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私なりの答え Forme(フォーミー)

2018年4月9日、Google PlayにAndroid アプリ「 Forme 」をリリースしました。当初は現場でも気軽に利用できるITツールを形にするという目標達成のためと転職活動でのポートフォリオとして作成した意味合いが強く、長く関わる気はそこまでありませんでした。

開発に手間がかかったのと当時、5G到来によるIoT(インターネットオブシングス)の普及が予想されたためでした。すべてがオンラインになる時代がそこまで来ている世界でオフライン重視のITツールに意義を見出すことを開発者自身ができませんでした。

元が凝り性という性格の為か、フリーランスという形でインストール数も伸び悩む中で開発を続けていました。開発を続ける中でこの成果物がいかにお金にならないかを理解かつ実感しました。まず必要とされるプログラミングスキルがニッチすぎる。言い方を変えればキャリアアップにならない。オフラインであるためにマネタイズが致命的に難しい。

更に対象ユーザー数が少数、又は不明という問題がありました。現場で気軽に利用できるITツールを作るということはビジネスユーザー向けになりますが、大手や意識の高いところではすでにITツールを導入しているところが多いでしょう。まだ導入していないところはITツールにそこまで魅力を感じていない。メリットがほとんどないところが多いと予想されます。

私が会社員の頃、スマートフォンの普及を見ながら「この調子だと現場でも使えるアプリがすぐに登場しそうですね。」と話していたのを懐かしく思います。オンラインになれない現場はアプリですら存在しない理由を知らなかった時代を。

5Gの到来と共にコロナが世界を席巻しました。その影響で日本のみならず世界中で在宅ワークへ移行を重視する風潮になっています。しかしこれは現場との繋がりをどうするかという問題が発生することになります。今までは紙での報告を元に仕事をしていたところも少なくないはずです。5G時代になりましたが、すべてがオンラインになっている。またはなれそうな雰囲気はコロナによる不景気で少し先送りになってしまった気がします。

そんなときこそ、オフラインベースのITツールが必要なのではないでしょうか。私が開発したFormeだけでなく、新しく開発してもいいかもしれません。年式は別にしろ多くのパソコンやスマートフォンが周りにありふれるようになった現代だからこそ、実現できる問題解決方法だと思うのです。

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