やっぱりすごいなスカイリム。
このゲームが出たのは2012年。XBOX360/PS3/windowsで発売され、
北米時間2012年2月14日付のプレスリリースによれば、『The Elder Scrolls V: Skyrim』は3つのプラットフォーム合計で1000万本を超えるヒットになり,売り上げは約6億5000万ドル(約510億円)を記録。シングルプレイ専用RPGとしては空前の大ヒットになったとか。
まぁ、とんでもなく売れた作品なわけです。俗にオープンワールドや箱庭ゲームとも言われます。
僕が初めて触れたオープンワールドは、前作の『The Elder Scrolls IV: オブリビオン』でした。PS3だったんですけど、とにかく広大な世界を動き回れる衝撃にびっくりしました。
それまでにもグランドセフトオートやシェンムー、龍が如くと言った作品に触れてはいたのですが、その当時出ていたどのソフトよりも、スケールの大きさに驚きました。
何せ遠景にある山に近づくと、坂になり、丘になり、頂上からさっきいた場所が小さく見えるなんて経験をゲームの中でしたことがなかったので。
もちろん、いくら広大と言っても限界はあります。
マイクラみたいに自動生成が無限になされるのではなく、ある程度の範囲がある、作られた世界です。でも、とにかくその作り込みが半端ないんです!
公式の紹介映像はこちら↓
ただし、このゲームの凄さは自分でプレイしてみないと分かりません。
だって、やる人によって体験が変わるからです。
もちろん決められたストーリーはあるんです。あるんですけど、無視しても大丈夫。僕は誰も来ないような廃墟の空間でボーっとすみっこ暮らし、ってのも好きです。危ないでしょ?(笑)
道はあっても無いようなもの、急に土手に降りて川にじゃぶじゃぶ入ってもいいし、高所から日がな移りゆく景色を眺めたり、何かをしている人の作業や川のうねりを見ているだけでもいい。
あなたはこの世界に放り込まれた、ただの人です。
勇者だからと僕の仲間であるスライムをいじめ、レベルアップに励み、この世界を救ーわなくても全然構いません。
ただウロウロして、いつやめてもいい。
荘厳なBGMと素敵な環境音がそこにいるだけで癒しの空間になります。川のせせらぎに耳を傾けるだけでもリラックスできる不思議なゲームです。
このシリーズには、Fallout シリーズもあるのですが、核戦争後の荒廃した景色を見続けるとなんか心が荒んでくるですよね。世界観も殺伐としてるし、銃の撃ち合いになっちゃうし、不気味な生物が徘徊してるし。
初めて巨大なゴキブリに出会って、ビックリして撃ったら、スローモーションで体液が飛び散って、もんどりうつんだもんな、何の悪夢だよ(笑)
慣れてくるとあれはあれで面白いんですけど。
その点、このスカイリムは中世のヨーロッパの雰囲気で景色がとにかく美しいんです。特に今なかなか外に出にくいので、こういう自然を見ると何だか癒されます。
このゲームはあの、
ゼルダにも多大なる影響を与えた作品です。もう8年前のゲームなのに、未だにどんだけー!と叫びたくなる圧倒的な作りにビビります。
膨大なキャラクターのセリフには音声がつき、なんと全て日本語音声化されています。
さらに驚くのは、この世界の物には重力があります。
どんな物にも重さの概念があり、所持重量を圧迫します。看板に頭をぶつけると揺れますし、どんなに役に立たない物でも所有することができます。
普通はただの皿とかだと背景の一つですよね。でも、このゲームでは取ることができます。そんなの意味あるの?
あるんです。
日常では当たり前なことができるからこそ、この世界にリアルさを生むのです。
たとえば置かれている家具や食べ物などから、住人の生活が窺えます。日記や手紙もあって、空想が広がります。
さらにさらに、この世界には書物まであります。その数400冊以上!
その一つ一つが数ページくらいの長さですが、めくって読めます。もちろん、全部日本語化されています。どんだけなんだ!
僕はそのテキストが書籍になったものを持っているのですが、
このボリュームですよ!
まじかっ。これを考えて実行に移したひとは狂気じみてます。
狂気と言えば、この世界のあなたは善人とは限りません。
もちろんいつもの日常生活のように偽善者ぶることはできます(笑)
でも、誰にも見られないようにこっそりドアをこじ開け侵入したり、スリや人を殺めて悪人プレイすることもできます。
また、人や動物を殺めると相手の所持品が奪えます。装備やお金、毛皮など種類も豊富です。
アイテムは街のお店で売ることができるのですが、このシリーズには相手に所持金という概念があり、無限に買い取れるわけではありません。
互いの所持金の往来を考えながら、売買をする必要があります。このシステムもまたリアルで感心します。
パソコン版だとMODと言っていろいろチートプレイが楽しめるようですが、僕はバニラと言われるこの世界が好きです。でも、ゲームは自分の好きなように楽しめばいいし、ファンが無限の世界を作っているのはいかにこの作品が愛されているかの証明でもありますね。
ちなみに後発のSwitch版の長所は、まず携帯型として楽しめること。
テレビを見ながら、ラジオを聴きながら、ダラダラとまったりとあちゃらの世界に浸れます。
さらに、モーションセンサーを活かした操作もできるので、コントローラーをぶんぶん振り回して、剣を叩きつけることもできます。運動不足にはもってこいかもしれません。
あまりにも有名すぎて紹介するまでもなかったでしょうが、もし知らない方がいたら、たくさん実況動画もあるのでYouTubeで覗いてみてください。
こういう物量がモノを言う作業は日本ではもう無理でしょうねぇ。あの大作ソフトも完全丸ごとリメイクではないそうだし。
ゼルダが街の作り込みより、ダンジョンの数やアイデアで勝負したのは正解だったと思います。
今回改めてSwitch版をプレイしてみて、その圧倒的な作り込みと世界観にため息の連続です。
どうぶつの森がもはや日常生活の一部のように、ゲームの生活もますます日常化していて怖い。そこには確かにもう一人の自分がいます。↓後半にちょっと音声乱れあります。
な、なんと10年ぶりにアニバーサリーのDLCが出たのでSwitch版をやってみました!
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