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自己紹介|職業編

若年性乳がんサバイバーの優雨(ゆう)です。

前述のとおり、私は34歳で若年性乳がん※に罹患したサバイバーです。
(※35歳未満で乳がんを発症すると若年性乳がんに分類されます)
それも、発生頻度が極めて低い特殊型乳がんに分類される浸潤性微小乳頭癌への罹患でした。
乳がん患者全体に占める35歳未満の割合は2.7%、浸潤性微小乳頭癌の発生頻度は全乳がんの1%(他タイプと併存する場合も含めると3~7%)程度とのことで、人生でこれほど少数派を極めたこともありません。

そんな私の職業は、人事(Human Resources)です。
民間企業→非営利団体と転身していますが、仕事の軸は人事。
なので、職業=人事ということにしようかなと思います。今のところ。

2012年に院卒で大手民間企業へ新卒入社(総合職)し、入社後すぐに人事部配属、2024年に退職するまで一貫して人事部所属でした。
採用試験の段階から人事志望でしたが、まさかすんなり希望が通るとは。。。
まあ、もちろん私の適性を考慮くださった面もありつつ、当時の人事部の年齢構成や人員状況等の諸条件を鑑みた結果、という巡り合わせの要素も大きかったのではと思うところですが。

私の人事業務経験をざっと時系列でまとめます。

2012‐2016:人事労務/人員管理/福利厚生
2016-2017:産休・育休取得
2017-2018:新卒採用/研修
2019-2024:人事労務/人員管理/中途採用/制度企画(DE&I/健康経営)
2024:転職、現在は人事全般を担当

簡潔にまとめてしまったため、人事に縁の深い方でないと具体的な内容が想像できない業務もあるかもしれません。
全く経験がないのは、給与計算と人事評価くらいかしらと、、、だけどこの2つとも業務上の絡みは多かったので、具体的な業務内容も一通り理解してはいます。
前職は、社員規模1,000名前後で人事部も20名くらい、頑張れば自社で全人事業務やれちゃう、という環境。
新卒生え抜き人事部員だと、何でも屋さんになることが宿命づけられていました
結果、まあまあオールラウンダーに成長。

退職目前の頃は、入退職/異動/出向/休復職の実務対応全般を担当しつつ、その他にDE&Iや健康経営といったトピックの企画立案も担っており、常に白眼剥いてる日々でした。
あれもこれもそれもやらされて随分とブラックだなと思ったことも無いわけでは無いですが、その経験が今大いに生きているという、皮肉なような数奇なような。。。

ちなみに、乳がん治療のため計4回の手術を受けている間も、オールラウンダーとしてフルタイムで働き続けました。
若干業務量が考慮されてたかな。若干な。。。
治療中の働き方は、極めて個人差があります。
個々の病状その他の状況を加味して判断すべき部分であり、人の数だけ正解が存在するものです。
私の場合は、抗がん剤治療がなかったこと、リモートワーク可の職場であったことが、フルタイム勤務継続の大きな要因になっていたと感じています。

あれもこれもそれもやりながら人事としてキャリアを歩んできたわけですが、特に自分の専門として意識してきたのは、育児/介護/傷病と仕事の両立支援、DE&I推進といった領域です。
元々とても関心の高い領域であり、且つ幸運にも前職で日常的な手続/相談対応、制度立案、研修企画運営と、この領域にかかる全般を担わせてもらったので、そこで培った力は落とさず磨き続けたいと思っており。

前職時代は業務多忙過ぎてインプットの時間をあまり確保できずに過ごしてきましたが、機会を見つけては細々と能力開発に勤しみ、↓の資格等々は身に付け。

・第一種衛生管理者
・メンタルケアカウンセラー/メンタルケア心理士
・両立支援コーディネーター
・東京大学大学院医学研究科「職場のメンタルヘルス専門家養成プログラム(TOMH)基礎コースS」


そんな感じでやってきましたが、私の個性は、人事として病気の治療と仕事の両立支援を担当しながら、自分自身も治療と仕事を両立する立場になった点だと思っています。
育児の場合も同様だと感じますが、どれだけ勉強し日々真摯に支援業務に励んできたとしても、やはり自らがその立場になってみて初めてわかることがありました
一個人の人生としては辛いことであったりもするけれど、一方で、仕事をする上では重要な気づきになり得るわけで。
七転び八起きでありたいから、私は、若年性乳がんサバイバーであることをオープンにしながら働こうと決めた。

大きな会社を離れ、小規模の組織で人事全般を担うようになった今、これまで以上にインプット/アウトプット双方の量と質を上げていかないとならないんだなと感じています。
と同時に、これまでより自由になったという感覚もあるので、noteで人事関連の発信も試みていきたいなと考えています。




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優雨
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