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上司が苦しむ、部下の手抜きの真実

こんにちは!Takaです🦅

皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
最近は、自宅にいる時間が増えているおかげで料理にハマり、自宅でどんどん料理スキルを高めています!笑

海外の研究では、料理をマインドフルネスのトレーニングとして取り扱っている人たちもいるみたいですね!野菜を切る時、具材を煮込む時、料理に集中しているのでmindfulな状態ですね!

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さて、雑談はここまでにして。


今日は、上司が苦しむ組織の中で起きる心理的な問題について紹介したいと思います!ここでは、組織の中で「これってどうにかならないの?」とか「何で何回も言ってるのに、変わらないんだ!」というようなことについて触れていきます。


組織の中で、手抜きをしている部下は、いませんか?

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上司の人からすると、「何でお前ちゃんとやらないんだよ!」って思いますよね!
ただ、この現象はどの組織にも存在する心理的なものが働いていたんです。

【社会的手抜き】 (Rutte, 2003)

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社会的に手抜きとは、「自分の努力が他人と引き合わされる場合には、人は個人で行う場合より一生懸命働かないこと」です。

この社会手抜きと呼ばれるものを発見する影には、農学技術者のリンゲルマンが個人の作業がチーム作業よりも効果的であるかどうか調べた調査があります。ここでは、動力計を活用しロープを引っ張る力で調査を行いました。1人の生徒が動力計のついたロープを引っ張ると、平均85kgでした。しかしながら、7人のチームが引っ張ると450kgだったんです。

本来であれば、85kg × 7人 = 595kg  のはずです。
しかしながら、7人の力は合わせても450kgしか力を発揮できなかったのです。
つまり各メンバー1人で引っ張ったときの75%程度の能力しませんでした。

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また目隠しをした状態で実験をしてみると、綱を引くはずの後ろの人がみんなで一緒に綱を引くような声をあげながらも綱を引いていないこともありました。

このようないくつもの実験により、社会的手抜きと呼ばれる心理的現象が組織には働くことが証明されたのです!


1+1+1+1+1=5ではなく、
1+1+1+1+1=3になる可能性もあるということなのです。


さて、皆さんの組織には同じようなことは起きていませんか?
また心理的に働いてしまう現象について、ただ叱るだけになっていませんか?

具体的に適切な対応をしていくためについては、次回の記事で取り上げたいと思います!



それでは、また。