ぜんそくと向き合って
40歳になってからぜんそくが治りました。
小学校低学年から苦しんできて、正直まさか良くなるとは思ってもいませんでした。
治ったといっても、お医者さん的にいうと「寛解(かんかい)」というそうです。
なぜかというと、また症状が出始める可能性があるため、完治したとは言えないのだそう。
この病気と一生付き合うしかなくて、季節がわりには毎年苦しまないといけないのかと諦めていたのですごく嬉しかったです。
いいお医者さんに出会えてよかったです。
というか、自分がちゃんと病気と向き合っておけば
もっと早くによくなっていたのかもしれません。
なぜかというと。。。
僕は吸入ステロイドを処方されていて、「毎日朝と夜、症状がなくても吸入を続け、途切れないように」と言われていました。
喘息は気管支の炎症が起きて、これが慢性化するとだんだん気管支のカベが厚く硬くなって、症状が重くなるのです。
だから、「炎症が起こらないように予防する」ことが大事なんです。
でも、苦しいときにはちゃんと吸入するけど、
良くなってくると勝手に自己判断でやめちゃう。
そしてまた、苦しくなってから病院に行く。それの繰り返し!
病院での検査も、吸入ステロイドも結構お金がかかるし、
治るかどうかも分からないという不信感からそういういい加減な向き合い方だったんだろうなと思います。
ここのお医者さんはその「怠惰な考え」も治療してくれました。
まず看護師さんから「お薬は続けてますか?途切れてませんか?」と質問されます。途切れていることを伝えると、やんわり優しく「それはよくない」ことをさとしてくれます。
そして先生も、毎回分かりやすい絵などを使って「予防すること」の大切さを説明してくれます。
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小学校2年生のころから小児ぜんそくで、体育は休みがち。
かけっこは早いほうで運動はすきだったのに、走ると発作がでる。
季節の変わり目には発作がひどく、特に寝ているとき夜中に苦しくなる。
本当につらいおもいをしてきました。それより親がもっと悲しいおもいをしてきたと思います。
体育は見学というのが続くと、友達と少しづつ距離ができてしまう。
スポーツが不得意になり、チームプレーでミスをして仲間はずれになる。
そして内向的な性格になっていきました。
友達からコソコソ言われ、それを気にして静かになる。それは中学校でも続きました。
ぜんそくの発作のいろいろあって、調子のよいときでも「運動性発作」が出ます。
自分の場合は短距離走とか、突然激しい運動をすると発作が出て、30分ぐらいは
呼吸困難になって動けなくなりました。
でも、ゆっくりの運動は大丈夫で、おとなになってからフルマラソンは何度も完走しました。
今は発作がでなくなり、同時にアレルギー性鼻炎もなくなりました。
中学時代は常に鼻水が出てスプレーがかかせませんでした。
なんにしても集中力が続かない、ほんとうに生活にも勉強にもマイナスです。
こんなつらい思いから回復して、普通の生活ができる方々が増えてほしいと切に思います。
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