これからもIT業界で魔法使いを目指す

今年はoutputをどんどんしていきたい、と誓ったものの、現実的にそんなにすぐに中身のある内容を発信することは難しい。
とはいえ継続はしていきたいので、ポエムみたいなものであるが、今の自分がこの仕事につくまでの思いを書き留めておく。
なお、現段階でアルコールを摂取している。

1. 魔法使いになりたかったのでIT業界へ

小さい頃から戦士や弓兵より魔法使いに憧れていた。
人間の行動の延長線上にある力より、理解できない力を操って成果を出すことに魅力を感じる性質があったようだ。漫画やアニメ、ゲームの中の魔法使いを見るたびに、「こんな風に魔法が使えたらもっと便利なのに」と憧憬の念を抱いていた。

こんな風に憧れを持ちつつも、両親の教育の賜物で現実的な思考もしっかり持ち合わせていたので、この世界で漫画のような魔法使いになることは出来ないことも薄々理解していた。算数や理科を勉強するたびに魔法使いからは遠ざかり、数学や化学を勉強する頃にはすっかりその憧れも忘れていた。

そろそろ将来の職を意識しつつ大学を選ばなければならない高校時代。
友人とPCでオンライン対戦格闘ゲームを一緒にプレイすることになった。
そのころはインターネット通話といえばskypeだったため、skypeで夜な夜な喋りながら何kmも離れた位置に住んでいる友人と遊び続けた。まるで無限に遊んでいられるような楽しさがあった。

何かしらのきっかけがあった訳では無く、ある時ふと「なんでこんなことが出来るんだろう?」と不思議に思った。よく考えたらこれって魔法なんじゃないかと。間違いなく、50年前の一般的な人々から見たら、何kmも離れた人と通話しながら画面を共有し、ゲームをしている姿は魔法を使っているように見えるだろう。

この時に、現代でも魔法使いになることは出来ると気付いた。
振り返ると、自分がなりたかった魔法使いは、「一般の人が仕組みを理解しなくても利用することができ、新しい価値を提供できるプラットフォームの構築」を実現できる能力を持った者であった。
漫画風に言い換えると、自分自身が魔法を使える必要は無く、自分を含めた一般人がすぐに魔法を使えるようなスクロールを生産するようなイメージである。
自分の中の昔からの憧れであった魔法使いのイメージが固まってからは、ちょうどインターネットが広がっていく歴史の中を過ごしていたこともあり、ITでなら魔法使いになりやすいだろうと考え、進路先の大学として情報系がある大学に進むことを決めた。

ただし、大学に進学後はうっかり麻雀で魔法使いを目指してしまったので、少し停滞することになるが。
大学院からは目を覚まして比較的真面目にIT魔法使いを目指して勉強した。

2. ここまで魔法を使うことが出来たか

会社に入ってからは、金融システムのベンダーとして必死にシステム構築を繰り返しました。

想像していたような魔法使いとはかけ離れた現場でしたが、どんな魔法使いも最初から魔法が使えるわけではないんです。むしろその中で学ぶことが多く、システム構築の基礎を培うことが出来たのは大きな収穫でしたし、自信にも繋がりました。

何度かお客様から感謝の言葉をいただいたことが、ほんの少し魔法使いに近づけた気がしますが、、、まだまだ全然出来ていないですね。

3. これからのIT業界で魔法使いになるために

漫画の世界の魔法使いにも火属性だったり水属性であったり種類があるように、IT業界で魔法使いになるためにもある程度専門の属性を決めないと何にもなれない中途半端な人間になる可能性があります。

IT業界で仕事をしていく以上、基本的なIT技術は当然身につけた上で、新しい技術を理解し、実生活への落とし込みを考え続ける力をもっと磨いていく所存です。
専門の属性は、、、近いところだと仮想通貨エヴァンジェリストを目指していこうかと。

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