地の良い場所:海の近くの公園(稲村ヶ崎公園等)
・やってみたい居心地研究:居心地の視点から考える居場所の創造


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?