運動と脳機能との出会い~TOEICに挑戦編③~

ランニングと英語

朝起きて勉強して、お昼ご飯前に1時間程度走り、また勉強するという生活が始まった。ランニング中もイヤホンをつけ、英語を聞いていた。運動が脳に良いなら、運動しながら勉強してもいいんじゃないかと勝手に思い込んでいた。

(運動中の脳機能に関しては、未だ見解が一致していない。自分が携わった研究では、運動しながら情報を覚えることはあまり効率的でないのが分かった。それ以来、運動は運動、勉強は勉強に集中している。ただ、運動中のほうが脳機能が高まる的な報告する研究もあるので、もしかしたら運動しながらの勉強も効果があるかもしれない。)

大学時代は学生会館という80人くらい(?)大学生が住む学生寮みたいなところに住んでいた。朝晩とご飯がついて、風呂とトイレは共同。部屋は、約6畳一間。部屋の中は、ベットと勉強机があるシンプルな間取りだ。大学生という時期に、一つ屋根の下で過ごした仲間は今でも交流があるくらい仲がいい。最高の仲間に出会える場所だった。

そんな学生会館には、自習室というものがあった。つまり、勉強できるスペースである。英語を勉強し始めて、その自習室を使うようになった。自分が自習室で勉強することが珍しかったからか、何の勉強してるのと良く聞かれた。その時は英語を勉強していると答えた。でも何で英語勉強しているのと聞かれると上手く答えられなかった。

人生で一番充実した夏休み

英語を勉強していたのは、日々、運動して勉強するという生活が楽しかったからだ。運動するようになってから、また物事を前向きに考えられるようになった。運動しながら、次の勉強はこうしようとか考えて、また勉強するというサイクルが楽しかった。

運動すれば脳が活性化するという宣伝文句を見るが、当時の自分はそれを信じ切っていた。運動して活性化した脳で勉強すれば、効果は計り知れないとワクワクしながら考えていた。

大学受験時代よりも勉強をして、21歳までの自分で一番勉強した自負はあった。英語の勉強はゼロからで、何を勉強していいか分からず、自分でできると思ったことを手探りで片っ端からやっていた。

そんな運動と勉強に集中する夏休みも終わろうとしていた。夏休みは小学校・中学校・高校・大学と経験してきたが、この時が一番充実した夏休みだった。