図1

「いごこチーム」発足会 居心地ってな~んだ??

先日、念願の「いごこチーム」が発足しました!!「いごこチーム」とは、ExplaygroundとコークリエイションスペースAtlya参宮橋(*)、住居学を専門としている萬羽が中心となり、居心地について研究するチームです。集まった皆さんが(自動的?強制的?笑に)研究員として活動するラボということで、この様な名前になっています。

キーワードは居心地?

居心地とは、辞書的な意味では「ある場所や地位などにいるときの感じや気持ち」と出ています。誰しもが普段の生活の中で、意識はせずとも、自然に居心地の良い空間・時間づくりをしているのではないか、と考えて「居心地」をテーマとしたラボを作ることにしました。どんな場所・どんな時、誰の居心地について考えてもOKで、「居心地」をキーワードとして、研究員や研究テーマがどんどん広がっていくこと(例えば、自宅の居心地、職場の居心地、公園の居心地、学校の居心地)を目指しています。

ちなみに、心地よい環境づくりや住まいの計画については、小学校5年生~高等学校までの家庭科でばっちり学習しているはずなのですが、調理実習や被服製作と違ってなかなか記憶に残っていなかったり、あまり興味を持ってもらえなかったり…  一方で、住まいと生活はとっても結び付きが強く大切な場所なので、このラボを通じて、皆さんが住生活を楽しむきっかけづくりをできればと、メラメラと熱い想いでのぞんでいます。

小学生から居心地づくりのプロまで

発足会でもあった「居心地ってな~んだ??いごこチームvol.00」@ Atlya参宮橋には、13名の参加者が集まりました。メンバーは小学生、大学生、大学院生、お引っ越し予定の方、建具屋さんや内装屋さん、整理収納アドバイザーの方、デザインやコミュニティを専門とする方などなど。年齢や専門は関係なく、ゆるゆると融合できる居心地研究ならではの(自画自賛・笑)、とっても素敵で強力な研究員さんたちが集まりました。
まずは、「自分の居心地のいい時間・空間の写真」を持ち寄って自己紹介から始まりました。自宅の好きな場所、ペット、緑のある風景、窓からの景色などが紹介され、居心地には様々な要素がからんでいることを感じました!

住まいや生活に関するゲームをほっこり楽しんだ後(ゲームを通して居心地の良いラボづくり)、研究員の皆さんと研究テーマのブレインストーミングを行いました。素朴な疑問シリーズ(クッションって何に使っているの?)から学びたいシリーズ(カラーコーディネート・照明・通風・緑の効果)、いろいろな人の居心地(ママ・パパ・仕事場の居心地)など、51個のアイディアが出てきました。居心地研究の広がりと可能性を感じて、とってもわくわくしました☆

その中でも、皆さんに共通して出された疑問、「快い・心地よい・快適ってどんな時?場所?」というテーマについて、次回は探求したいと思います。居心地研究をしてみたい方、ぜひご参加下さい。

次回予告

次回:2019年9月21日(土)10:30~12:30
(@Atlya ワタシクリエイト 100人100通りのカスタムライフ)

*コークリエイションスペースAtlya参宮橋
「働く」と「生活」をもっとシームレスに、100 通りの働き方を創造するコークリエイションスペースを2018年4月渋谷区参宮橋にオープン。クリエイターや企業が集い、コークリエイションを展開していく空間です。
そして同スペースには味噌汁を中心にした無農薬野菜を使った食事・カフェサービスを提供するカフェラウンジ「tsugugoto cafe」も兼ね備え、地域に開いた場所として自然な交流が生まれるコミュニティを目指します。
http://atlya-co.com/

【執筆者プロフィール】

ばんばん(萬羽 郁子)
・東京学芸大学家庭科教室住居学担当
・居心地の良い場所:研究室前からの富士山観察
・やってみたい居心地研究:居心地図鑑の作成(居心地の良い場所・悪い場所の収集)

【その他、主要メンバー プロフィール】 

さわりん(井尾 さわこ)
・コークリエイションがセレンディピティとともに創発されるアトリアというコミュニティの創業者。
・居心地の良い場所:自宅のソファー、娘のほっぺと二の腕。
・やってみたい居心地研究:コークリエイションが創発されやすい、働くオフィス空間。

まっこり(長尾 真紀子)
・アトリア参宮橋/執行役員&NPO法人東京学芸大学こども未来研究所教育支援フェロー
・居心地の良い場所:家の中庭からシンボルツリー見上げた空
・やってみたい居心地研究:とにかくよく寝れる・休める母の居心地確保

ジンズー(金子 嘉宏)
・東京学芸大学 Explayground という新しい遊び場担当
・居心地の良い場所:歩き始めて10分くらいたった時
・やってみたい居心地研究:積極的な受動態になれる瞬間のつくりかた
居心地という視点からの自己の多様性の再認識

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?