ZARD〜名曲は色褪せず今もこの胸にいます。

この記事は2分で読めますが、あなたの感情しだいで変わります。

10月17日の『直撃!シンソウ坂上SP』という番組でZARDの坂井泉水さんの特集をやっていた。

今の若い人達でも『負けないで』くらいは聞いたことがあるだろう。

親しみやすいメロディや分かりやすい歌詞、何だか自分でも歌えそうな押しつけがましくない歌声。

彼女は病院内のスローブから3メートル下に落下し、40歳という若さでこの世を去った。転落死は謎とされ、その若さから苦悩の末の自殺ではないかと噂された。

しかし、わずか3メートル。しかも芝生だったという状況は自殺に適さないと関係者は言う。ただ不幸にも彼女が落ちたその場所にはマンホールがあり、頭を強打したそうだ。

病気のため余儀なくされた絶頂期からの休養。名探偵コナンとのタイアップでサビ録りが必要とされた『グロリアス マインド』は、母親に付き添われながらレコーディングをし、それが最期のものになったという。

母親が歌声を褒めると、私もやる時はやるのよと返したそうだ。

ほとんどテレビ番組に出演した事がない彼女だけど、僕の記憶の片隅に音楽番組に出演した映像が残っている。物静かで目立たないキレイな女性、それが僕のイメージだ。どこか世間に臆病な、はかないイメージ。実際の彼女はとてもおしゃべりでスタジオに入るといつも周りに話しかけていたという。

彼女のバックコーラスを務め、後にミリオンヒットを連発する大黒摩季さんは公私共に仲が良かったそうだ。『ららら』聞いたことあるよね?

坂井さんはユーミンと中島みゆきさんの全歌詞を暗唱していたという。二人の両極端な世界観を知ることで自分の世界観を構築し、入念に言葉を選び、あの名曲の数々が生まれた。摩季さんは時に言葉選びの大切さを叱られたという思い出もあるそうだ。

坂井さんの死を聞いた時どう思われましたか?と聞かれた摩季さんは、「代わってあげられるなら代わってあげたい。私なんかより彼女の方が世の中に必要な存在」と語り、涙で目を真っ赤にした。

そんなことはない。あなたの生み出した歌の数々だって僕の中ではたくさんの力になっている。優しい人だ。

とんでもない人達に何かのチカラを与える人をスターと呼ぶ。

スターには輝きが求められる。凡人の僕には想像しかできないが、いつまでも輝いていないといけないようなプレッシャーがつきまとっているだろう。

でも、輝きは僕らが感じるものだ。その輝きは一人一人の胸にあり、思い出す度に輝きは取り戻される。

『君に逢いたくなったら・・・』

『きっと忘れない』

『サヨナラは今もこの胸に居ます』

もう『君がいない』けど、ZARDは『永遠』


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