プレイド顧客体験研究所 ピックアップニュース #17 (2024/12/13)
編集部より
こんにちは。XD編集部の川久保です。
今週は、日本最大級の産直通販「ポケマル」を運営する雨風太陽さんが主催するポケマルおやこ地方留学という取り組みについてのインタビュー記事を公開しました。
都市部の子どもとその親が、地方の生産者のもとで自然に触れ、食の大切さを学びながら、地域の魅力を体験できるプログラム。単なる旅行ではなく、食育、教育、ワーケーション、地方創生を融合させた新しい形の地方とのふれあいができるプログラムです。
私も2年連続で夏休みに参加してとても楽しい時間だったので、小学生のお子さんがいる方にとってもオススメです。今回の記事の最後にあるように、冬休みプログラムもあってまだ参加間に合うので今年の冬のアクティビティを探している方はぜひご検討ください。
更新記事のご紹介
プレイド顧客体験研究所が気になったニュース
プレイド顧客体験研究所のメンバーが気になったニュースとしてお届けします。
・東電が「稼げるゲーム」仕掛けたワケ。電柱撮影で「数十万円」ゲットも
電柱や電気設備を撮影するだけで、ポイントが貯まりお金にも換金できるというアプリを東京電力グループ傘下の送配電事業である東京電力パワーグリッドがパートナーとして協力し、開発したそうです。背景にあるのは東京電力パワーグリッドが保有する約600万本の電柱の点検費用。外部に委託すると年間20~30億の費用がかかっていたそう。ユーザーにとってはゲームとして撮影ミッションをこなし、それがインフラの保守につながっているというのは良いですよね。道路の陥没、マンホール、ガードレールの破損、明かりの切れた街灯の調査など、横展開も視野に入っているそうで、多くの場所でユーザー参加型でのインフラ保守が広がりそうな予感です。
・スシローが急拡大「デジタル回転レーン」の"凄さ"
各客席に付けられた大きなモニターにすしが回る様子が映されるシステム、デジタル スシロービジョンことデジローによって従業員の働きやすさや顧客単価のアップにも寄与するとともに、顧客のワクワク感が増しているというお話です。そして、DXで必要なこととして効率化だけではなく、こういう顧客が楽しめるようになっているかというのはまさにCXの視点ですね。自社にとっての効率化も大事ですが、顧客の体験がどうなるかという視点を持って開発されてそうなデジローを体験してみたいです。
・渋谷で画家・ミュシャ「没入体験型」展覧会 実際の作品ゼロ、映像中心に
壁全面や床に映像を投影する没入型の展覧会。映像中心の展覧会で、渋谷ヒカリエで開催しているようです。「イマーシブがあると等身大で見せることができ、細かい所まで見ることができる」というのがどれほどのものなのか、気になりますね。
・「るるぶ」の世界観をデジタルで実現するために。 JTBパブリッシング「るるぶ+」開発秘話
弊社もCXパートナーとしてデジタル変革支援をしているJTBパブリッシングさんの「るるぶ+」のアプリ体験のお話です。雑誌るるぶが持つ世界観をいかにアプリでも体験できるようにするかというこだわりを持って開発されたそう。世界観、パッケージという観点での評価はいまだになる雑誌ですが、アプリも同じような存在になっていくかもなと思いました。アプリサービスは別として、顧客にとっては便利な情報を取るだけであればウェブサイトでよくて、運営側にとっても運用費用がウェブとアプリと二重にかからないほうがいい。それでもアプリを提供するには、アプリ体験でのこだわりを持つことが大事になりそうと思いました。
・JR東日本、Suicaの位置情報で改札フリー 個人間送金も
タイトルに入っている改札フリーや個人間送金の話も面白いですが、後半のデータカンパニーへの転換を目指しているという話が興味深いです。今まで地域ごとに分散していたデータをクラウドに集約することで、閑散期の利用促進、ホテルや商業施設などの非鉄道との相互送客、移動データのマーケティング活用などのデータ活用を目指しているそう。規模としてはかなり大きなデータを保有しているので、それがどうCXに還元されるか、期待です。
・ネット専用スーパー「Green Beans」、東京23区全域へサービス提供 足立区、葛飾区、中野区、杉並区で開始
イオンの提供するネット専用スーパーの「Green Beans」が23区全域でサービス提供を始めたようです。実際に利用されている方の声はまだ聞いたことないので、今後利用者が増えたあとにどうなるかですね。
・箱根のオーバーツーリズム解消へ|ベンチャーと大企業等が連携して取り組むプロジェクトから新サービスリリース!
株式会社イージーエックスが有するデータ分析・AI技術と、箱根DMOが有する道路混雑予測データや観光客のアンケートデータ等を活用し、混雑を避けた快適な旅行プランを提案するウェブサービス「はこタビ」を共同開発。旅行者の属性(年齢層、出発地・目的地、日時等)と興味関心(グルメや温泉、芸術等)を入力することで、それぞれの旅行者に合った観光スポットを巡る快適なルートを複数提案するそうです。箱根や京都など日本でもオーバーツーリズムが定常的な問題となっていますし、技術やデータで変わっていくと良いですね。
https://port.creww.me/startup/133318
・ママもパパももっと休もう 川崎市中原区に保護者が休息できる保育施設 仮眠、読書…自分の時間楽しんで
記事は有料会員でないと全部を読めないので、プレスリリースのリンクも入れます。保育スペースには保育スタッフが常駐し、預けている間に寝たり、本を読んだり、自分で身体をマッサージできるとのこと。良いですよね。例えばフィットネスジムやヨガスタジオなどを併設するなど、一時保育と親の休息の組み合わせはニーズが有るのではないかと以前から思っています。
・イオンがIT子会社再編し内製部隊を200人に倍増へ、AI実装など加速
グループ共通のスマホアプリ「iAEON(アイイオン)」や共通IDによる会員基盤「iAEON ID」など、グループ全体でのID統合とCX向上に取り組むイオンが、IT子会社を再編し、内製体制を整えているそう。カインズやビックカメラなどの小売でも同じような体制が増えていますが、スピーディな開発体制のために自社組織(子会社)とパートナーと手を組んで進めるところが増えていますね。
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