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夫単身赴任中の役立ちツール②病児保育

夫単身赴任中の完全ワンオペ生活を助けてくれたツール、続いては病児保育です。

私が利用していたのは、自治体が委託する医療機関での病児保育。
文京区には、①保坂病児保育ルーム(病中・病後対応)と②順天堂病後ルームみつばち(病後のみ対応)の2ヶ所があり、どちらも登録制です。
夫の単身赴任開始と共に両方に登録しましたが、自宅からの距離を考慮して、実際には①を利用していました。
利用方法は、前日に電話予約し、かかりつけ医を受診して診療情報提供書を準備(①は併設の小児科受診でも可)、利用当日に着替え・昼食・おやつを携えて本人を預ける、という感じ。
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ここからは完全に個人の体験と感想です。

初めて病児保育を利用したのは、息子1歳の夏でした。
2週間サイクルで頻繁に高熱を出され、そのたびに3〜4日仕事を休んで看病していたもののどうにもならなくなり、病児保育利用を決意。
恐る恐る電話をしたところ、翌日の定員に空きがあり、すんなり預けられることが決まりました。
具合が悪くても食べられる息子の好物、おかかひじきごはん・卵焼き・野菜スープの具・フルーツゼリーをお弁当&おやつとして準備し、いよいよ保育当日。
恐る恐る保育ルームへ行くと、4階建ての建物のワンフロア全てが病児保育ルームになっている空間で、見るからに声のトーンまでとても優しい保育士さんが出迎えてくれました。
息子の病状を伝え、着替えと食事を預け、状況が飲み込めなくてキョトンとしている息子を託して、ルームを出て仕事に向かいました。

高熱を出しているわずか1歳の子どもを預けて仕事に行く私はどうかしているんだろうか、息子はママのそばにいたいかもしれないのに、と思うと申し訳なくて、人目も憚らず涙を流しながら電車に揺られて会社へ向かったこと、2年経った今でも鮮明に覚えています。何なら今でも泣ける。

仕事を終えて夕方、1分でも早く息子に会いたくて走って迎えに行くと、熱はあるもののおもちゃに夢中になっている息子の姿がありました。
始めは状況が理解できずビックリして泣いたりしていたものの、おもちゃを糸口にして徐々に環境に慣れ、お弁当もおやつも完食、落ち着いて過ごしたとのこと。
それを聞いて本当に安心しました。。。
ちなみに預けていた1日の体調変化と本人の様子は、紙にまとめたものを受け取ることができます。

これを皮切りに何回か保育をお願いしましたが、とにかく優しく温かい保育士さん、見た目寡黙でダンディだけど細やかに診察してくださる保坂先生に、安心して子どもを預けることができます。
誰も仕事のことには触れてこないけれど、その優しさと温かさに、預ける都度励まされる思いをしているワーママ/ワーパパは、私だけではないはずです。
完全ワンオペで生きていた私は、特にそうでした。

今はコロナの影響で病児保育も大変でしょうけれど、ワーママ/ワーパパを支えてくれるツールの1つとして、無理のない範囲で機能し続けていただきたいなと切に思います。。。

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