無料にするとどうなるか?
昨日、サロンに入った僕はやっぱり西野さんの事を語ってしまうのですが、
西野さんが、今年の冬に公開される映画『えんとつ町のプペル』の一部となる内容の絵本を2年前に無料公開している事はご存知でしょうか?
絵本って、本屋さんや図書館では立ち読みありきなんですよ。
だって短いから、すぐに読めちゃうでしょ?
もし、これが立ち読みできないとなると、ご両親は自分の幼少期に読んだ、桃太郎とかのド定番を買うしかないわけです。
だから、絵本は新規作品の参入が極めて難しいジャンルなんだとか。
先ほども書きましたが、プペルの絵本は物語の一部にしか過ぎません。
あえて立ち読みできるようにする事で内容の質を確かめてもらい、映画の宣伝につながるように設計されています。
例えば絵本の無料公開も縦方向に見るようにする事で、絵と文章を同時に読めないもどかしさから、まるで課金アプリのように肩を並べて読みたい願望を叶えるべく、絵本という物の価値を高めています。
また絵本にはギフトという側面もあり、デザインにこだわっています。
互いの得意分野を補う形で分業する事でアーティストの個性を最大限に引き出し、サロンの資金をつぎ込む事で長期間の制作を可能にする幾重にも張り巡らされたプロジェクト。
ついつい、奇抜なアイデアばかりが取りざたされがちですが、これは作品づくりによほどの自信と覚悟が無ければできない事です。
あなたは自信がある記事を無料公開できるでしょうか?
無料にした記事以上の内容や価値を有料記事で感じてもらえるでしょうか?
質の高い作品が簡単に見られる現代は、裏技ばかりで努力に裏打ちされた実力の伴わないものは、簡単に見抜かれてしまいます。
フォロワー数の数ばかり気にする前に、まずは自分にしか書けない記事を公開してみましょう。あなたならできるはず!
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