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【VG】リルファ覚書

どうも、EveGokurakuです。
普段は『Z/X -Zillions of enemy X-(ゼクス)』なるTCGを中心に嗜んでおり、それについての記事を書いている者です。
今回は天輪飛翔環境以来8ヵ月ぶり位にヴァンガードに復帰したという事で、復帰時に握ったデッキ『リルファ』についての覚書です。
復帰して直ぐに無茶苦茶にモチベーションが高いですが、リリステカップ2会場両落ちでやる気が明後日の方向に逸れて行ってしまったため、それを記事に叩き込んで自分よりもっと練度の高いプレイヤーに知識を吹聴しようという形で執筆しています。

D期の復帰勢の雑話につき、カードの評価については主観が多分に入りますが、緩々と読んで頂けると幸いです。


存在しない記憶

…こんな話題から始めるのは些か気が引けますが、自分の記憶が正しければ以前のリルファは片やメインVは欠陥テキストの山・片や主力Rは同期のサポートカードの質で水を開けられる体たらく。リリカルモナステリオがどうこうとか関係ないレベルの最弱候補デッキだった覚えがあります。

・CBもSBもドカ食い
・V能力は後列フル展開要求なのに単体では4パンしか出来ない
・少しでも展開が汚くなるとトリガーの振り先がいなくなる
・そもそもリリカルモナステリオはG1が強い国家の筈では…?
・縦しか戻せずに1体しかコール出来ないってそれカイリの劣化じゃないですか?
・当然のようにガード値の無いG3
・G2ターンにコールする手段がライドラインにあるのにG3条件要求
・毎ターンVがSB1要求するのにこれでSB2していい訳無くないか?
・同期の同レアリティにG2で25000まで到達する上にノーコストで1圧縮する奴がいるんですが…
・これの僅か2ヶ月後にバトルフェイズ中の登場でもSB2で1ドローできるカードが登場します

単にカードが低品質なら別にそれで良かったんですが、そのしょぼくれっぷりを後押しするかのようにカード開発部からの扱いも下から数えた方が速い始末。
3期生の中で唯一PRを獲得しておらず、有効カードプールが幾つか少ない状態から構築を開始する必要があるトンデモデッキです。

Φ
同期は去年から存在しているのに…
挙句後輩に先を越される始末

強力な固有カードであるエルスを獲得するまでの13ヶ月は地の底の果て、そこから今日までの+9ヶ月は様子のおかしいデッキでカードプールの中に存在していた訳ですが、今回のドレスアップでようやくちゃんとしたデッキになったと思います。

よかったね

どんなデッキ?

通称「可愛いバスティオン」。
G2以上のリアガードにブーストを付与し、高いパワーラインで強打するデッキです。
また、メインVを筆頭にカードプールの中に複数のセルフバウンス効果を持つカードが存在しており、別にマーメイドでは無いですが往年のバミューダ△を思わせるリソースの保護が可能です。
デッキ内のあらゆるカードをアタッカー・ブースター・ガード値の役回りに回せるため、引きムラが少ないゲーム進行が期待できます。

また、先に述べた通りリリカルモナステリオはG1が強い国家とは言いつつ、こちらはG2以上(もっと言えばG3)をデッキ内に大量に採用するため、普段とは全然違う新鮮なカードプールでの構築が楽しめるようになっています。

そういえばこんなサイクルあったよねって思い出す

採用候補カード

キョウカの雑誌・ルーテシアの呪術演出・ハーゼリットのライン割れパワーのような細かい指定が無い分、明確にリルファを意識するカードがそんなにカードプールに存在していないような外観をしています。
以下に記述していないカードでも構築によっては採用の余地ありかも?
一応名称サポートは全部書いています。

ユニット(G3)

夜空に高き一等星 リルファ
採用優先度 ★★★★★

空が近い(物理)

新規メインV。ドレスアップ共通テキスト+同名指定シールド値強化・ブースト付与・シールド値強化・CB1のセルフバウンス→V能力持ち。

シールド値付与以外の旧とのテキストの違いは、
「ブースト付与にSB1を必要とせず永続効果」
「V効果の誘発がバトル終了時→アタック時」
「セルフバウンスの条件が後列G2以上3体→リアガード全部G2以上」
「セルフバウンス範囲が縦列2体→制限なし3体」
「スペリオルコールが1体→縦列2体」
の5点。

2つ目の条件について、前列にG1以下がいてもV効果を使える点のみ旧が優れているがこのデッキに前列に出して価値のあるG1を採用する事は天地がひっくり返っても不可能なため実質全効果完全強化。

自身のアタック時+後述のファナットorアーデルハイトで盤面に散らかしたユニットはV裏ブースターと列コールしたうちの1体以外は基本的に拾い切れるため、ペルソナや後述の旧リルファを持っていても手札に抱えずブースターとして押し付けていくのが○。

シールド値増加は旧の他に、ペルソナもいざと言う時には20000盾として投げ付けても良い事は覚えておきたい。

フラリック・ホッパー ファナット
採用優先度 ★★★★★

ペルソナ込み単騎30000↑にお得な効果がついているのは正に今風のカード

新規メインアタッカー。VがG3リルファなら単騎23000・10000盾。ガード値獲得が遅いほぼオブスクデイト

G2以上にブーストされてアタックされたバトル終了時にEB3でG2以上のセルフバウンスが可能。初見だと少しだけ見過ごしやすいが自身を戻せるため、除去避けしつつ10000盾として運用するのが基本。
永続効果のため、縦列に2体並べるとペルソナなしで列46000が襲い掛かる。包丁

実はセルフバウンスには名称指定が無いためOnly My Stageとかで後ろにブーストを付ければリルファ以外でも使える。覚えておくといい事あるかも

高く尊き至大の夢 リルファ
採用優先度 ★★★★☆

⚠20000盾化はVの効果のためブラグドマイヤーに警戒⚠

旧V。
Vテキストはほぼ存在しない物と考え、ドレスアップ側の能力で

【永】【(G)】:あなたのヴァンガードが「リルファ」を含みドレスアップを持つグレード3以上なら、このユニットのシールド+20000。

って書いてあるような振る舞いをする。でかくてちょっと遅いフシマチマドカ
前述の通り13000ブーストしつつ手札に戻って20000盾になるため、気軽に後列に投げ込むのが吉。

月に寄り添う幻想曲 アーデルハイト
採用優先度 ★★★★☆

ゴーストって書いてあるけど実はそんなにフェルティローザと相性が良くない

超トリコストサイクルのリリステ版。固有効果はSB1でセルフバウンス+1パン増加。

条件付きながら単騎23000・10000盾、ブーストされてのアタック後にリアガード1体バウンスとテキストの形質はファナットにかなり似ており4.5枚目以降として扱えるが、基礎打点は13000でアタック終了後もこのカードは前列に残るため過信は禁物。

後半の効果は上書きコール可のため、幻の6パン目が可能。ペルソナ込のフル展開で使用する事。

デコレィト・シャイニー エルス
採用優先度 ★★★★☆

今時フォルティアV以外でメルティ使う事もほぼ無いような

2023年弾の名称指定新規。何故かG3なのにパワーが10000しか無いが、手札から登場時にノーコストでメルティみたいにコール→ドローorパンプが可能。

メインフェイズならばCBの要らないメルティ、バトルフェイズならば最低でも20000のパワー上乗せが可能。

上記のファナット・アーデルハイト・旧リルファ等、今や10000↑のガード値を持つG3がデッキに2桁枚数搭載できるくらいには種類があるが、こちらは由緒正しいガード値0のG3のため注意。裏を返せば抱えた分を手軽に盤面に投げ付けられるという事でもある。

優雅な昼下がり ラクリーヌ
採用優先度 ★★★☆☆?

もっと怪しい用途がありそうな見た目はしている

無条件で23000になる代わりにヴァンガードにアタック出来ないという様子のおかしいデメリットが書いてある一見すると謎のカード。

要はブースト専用カードであり、前列のアタッカーはファナット・アーデルハイト・G2に任せ、後列に置いて23000ブースターが主な役目。

リルファの最大パワーラインの基準となる列43000の再現性が上がり相手への圧力はピカイチな一方、足回りには何一つ貢献してくれないスーパー難儀なカード。
後述のアウニアス・藁人形等で必要になった時に探して来られるように心がけたい。

みんなで寄り道 エルヴィ
採用優先度 ★★☆☆☆

ポン置きできるガード強要の圧は当時かなり魅力的だった

G4期の遺物。他ユニットへの耐性付与とヒット時CC1。

旧V時代は後列にG2以上を散らかした状態で相手にターンを渡すため、前列に置いておけば不意の除去も1発までならケア出来る他、CCも割と沁みる事から採用率が高かったカード。

現在は打点やバトル終了時効果のために他に前に出したいユニットが多い他、Vの効果でリアガードを一通り手札に片付けられるため点止めされたり耐性が欲しいと思ったりする場面も減り優先度は低め。
CBを要求するカードを多く使い、G3ターンからがっつり面を広げて突貫を仕掛ける構築ならば今でも候補ではありそう。

Go Go Street! クーレイ
採用優先度 ★★☆☆☆

ミチュからは完全に見限られた

フェスブ2023の2デッキに跨る名称サポートサイクルの1枚。SB2でCC1+5000パンプ。

Vの効果で登場する必要がありその過程でCB1を消費しているため、実質的にCB1軽減といった格好。
そうそう無いとは思われるが、Vの能力前に間に合わないため完璧に点止めされると腐る。G2で紹介するフルーレティには間に合う。

エルヴィもそうだが、このデッキは無茶苦茶にカウンター不足に喘ぐ訳ではないため他の採用カードがどれくらいカウンターを食うかにもよるが無理してCC枠を取る必要は薄いため構築の中で必要かどうかは吟味する事。
後述のヴァレフルとは相互補完になり相性が良い。

熱狂的信奉 シュトレーデ
採用優先度 ★☆☆☆☆?

どこかにリルファって書いてなかったっけ?って思ってカードをよく見返したらフレーバーテキストだしリル「ファ」まで言ってないしで大爆笑してた

初期サポート。当時のリルファの評価を貶める原因を作った張本人。
VがG3以上のリルファならば5000パンプにソウル2で1ドロー。

Vのテキストが強化されてなお何故こんなに評価が低いのかって話になるが、それは以下の通り。
・パンプが5000しか無いためダメトリケアやライン形成には不十分…後2000上がるだけでも割と変わったかもしれない
・VがG3になるまでバニラ…後述するが、G3ユニットをG2ターンで登場させる手段が何個かありそれらと噛み合わない
・ソウルをドカ食いする…今でも時々足りなくなるのに当時はブースト獲得にもSB1を要求していたらしい。マジ??
・ドロータイミングがメインフェイズのみ…ソウルを貯める手段は案外一杯あるのでバトル中のセルフバウンスでメンコして札を増やすクロノジェットライクの動きが出来そうなのにメインのみ。メルティみたいに面が増える訳でもないのに一体何故…??
・同期のノートリアが単騎25000でノーコストでアド取りするG2なのにコイツと来たら…

文句を言い出したらキリがないが、愛があるなら入れてもいいと思う。曲りなりにもRRRで出たカードなので完全に腐る事は無い…多分

スプラッシュ・ディライト ペルシス
採用優先度 ★☆☆☆☆

虹の使い手みたいに見える

初期サポートのコモン。数少ない名称サポートにして貴重な山を削る能力の持ち主。
VがリルファならSC1して+2000。

旧と比較してブースト獲得にSBを必要としなくなったため、不確定なSCの価値が低くなっているが、どうしてもソウルが足りね~と思うならば採用の余地あり。正直これでなくとも多分他にもっといいカードがいると思われるが…

スターリィ・ウィッチクラフト ロザーヌ
採用優先度 ★☆☆☆☆

ウィッチクラフト!?首長が幼児退行したあの!?

2023年弾の汎用RR。G3以上のVにアタックするとキャントリップ。

ソウルに埋めるカードが選べて山と手札の質を上げられる地味沁みカードだが、別に進んでソウルに埋めたいカードがある訳でもないし最速後3というアクティブになるまでの遅さとパンプなし故の圧力の無さがしょっぱい。

G2以上の汎用は全カードが採用候補になるリルファと言えどもこのレベルのカードを採用している余裕は恐らく無いと思われる…埋めたグレード1につき+5000とか書いてあったら文句なしの優先度★★★★★だったかも。

ユニット(G2)

G3と比較し、G2はメインVの能力でコール出来ないため枚数バランスに注意。
採用候補になり得るカードは多いですが、実際にG2に割ける枠は多くないため代表的な物だけを記載します。

フェイバリット・ワン フルーレティ
採用優先度 ★★★★★

俺が買った時の12倍くらいの値段になってる…

2022年弾生まれ。リルファを強く意識しつつもカイリ・マリレーン・ヴェールと様々なVで使い出がある準汎用チックな能力に仕立て上げられた傑作カード。RRなのに何故かパックのトップレアと化した。

Vの能力でセルフバウンスを行った際にCB1・これをソウルに埋めて1ドロー+G3を1体コール。
このデッキの数少ない5パン目を生み出す能力の中で最も簡単に使える。

同時に投げる対象としてはアーデルハイトやクーレイがソウルに置かれたこれを吐いて効果を使える・エルスが更に1体コールで肥大した打点の列を作れるため相性○。

漣に浸って アウニアス
採用優先度 ★★★★☆?

スペシャルソウルブラストなんて聞いた事ありませんよ!

新規サポート。最近いっぱいあるらしいバトルフェイズ以外登場時に盤面を広げる系カード。
リルファ名称をSB2して上5枚から別名のG2以上を展開。

お察しの通り、今のリルファのソウルが枯渇する主因。今までのSB2連中とは異なり何故か名称も要求するためこのカードを採用する場合はライドラインも純正で半固定。

人によっては看過できない程の縛りが付いているカードではあるが、このカード自身はG2ターンに普通に登場させ横展開して速攻を仕掛けたり展開先共々Vの効果で手札に戻して再利用・疑似サーチに使えたりと応用力が高くマリガン基準になり得る位にはカードパワーが高い。構築を考える場合はまずこのカードをどのレベルの頻度で使用したいかどうかを念頭に置いた上で行うと良いかも。

遅刻寸前っ! プルフラ
採用優先度 ★★★☆☆?

いっけな~い!遅刻遅刻~!(VがG3まで欠席でも問題ない)

初期サポート。VがG3以上の時にソウル供給+5000パンプ。

ソウルに置けるカードがリルファ名称・G2以下のためFVリルファ指定のようなカード。
アウニアスとは相互でシナジーするようになっており、G2ターンにアウニアスを使用した後、G3ターンでプルフラ→アウニアスと繋いで公開領域を増やしていける。
アウニアスを多く使う想定で構築をする場合、これを併用する事を前提にコスト管理をしたい所。そうでなくともソウルを使うカードが一定数存在するならば手軽に投げられてブーストでも15000として扱えるこのカードは結構便利。

これ自身がG2のため勘違いしやすいが、効果のアクティブはVがG3になってからで、それまではバニラなため注意。

小悪魔的メソッド ヴァレフル
採用優先度 ★★★☆☆

そういえばリルファの採用候補カードには妙にデーモンって書いてありがちだけど何か理由とかってあるんですかね

新規汎用。登場時任意SC1+CB1で1ドロー、RRRらしく条件付きの5000パンプあり。

G2ターンから手軽に投げられて、ソウルを増やし更に余ったカウンターでドローと仕事量が多い今風なカード。
パンプの条件であるVと同名はドレスアップ仕様でペルソナが最大7枚デッキに発生するためペルソナ前に解禁される事も有意な確率で存在し得る。ただし最速でも後3+ブーストだと効果を発揮しないのはややマイナス点。

先の通りクーレイとは相互でコストを支払い合えるような構造になっている他、アウニアス以外のSBなら不確定SCの中身でも払えるため様々なコストを持っているカードをやや扱いやすくなる。速攻気味に仕掛けたい構築の場合優先度が上がる。

このカードに限らない事だが、アタック誘発はファナット・アーデルハイト等と前列を食い合うため過剰に数を積み過ぎるとアクションに乱れが生じる可能性がある点に注意。
運用に際しては先にG2を前列に出してアタックして効果を消化した後、V効果で回収・G3を前に出すといったプロセスを心がけたい。

ダズルバブルパラダイス プレセア
採用優先度 ★★★☆☆

ガードステップのルールを見返す事を推奨されるカード

ライドコストにすると1ドローでき、ペルソナライド中に登場すると何かする方々のCB・EB要求の方。
固有効果で5000パンプ+ターン終了時リアガード1バウンス。

ファナット以外要求しないエネルギーの第2の使い先になり、少ないドローエンジンを補えるため安定志向の構築をするなら優先度がより高くなり得る。
アウニアスで引っ張ってきた後、V効果でバウンスしてガード値+ドローの爆アドムーブで嬉しい気持ちになろう。

ラヴィング・ピンク フランセット
採用優先度 ★★☆☆☆

全体の6割のテキストだけでパックのトップレアに上り詰めたバケモノ

本来はクリスレインのカードの筈だが、下の効果が汎用。
アタック時に別名ユニットを参照してパンプ→セルフバウンスを行う。

基本的にはドロー効果が無くなった代わりにコスト・条件要らずで使い減りしなくなったプレセアと言った感じ。
ただしこのデッキではキョウカやメディエールがやるような「ドロップからリアニメイトしたガード値をフランセットで手札に入れ続ける」という戦術が取れないため、フランセット自身が使い減りしない事に魅力がそんなに無い事も勘案し有用度は1段階下。カードパワー自体は保障されているため、デッキに入れるカードが思いつかなかった時に49枚目・50枚目に忍ばせておくと引き締まる気がする。

籠めた願いは何色に ヴァルシュブラン
採用優先度 ★★☆☆☆

再録良かったね

ライドコストにすると1ドローでき、ペルソナライド中に登場すると何かする方々のSB要求の方。
固有効果で前列全体5000パンプ。

プレセアと異なり一度に多量の消費が予想されるソウルがコストのため、採用にはやや慎重になる必要があるが、固有効果の爆発力が高いためソウルを供給できるカードと併用して押し付けを狙うのも一興。

冴え渡るワードセンス フロール
採用優先度 ?????

Dシリーズ初期が生んだ怪物

G2にしてパワー6000という標準から2段階萎びたパワーを代償にバトルフェイズにも使える展開能力を得た「亜流」カード。
登場時にトップを捲り、G2以外のユニットならばコールできる。

バトルフェイズにVの効果でエルスをコールし、エルスの効果でこれをコールする事で追加のCBなしで5パン目が生まれる。

構築の段階から寄せる必要があるコンボカードという趣で、
「他にG2を採用する事が難しい」
「エルスと一緒に引かないと一気にふにゃふにゃのカードになる」
「コールは強制のため、G1以下を捲るとVの効果を邪魔しかねない」
といった問題点があるが、上手く揃えばフルーレティと異なり使い減りしない5パン製造システムが誕生するすため、好みに合わせてデッキ内容をチューニングしたい。

ユニット(G1)

G1以下のユニットがRにいるとVの効果を妨げる他、各種サポートカードの条件から悉く外れるため完ガ以外は余程の事が無い限り明確な採用理由が要求されます。

完ガ
採用優先度 ★★★★☆

そういえば今回樹人先生大量にアート描いてるね かわいい

流石に無いと死にそうではあるが、G3帯のガード値が結構ふざけた値になるため賢者構築の道が無いわけではない。
ペルソナと違い序盤に引きすぎるとアタッカー・ブースターとして出せずノイズになり得るため札のキープは慎重に。

透き通るキラメキ アウラ
採用優先度 ?????

後世になってから「自害しろ」で一世を風靡した

最新の再録カード。ブーストしたアタックがヒットしたら爆破してあらゆるオーダーをサーチできる。

特に持ってきたいカードは後述の藁人形で、組み合わせる事で特定のG3を確定サーチできる。
エルスを引かないと悲しくて自害しそうになるフロール型ではG2でないためフロールで捲ってもちゃんと面が増えるため採用価値が高い、らしい。

オーダー

四精織り成す清浄の盾
採用優先度 ★★★★★

何故か再録版を入手するとお前も超越しないかと勧められる

ガ制をすり抜け得る方の完ガ。
賢者構築でも多分これだけは入れておいた方が良い気がする。

魂魄封ぜし禁忌の形代

藁人形

レガピ枠その1。
盤面に必要なG3を出力した後、V効果で手札に返す事で強欲な壺と悪魔の教示者を足して2で割らないくらいの爆アドを獲得。ペルソナ4枚目にも2ドローにも変化するため聖杯や聖剣入れるくらいなら基本的にこれでいい。

双つに連なる守護の法陣

ツイキャス

レガピ枠その2。
VがG3にならないとガード値を獲得しないカードが多いため、後手番を踏んだ時に相手の先3を楽に出来るガード値は有用度が高い
ドロップ能力のお陰で盾ともプレイ権を食い合いにくいため他のブリッツオーダーとは一線を画す強さ。みんなも買おう

トリガー

基本的に
「星8、引3、治4、超1」
もしくは
「星7、引4、治4、超1」
の2択。Vが一切山を削らないため引4でもLOで負ける事は少ない。
いざと言う時にソウルが足りないと困るため星1種はエドウィージュ採用が吉。自分で盤面から掃けられるため強制蘇生対面でも安心。

G3G3列を作れば2000パンプも要求値1段階UP

超の候補は以下の通り。

国家超

完ガと違って延々とラインナップが増え続ける事は無いらしい

後1からでも全効果がアクティブになる超その1。
基本的にほぼ全てのリアガードの攻撃にブーストをつけられるため、全体パンプの恩恵が大きい。
列73000↑を押し付けよう。

水界の精霊王 イドスファロ

再録されても初動より高いじゃん!

後1からでも全効果がアクティブになる超その2。
リルファは基本的にリアガードの列の方がパワーラインが大きくなりやすいため、Vの攻撃に対する甘えた2貫を破壊できるイドは9枚目の星に留まらない固有の役割を持てる。
ドロップ回収もリアニメイトが無いこのデッキではお役立ち度○。

夜天の精霊王 ニクラスゼリア

全デッキ採用候補カードじゃん!

カードパワー最強の超。
序盤ドカ受けになりがちなため単に5枚目のヒールが存在する事に加え、フルーレティ・エルスフロールが絡んでいなくても不意に5パン目が生まれる点も○。当然5パン目を創出せずとも出力されるカードは20000盾だったり23000ブースターだったりするため凶悪。
迷ったら多分これでいい。

ライドライン

FVは一律でリルファでいいと思います。

リルファ(純正)

他の子との縮尺が分かりやすい

連携で中央後列コール+ブースト付与+1ドロー→セルフバウンス。
アウニアスを使用する場合は純正ラインがほぼ必須で、プルフラもFV以外に対応カードが2枚発生するためより使いやすくなる。
この能力でエルスをコールした場合、コール能力は使用できるがライドフェイズの出来事(メインフェイズでもバトルフェイズでも無い)のため1ドローも10000パンプも無い事には要注意。

コーラル

天に昇る(物理)

G1連携で上5枚からG3を獲得、G2でアタック時1セルフバウンス。
ヴァレフルを横に出すとアドバンテージが最大になる。
デッキ内にG3を要求しつつ、G2ターンは1体リアガードを出して2パンしたいため、デッキ内のG2・G3の比率に注意。

シアナ

表情可変紙袋だ!

連携でSB1で1ドロー+相手前面バウンス。
G1・G2共に相手のリソースを刈り取る能力を持ち、速攻・後手番耐性が高くなる。
G3帯のガード値獲得にVがG3になる必要があるリルファとは、有効ガード値を創出するまでの時間を作ってくれるため一際相性が良い。

構築例

今自分が動かしている物とかなり近い形。アウニアスを擦り倒してアドバンテージを獲得します。
メインのG3がペルソナ込みで実に18枚に上りますが、これらの大半が10000↑盾として機能するため中盤以降見た目以上に硬くなります。

プレイとか

マリガン

基本的にはライドライン中でコールするG2以上を1枚抱えつつ、アウニアス・プレセア等のアドバンテージカードを求めてマリガンすれば間違いはありません。
後攻の場合は相手の先3に対してG3がガード値にならないためより強気にマリガンしたいです。

G1・G2ターン

G1ターンは何もできないため素直にやる事をやってターンを渡します。
G2ターンは、フルーレティやライドコスト系以外のG2を引けていれば前に出して2パンor殴り返し。

G3以降

基本フォーメーション

基本的にはアタック時のセルフバウンスを持つユニットを前に1体以上出しつつ、V裏以外全部のリアガードを拾い切れるように展開してR→R→V→Rの順に攻撃を行います。

Vアタック後

ペルソナターン以降はフルーレティを解禁し、硬い5パンで相手を仕留める形になります。

完成盤面
Vアタック後

意識するパワーラインは
・33000(非ペルソナ、ファナットorダメトリアーデルハイト+G2↑ブースター)
・38000(ペルソナ、V+プルフラ)
・43000(ペルソナ、ファナットorダメトリアーデルハイト+G2↑ブースター)
・46000(非ペルソナ、ファナットorダメトリアーデルハイト x2)
・53000(ペルソナ、ファナットorダメトリアーデルハイト+バトル中エルス)

いずれもダメトリ抜きならば25000要求を取れる非常に強力なラインとなります。
また、エドウィージュを使う場面が発生した場合は
「エドウィージュ列の前をG2orエルス(14000~29000)」
「もう片列をエルス以外のG3 x2(26000~46000)」
とする事で両列共に1段階ずつ要求ラインが上がる事を意識しておくと良いと思います。

弱点

ここまで読んでくれた方なら殆どの方が既にお気づきの事かと思われますが、このデッキは先手番に比べて後手番を踏んだ時の難易度が極めて高くなっています
ただでさえ先攻有利が著しい現代ヴァンガードの中でも一際極端です。先3でG2の相手に列56000で殴り掛かった次の試合には本来20000盾になるはずだったG3を抱え込んだまま先3キルされるような事だってあります

とにかくマリガンをシビアに行い、上手く点数消費を抑えてG3ターンを安全に迎えられるように心がけましょう。

新弾で絶対に出ると思っていた後攻カウンターヒールが何故か出なかった事が憎たらしくて仕方がない

おわりに

復帰したら記事を書けの言説に従い執筆しました。こんな内容でも10000字あるらしい。マジ?
冒頭で述べた通り、俺はリリステカップの抽選に脱落しこのデッキを大規模イベントでぶんぶんする機会が無くなってしまったため、晴れ舞台に臨む方々にお役立ていただければ幸いです。だったらもう少し前の日に投稿すべきだったのでは…?
次にヴァンガードの記事を書く事があるかは分かりませんが、モチベが高かったらまた何か別のデッキについても書くかもしれません。
それとリルファ指定のPRカードはまだですか?????????????????????????????????????????????

おわり

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