見出し画像

最も効率的な転職活動は「コネ」である理由と、コネ入社はそんなに難しくないという話

さて昨日、中途採用はウチのような有名ではない中小企業でさえ何十倍もの倍率であり、受かるのは相当難しいという記事を書いた。

というわけで、普通に人材紹介会社に登録して転職活動を行うのは難しい。

ではどうすればいいか?
オレからの答えは「コネ」である。

人脈を使ってコネ入社するのが、最も効率的な転職活動である。

理由を、中小企業の人事担当目線で説明しよう。

知り合いの紹介であれば、ある程度のマトモさが担保できる

採用活動を行っていてつくづく思うのだが、人を見抜くのは難しい。
非常に難しい。

あれこれ、面接のやり方を変えてみても、適性検査を受けさせても、結局、一緒に働いてみないとどんな人かはわからない。

なのでせっかく採用しても、面接で言ってたことがぜんぜんできなかったり、人間性に問題があったり、あるいはすぐに辞めてしまうようなことも往々にしてある。
しかもそういう人ほど口が上手く、面接ではこちらもだまされてしまったりするものだから、余計に難しい。

だが、信頼のおける人からの紹介…つまりコネであれば、そういった可能性は低い。
ある程度の能力や人間的にマトモでなければ、普通は紹介なんてできないからだ。

もちろん絶対ではないものの、よくある求人サイトや転職エージェント経由で採用活動するより、マトモな人が取れる可能性は高い。

これは人事担当として採用に携わってきた上での事実だ。

コネのほうが、企業側の金銭的な負担が少ない

もう一つ、企業側のメリットがある。

中途採用するには結構なお金がかかる。
転職エージェントへの手数料、求人サイトへの掲載料などがかかるからだ。

例えば、年収500万円の人を転職エージェント経由で雇ったとすると、支払う手数料は年収の35%、つまり税抜き175万円となり結構な金額である。

だが人の紹介であれば、ほとんどお金はかからない。

ほとんどというか、一銭もかからない。
交通費を出してあげたとして、せいぜい1,000円だ。

この差はかなり大きい。

以上2点、マトモな人が取りやすいこと、採用活動においての金銭的な負担がかからないことが、企業側がコネ入社させるメリットだ。

コネを使ったほうが、ブラック企業を避けやすい

続いて、求職者側から見たコネ入社のメリットも見ていこう。

正直なところ、求人している会社はブラックなところが多い。

ウチのような中小企業でさえ、募集すれば結構な数の応募があるのだから、普通の会社が中途採用するのはさして難しくない。

となると、ネット上での評判が悪すぎて応募が少ない、もしくは人が入ってもすぐに辞めてしまうブラック企業ばかりが熱心に中途採用を行なうことになる。

つまり普通に転職活動すると、ブラック企業に当たってしまう可能性が高いのだ。
もちろん、すべてがブラック企業ではないものの、確率としては高い。

コネであれば、あえてブラック企業にだれかを入れようとするようなタチの悪い人は少ないので、そういった会社にうっかり入ってしまう可能性が低くなる。

コネ入社するのはそう難しくはない

最後に、コネで入社する方法を考えてみよう。

やることは簡単で、手あたり次第、家族、親戚、同僚、友達などに「どこかいい会社はないか?」と聞きまくるのみである。
事実オレも、知り合いから今の会社を紹介され、あっけなく入社することができた。

もちろん、どんな会社でもコネがあれば入れるというようなものではないし、大企業や有名企業などではコネ入社などそもそもないかもしれないが、中小企業であればコネ入社ぐらいはまぁ普通のことだし、先述したように企業側にもメリットがあるので、やってみると簡単に入れてしまえるかもしれない。

会社の知名度などにそれほどこだわりがないのであれば、コネ入社はオススメだ。
転職を考えている方は、ぜひ一度検討してみてほしい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?