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D2Cの必勝パターンは、世界観とテクノロジーの掛け算ブランド戦略

Withコロナ時代の新しい生活様式に
欠かすことができないEコマースの一つに
D to Cがあります。

D to Cとは、Direct-to-Consumerの略です。
自ら企画、製造した商品をどこの店舗や流通も介すことなく
自社Eコマースで直接顧客へ販売するビジネスモデルのことです。

一般的には、D2Cと表記することもあります。

D to Cは、製造から販売まで一貫して自社で
行うという点においてはビジネスモデルにおいてはSPAと似ています。

SPAとは、Speciality store retailer of Private label Apparel
の略語になります。

SPAとDtoCの最も大きな違いは、
店舗での販売を行わない点です。

店舗は実験店やパイロット店の位置付け
になります。

自社運営のECサイトで顧客にダイレクトに
販売するビジネスモデルからスタートしているという点です。

仲介業者を挟むことなく企画から製造・販売までを
すべて自らで行うことで、無駄なコストを排除しています。

その結果、より価値の高い商品の提供を可能にしています。

私が注目している日本式DtoCモデルは、
店舗からのデジタル展開へ
になります。

ブランドは、リアルビジネスの方が早く構築でき
ますので、拡大する方法にデジタルを使う逆展開のイメージになります。
最近では、顧客との接点の拡大を目的に
D to Cブランドがリアル店舗を
展開するケースも増えてきています。

D to Cブランドの店舗の役割は、
体験の提供であり、店舗に行った場合でも
購買プロセスはオンライン上で行うのも特徴です。

実店舗は商品を購入する場ではなく、
サイズを採寸したり、商品に実際に触れたり
試着したりすることを目的としているとのことです。

株式会社Fabric Tokyo(https://fabric-tokyo.com/)
が運営する、オーダースーツ・シャツの
D to Cブランド「Fabric Tokyo(ファブリックトウキョウ)」
では、東京・横浜などの首都圏に
8店舗(2018年11月現在)を出店しています。

DtoCはオンライン専業であり、
かつ直販の事業形態を取っています。

分野は、ファッション、衛生用品、食品、
雑貨、スポーツ用品等多岐に渡っています。

アメリカが中心で、多くのユニコーン企業
(年商1000億の未上場企業)も出ています。
オールバーズ(Allbirds:https://allbirds.jp/)が代表
になります。

既存大手企業やプラットフォーマにも影響を与えるなど、
米小売業界に様々な変革をもたらしています。

ちなみに、アメリカの必勝戦略は、
ひとつの商品を特化販売します。

軌道に乗ると周辺ラインナップにも徐々に拡大し、
ある特定の分野を網羅するというのが基本戦略です。
D2Cの必勝パターンは、
世界観とテクノロジーの掛け算のブランド戦略になります。

【参考】
マットレスの「Casper」
メガネの「Warby Parker」
メンズウェアの「BONOBOS」
メイキャップの「Glossier」
エアバイクの「PELOTON」
電動歯ブラシの「Quip」
カミソリの「Harry’s」
などがあります。

【類似語】
B to B:Business to Business
B to C:Business to Consumer
B to E:Business to Employee
B to G:Business to Government
C to C:Consumer to Consumer
C to B to C:Consumer to Business to Consumer

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