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評価と成長の関係...プロを目指すなら

組織の目的は当然ながら「組織のミッションを追求する」ことにあります。
同時に、組織としての普遍的な社会貢献として「人財を育て人財を残す場の創出」という役割があるのだと思います。

つまり、社員全員が仕事を通して人として「成長していく場」であることが、仕事の持つ本来の価値でもあるのだと思います。

成長のベースはもちろん「成長したい」という本人の意思と意欲です。

本物の成長意欲を持つためにまず整理しておかなければならない「成長したい」と「評価されたい」の関係性について整理してみます。

◯ 成長と評価の関係性

サラリーマンは組織という枠の中の評価により自分の地位が決まります。
したがって年齢に関係なく「評価される」ことに多くの意識を向ける人が多いのも当然かもしれません。

しかし、これからの社会は組織の枠を超えて個人個人が社会的マーケットバリューを持つプロを目指す時代が来ていると思います。

だとすると「評価されたい」という意識自体が障害になる場合があります。

簡単に言えば、「成長したい」という意欲は「自分が変化し高まる」ということにつながりますが、「評価されたい」という気持ちは「今のまま自分を高く売りたい(見せたい)」という気持ちに繋がる場合が多いからです。

誰でも評価されたいという願望は持っています。
しかし、評価されることとは「結果」にしか過ぎません。
その「結果」を作り出すための「原因」が成長なのです。
原因にフォーカスしないまま結果だけを期待することは間違いです。

◯ プロの価値観

今の自分の評価に一喜一憂するのではなく、自分自身をもっと高める(成長する)ことに力を注ぐのがプロの世界です。
世の中は絶対に「公平」です
そして、社会の評価は遅れてくるのが「原理原則」です。
それが成功するための「プロの価値観」なのです。

◯ 戦うものは何か

たとえば、自分の実力が年収800万円なのに実際の年収が500万円だとしたら

評価に重きを置くサラリーマンは
自分の評価が自分の低いことを不満に感じたり...
評価されるために何をすれば良いのかを考えたり...
思い通りの評価をされるために職場を変えたり...と
自分の力では変えられないものと闘い続けます

そして、他人からの評価を気にするあまり自分を見失い自分が何を目指していたかさえも分からなくなってしまうことがあります。
そうなれば一生涯年収が上がることはありません。

プロの価値観は「社会の評価は後からついてくる」と一喜一憂せず...
まずは自分が何を目指しているのか?
ありたい姿はどうなのか?
を明確にして自らの成長との闘いにコミットします。

実力が1000万円になれば年収は自然に800万円になり...
実力が2000万円になれば年収は1500万円になる...
そのことを知っているからです。
評価は結果にしか過ぎません。
大切なのは「何を目指しているのか」にあるからです。

◯ 原因と結果の順番

「成長」と「評価」の関係性を正しく捉えなければなりません。

原因と結果の順番を間違えた「評価されたい」願望は
自分の成長を止め、自分を見失わせ
頑張れば頑張るほど...
「なりたい自分」と「成長」から遥に遠ざかってしまうのです。

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