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「レースクイーンフェチ」誕生秘話(前編)

今回は、私が撮影・運営している「レースクイーンフェチ」レーベルが誕生したきっかけや経緯を語ろうと思います。
※掲載している画像は、全て私が撮影したもので、著作権は放棄しておりません。盗用・二次利用・無断販売等は堅く禁止します。

前身:コスプレ画像サイト時代

私は課金制コスプレ画像サイトを2003年くらいから運営していました。
非18禁なので、ヌードや絡みは無し。アイドルグラビアよりも衣装や小道具に拘り、着エロよりも過激じゃないけどグラビアよりもエロく、マニアックフェチサイトよりも女の子を可愛く撮影するという絶妙なバランスでスタートしました。出演するのは現役コスプレイヤーなので、キャラコス衣装の着こなしも完璧。

セーラー服やブルマーやスクール水着・競泳水着を着用してもらう場合は、メーカー・型番・特徴まで明記するという拘り。例えば、ブルマーなら「asics jelenk U-718」。競泳水着なら「arena X-FLAT」といったマニア垂涎・貴重な衣装を豊富に揃え、「本物」を求めていた愛好家たちから、大きな反響と強い支持を受けました。

例:ブルマーへの拘り

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asics jelenk(アシックス ジェレンク)U-718
現在でもブルマーマニアから熱狂的な支持され続けている、まさにキング・オブ・ブルマー。ナイロン製特有のしっとりした肌触り、学販ブルマーとしては特異なハイレグ角度、洗練されたフォルムなど、コスプレ撮影という観点でも非常に魅力のあるブルマーと言えます。


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asics jelenk(アシックス ジェレンク)U-753
U-718と同じハイレグ角度ですが、こちらの素材はポリエステル90% 綿10%。一般的に普及しているポリエステル製はどちらかといえばマニアには不人気だったが、ブルマー絶滅の時代となり、普及品だったU-753も絶版となってプレミア価値が付くようになりました。滑らかなナイロンとは異なりゴワゴワした大味な手触りで太腿への締め付けも強いブルマーですが、撮影に関しては「これこそブルマー」という美しい紺色のグラデーションが表現できて、個人的にはお気に入りでした。濃い色に写るブルマーと違って、パンティーラインもしっかりと写すことができます。


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体操着姿のブルマーも良いですが、女子高生制服からチラリと見える、「パンチラ」ならぬ「ブルチラ」が、ブルマー愛好家の心を捉えていました。思春期にクラスメイト女子のブルマー姿に胸をときめかせていた世代には、甘酸っぱい思い出が広がり、ブルマーには強い思い入れがあります。

例:競泳水着への拘り

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asics(アシックス)ALS403
競泳水着好きは、薄手でスベスベ肌触りの「ハイドロSP」という素材だけで反応してしまうのではないでしょうか。シンプルなデザインながら、身体に貼り付くような薄くてピッタリしたフィット感、濡れたように輝く表面の光沢が艶かしくも美しいです。

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arena(アリーナ) OAR-5041W
当時、グラビアで多用されていた淡いカラーリングの希少な競泳水着を探し出して入手しました。現在のREALISELEOHEXと違い、スポーツメーカーの特殊なカラーやデザインは、シーズン物で入手が困難でした。

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asics(アシックス)ALS415
テカテカ素材で有名な「SPLASHER(スプラッシャー)」は、表面を濡らさなくてもこの光沢感。「レースクイーンフェチ」と同じく、大きなサイズ・高画質を謳っていました。掲載画像のサイズは4200*2800ピクセルなので、コスチュームの手触りまで伝わってきそうです。

月額課金制の終焉と新たな挑戦

アキバブームの前後は大盛況だったのですが、コスプレイヤーがROMを自作する時代になり、また過激なエロROMが乱立する時代となって、売上は低迷。グラビアもゲームもエロも「基本無料・追加課金制」が主流となり、月額課金制という仕組み自体が陳腐化してしまいました。課金サイトの運営続行も難しい状況となり、約15年続いた歴史あるコスプレサイトでしたが、更新を終了することにしました。

しかし、私はコンテンツ配信の仕事を辞めるのではないので、次はどんなカテゴリーで勝負するのか思案していました。
副業や趣味ではないので、それなりに需要があるジャンルにする必要がある。かといって、視野が金儲けだけに囚われると、制作のモチベーションが保てなくなる。
こうして、迷走する時期が1年くらい続きました。
資金も底を尽き、このままだと何もできなくなるという焦りが生じました。

自分は、いったい何がしたかったんだろう。
いつからか、撮影や衣装に対する情熱や追求心を失っていました。
妥協しながら惰性で続けていました。
そうじゃない。
以前はそうじゃなかった。
初心に戻ろう。
以前のコスプレサイトを立ち上げた時もそうだったじゃないか。後先考えず、自分の好きな事に固執し、愛情を注いで撮影・掲載するのが出発だった。
そうだ。何が売れるかじゃなく、自分がやりたいことをやろう!
考え方を改めたとき、閃くものがあったのです。

(後編に続く

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