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絵本『えんとつ町のプペル』で英語をやりなおし #38

キングコング西野さんの絵本『えんとつ町のプぺル』を1ページずつ、英訳の英文法解説をします。(#37はコチラ

【STEP 1】まずは日本語で読んでみよう!


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「……ごめん、プぺル。ぼくも気づくのがおそかったよ。そうか、……そっか。

ハロウィンは死んだひとの魂がかえってくる日だったね」

「なんのことだい? ルビッチ」

「ハロウィン・プぺル、キミのしょうたいがわかったよ」


【STEP 2】次は英語をチェック!

“. . . Poupelle. It took me a while to figure it out, too. Of course . . . of course!

Halloween is the day when the spirits of the dead come back.”

“What’re you talking about? Lubicchi.”

“Halloween Poupelle, I know who you are now.”


【STEP 3】英文法解説をします!

“. . . Poupelle. It took me a while to figure it out, too. Of course . . . of course!
「……ごめん、プぺル。ぼくも気づくのがおそかったよ。そうか、……そっか。

◆ポイント1:句動詞
ここでの figure out(理解する、把握する)のような、動詞を含む熟語を句動詞といいます。「他動詞+副詞」の句動詞の目的語(「~を」にあたるもの)が代名詞の場合は、必ず間に挟まれます。(×)figure out it
figure it out(それを理解する)

◆ポイント2:It takes [人] [時間] to V
「It takes [人] [時間] to V」は「[人]が~するのに[時間]がかかる」と解釈します。
It took me a while to figure it out(理解するのにしばらく時間がかかった⇒ぼくも気づくのがおそかったよ)

◆Words & Phrases
take a while(しばらく時間がかかる)、figure out(理解する、把握する)、of course(あっそうか、そうですね)
*新出単語・熟語のみ掲載しています。


Halloween is the day when the spirits of the dead come back.”
ハロウィンは死んだひとの魂がかえってくる日だったね」

◆ポイント1:go back と come back
go back も come back も「戻る、帰る」という意味ですが、go は「聞き手や話題になっている場所から離れていくこと」を表し、come は「聞き手や話題になっている場所に近づいていくこと」を表します。そのため、今回は come back が使われています。

◆ポイント2:関係副詞 when
ここでの when は「関係副詞」と呼ばれ、when the spirits of the dead come back のカタマリで、前にある the day を修飾(=詳しく説明)しています。疑問文ではないので、「いつ~?」と尋ねる when ではないことに注意。
the day when the spirits of the dead come back(ハロウィンは死んだひとの魂がかえってくる日)

◆Words & Phrases
spirit([死者の]魂、霊魂)、the dead(死人、死者)、come back(戻る、帰る)


“What’re you talking about? Lubicchi.”
「なんのことだい? ルビッチ」
“Halloween Poupelle, I know who you are now.”
「ハロウィン・プぺル、キミのしょうたいがわかったよ」

◆ポイント1:間接疑問文
もともと Who are you?(あなたは誰?)という疑問文を、I know ~ の中に放り込んだカタチです。このとき、もとの疑問文が間接疑問になると、その部分は疑問文ではなくなるため、疑問文の語順から解放され、「主語+動詞」の語順になります。

      Who are you?(あなたは誰?)
         ↓
I know who you are.(あなたが誰か分かった⇒キミのしょうたいがわかったよ)


◇ディクテーションやシャドウイングの練習に使える音声はコチラ


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