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親友たちと自信

ちょっとした人数で夕飯を共にした。

僕を入れて3人。つい3日前に卒業した高校の同級生たちである。彼らとは3年間同じクラスだった。

2年生の時には、学校のトップに立ち、3人で学校を動かした、そんな僕にとっては大切な親友たち。4月からは、それぞれの進路に向かって歩む。

ひとりの子は、男の子。いつもとは、違った装いで今日は来てくれた。高校時代真面目だった彼は、生まれ変わった。内面は変わっていない。そんな彼は、車椅子の僕をずっと手伝ってくれた。嫌な顔一つせず。お互いに信頼している関係だ。

もうひとりの子は、女の子。彼女もずっと仲良くしてくれて、一緒に楽しく話してくれた。僕の今の趣味を紹介してくれた。まあ、沼に落ちたってことだ。荷物を持ってくれたり、「大丈夫?」って声をかけてくれたり。いつもふわふわした性格だけど、心の芯は堅そうだ。

彼らとは、一緒に学校で活動することが多かった。みんな自分の役割に責任と自信を持っていた。

僕もそうだった。影で2人を支えながらも、少しでも彼らのやっていることに貢献したいと思って自分の役割を全うした。その頃は、本当に自信に満ち溢れていた。

自信がみなぎっているとき、つまり、そのことに「夢中」になっている時、人間は最大限の能力を発揮する。僕はいつもそうだった。

彼らとの活動も高校3年生の夏で終わりだった。その頃からみんな、受験勉強に勤しんだ。

その後、お互いに進路が決まっていた。

僕は進路が決まると、なぜか自分の持っていた「自信」をなくしてしまった。自信を失ったことで何もかも、どうでもよくなった。大好きだったアイドルも、彼女たちを見ると混沌とした気持ちに襲われたこともある。とにかく、辛かった。なぜ、自信をなくし、全てがどうでも良くなったのかはわからない。自信をなくし、やる気をなくした僕は、ひからびた花のようだった。「水」と「栄養」が足りていなかったのだ。ついには、日本語も読めなくなり、友人の会話を聞いていたも人物関係を把握するのに時間がかかった。

そんな僕が自信を「少し」取り戻したのは、1月にある検定に受かってからだ。さすがに学校から推薦までされて、その試験に合格しないのはまずかった。ひたすら勉強をした。いろんな人や物、曲に助けられながら。

合格したことで、少し「自信」は取り戻せた。でも、前のように「みなぎった」自信はまだない。そんな時、3年間勉学を共にした仲間と久しぶりに談笑した。

そこで思ったのは、

みんな自分の進路に自信を持っているな!
勉強することを「心から」楽しんでいるな!

ということだった。

高校時代は思わなかったが、僕にとっての学習ってやはり、受験のためだったのかもしれない。少なくとも自分では、教養のためと思っていた。それがいつからだろう、点数を取る勉強に変わったのは。

そして、今日、友に「学ぶ」ということ、「自信」ということを考えさせられた。

学ぶことは、受験勉強のことじゃない、自分の好きなことを突き詰めるのが学ぶということなんだ。

学んだことは、自分の身にいきて、それが自信につながっていくんだ。

とにかくうまく言葉では言い表せないけどそういうことだった。

本当に素晴らしい仲間に囲まれた3年間だった。

最後にお世話になった2人へ。

3年間一緒のクラスで手伝ってくれたり、楽しくおしゃべりしてくれてありがとう。僕にとっては最高の友達。3人で学校を動かしたときは、本当に大変だった。2人とも「ちょっと疲れた」って言ってたけど、そりゃあそうだね。あそこでは、言わなかったけど、先週、活動をまとめてる時に僕の作った資料がいっぱい出てきた。その多さをみて、僕もちょっと疲れたな、ってはじめて思った。なんでだろう。でも、本当に経験して良かったことだし、一緒に経験できたのは本当にありがたいことだ。

2人と一緒に話していると、あの時の「自信」が蘇ってくる。今はまさにその瞬間だ。勉強と活動と部活、とてもなくハードな毎日を過ごした。あの期間は一生忘れることができない。僕もまた自分の自信を取り戻してきた。今日は、友達と一緒にいると自信が湧いてくると教えてくれた。

今世間は混乱しているけれど、僕たちのやってきたことに変わりはない。そして、今後もそれは変わらない。僕は誇りに思っている。


本当に最高な仲間にあった。

BE CONFIDENT!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


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