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Explayground Report 2020

世の中の風景が一変した今年、Explaygroundも活動自粛を余儀なくされ、悶々とした日々が続いていました。
ただ、そんな環境下でも新しいラボが生まれたり、新たな取り組みが始まったり、東京学芸大学キャンパス内に施設がオープンしたり、、、未来への新たな一歩を踏み出し始めた活動もあります。
そんな2020年のExplaygroundを紹介いたします。

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▼人気のBLOG記事
1位:オンラインクラスルーム実証実験(東京学芸大学附属竹早小学校)
なんといっても今年は、世相を反映したこの記事がダントツに読まれました。3月30日の公開時点では、オンラインの活用を模索していた教育機関が多くあったからかもしれません。

2位:大学ではなぜ第2外国語を学ぶのか?
2019年6月に公開したこの記事は、現在でもコンスタントに読まれており、月間や週間のランキングでは常に上位にいます。

3位:Explaygroundのラボ(紹介)
1位、2位とは大きな差がありますが、3位には各ラボの紹介を載せている記事がランクイン。なかには、大学キャンパスへの入構制限などで活動が出来なかったり自粛中のラボも多くありますが、今年も新たなラボが複数誕生しました。

ピックアップ:放課後まほらbo
子どもにとって、親にとって、地域にとっても素敵な「放課後のまほら」を探究しているラボ。「まほら」とは、「素晴らしい場所」「住みやすい場所」という意味の古語です。ハイペースで更新されるブログは読み応えがあります。

▼新しいラボ
新型コロナの影響で活動が大幅に制限された今年も、新しいラボが誕生しました。新学期以降(4月以降)に生まれたラボを中心に紹介します。

Dolphin(4月)
未来の教育を協創するチームとして、A Iやデジタルアーカイブ、オンライン授業やメディアアートを用いた研究と実践を行っているラボ。

・スマスポ(5月)
小学生、大学生、大人の三者が運動遊びやスポーツを通して、関わり合い、楽しむ空間を構築し、運動遊びやスポーツに親しみながら想像力、創造力、他者理解の力を獲得していくことを目的としているラボ。

・INTER(6月)
留学生と日本人学生の日常的な交流をサポートするラボ。

・Coaching Lab(7月)
子どもたちにコーチの存在を届けるため、教育現場へのコーチングを普及を目指すラボ。

エディブルヤード(7月)
コロナ禍の夏、産声を上げたのが「エディブルヤード」ラボ。東京学芸大学小金井キャンパスの一角の空き地を活用し、協生農法を実験的に試しています。キャンパスはまだ入構制限中で自由に入れませんが、いずれ制限が緩和されてきたら仲間を募っていきたいと主催者は意気込みを語っています。

Edu Knot Lab(9月)
教育の結び目をつくっていくラボ。いろいろな専門性を総合的に結びつけていく中で、教育の実践と、それを生み出す視点づくりを学生の協働、教師の協働で推進。

・らぼらぼ(10月)
ラボとラボをコラボさせるラボ、らぼらぼ。らぼが大好きなラボです。
つなげるをテーマに、一人ひとりの「好き」「面白い」「学んでみたい」を形にするサポートを行い、ラボ同士が交流できる機会をコーディネートしたり、ラボ活動と地域の様々な団体・施設・人材との学びを通した連携、協働を推進していきます。

VIVISTOP GAKUGEI準備室(10月、新PJが始動)
クリエイティブラーニングスペース「VIVISTOP」を運営するVIVITA株式会社のメンバーが中心となり、東京学芸大学小金井キャンパス内にある建物「CLT Combo(仮)」を舞台したラボ。ひとりひとりの「好きなこと」「なんとなく気になること」からはじめて、つくることで学ぶを実践できる場づくりを目指しオープン準備を進めています。
Facebook:https://www.facebook.com/vivistop.gakugei/

EXPitch(11月)
大学スポーツが持つ可能性を“ピッチ外”で発展させていくことを目的としています。広報活動を中心に指導や審判といった活動を通じて、地域にどんな貢献が出来るか、自分たちは何を得ることが出来るのかを考えていきます。

▼2020年の新たな取り組み
未来の学校みんなで創ろう。プロジェクト
東京学芸大学教育インキュベーションセンターとExplaygroundが核となり、大学院や教育委員会、企業が協働で進めていくプロジェクトです。幼稚園、小学校、中学校が同一敷地内にある東京学芸大学附属竹早地区を舞台に、Society 5.0に向けた新しい学校システム創りに挑戦していきます。

デジタル書架ギャラリー
Explaygroundのラボ「Möbius Open Library(MOL)」が試作に協力した東京学芸大学附属図書館の取り組み「デジタル書架ギャラリー」が複数の賞を受賞しました。
デジタル書架ギャラリーは、東京学芸大学附属図書館にある書架の画像をオンラインでみれる国内に例を見ない取り組みです。現在、教育学分野を中心に56本の本棚に収められた約19,600冊の本の背表紙画像を提供しています。
〈受賞歴〉
日本電子出版協会 電子出版アワード2020 エクセレント・サービス賞
LODチャレンジ2020 教育LOD賞


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