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[暮らし]人生100年時代の暮らしを考える。デジタルでできること。

デジタル活用が100歳になっても幸せな暮らしをつくる理由とは?


タイトルを見て「なぜ?」と思った方がほとんどではないでしょうか?
また「100歳でデジタルなんか無理だよ」と思っている方も多くいることと思います。

なぜ、100歳になってデジタルが活用できると幸せな暮らしができるのでしょうか?

その答えは、お子さんやお孫さんなどの家族や友人と繋がることができるからです。

お子さんやお孫さん世代はデジタルをベースに生活をしており、いつでも会える安心感が生まれます。デジタルは場所や移動や体力によるハンディキャップを解消してくれる最強のツールです。これを用いて、健康的な暮らしのあり方を考えることはとても大切です。

そして、このオンラインこそ高齢期の意義のある学びとして必須科目です。若い世代も社会を知っていくように、シニア世代も社会を学ことが大切です。一番簡単で、意義のある学びこそがオンラインであり、若い世代と共に暮らす強力な生活ツールとなります。

自宅にいながら社会と繋がることができ、趣味や学び、同窓会もできますし、海外とも簡単に繋がれます。これらの多くは無料で使うことができ、インターネット環境も違和感なく活用できるレベルまで向上をしています。

高齢者世代からもオンラインで家族と顔が見えることは安心となりますが、子孫世代からしても顔の見える気軽なコミュニケーションは圧倒的な安心感につながります。

オンラインとは「テレビ電話」。オンラインからはじめよう。

とはいえ、まだシニアにはオンラインは無理だよという声も多く聞かれます。馴染みのないなかなかデジタルのとっつきにくさもあると思います。しかし、先述しましたが、これまでのIT技術と圧倒的に違うことはオンラインにあると思います。

「リアルとデジタルのどちらが良いか?」といったよく議論がなされていますが、オンラインの最近の技術の進歩とそれから得られるメリットはとても大きなものです。

一番大きな理由は、顔の見えるスムーズなコミュニケーションが行えることです。これは86歳の方も電話とは全く違う体験だと述べられていました。外出をしなくても、忙しくてなかなか日程調整ができないくても繋がることができます。

例えばUDワークでは上記のような取り組みを行っています。

・趣味やサークルの仲間の方が自宅にいながら気軽なサロン活動を行っています。
・医師やリハビリ、看護師に気軽に相談できる機会を作っています。
・介護予防の健康講座と週2回の運動習慣作りを行っています。
・介護や仕事をして時間が取れない方に対して隙間時間でできるプログラムを提供します。
・外出ができない、基礎疾患があり人の多い会合への参加が不安がある方に対し、参加機会の補償をします。
・退院後や病後などでも相談に気軽に乗ることをします。

まだまだ行えることはたくさんあります。大切なポイントは、1人ではオンラインは行えないことです。多くの方が最低限準備を整え、できるようにしておくことが大切です。


少子高齢化と長寿化の文脈からこれからの暮らしを考えてみる


なぜデジタルが必要なのか?という問いに対して、もう一つの大きな必要性を考えてみます。それは、これから大きな社会の変化が待っていることにあります。

少子化と人口減少。この2つからこれからの20年で起こることは決定しています。大きなリスクの一つは孤立化にあると思います。孤立はさらに2次的な被害をもたらします。
その備えとして、自宅から気軽に社会や友人・家族と繋がるツールとしてのオンラインのやり方を知っておくことは、とても重要なポイントになります。

少子化からは人口減少していき、社会保障費は減少し、自分の身は自分で守ることが要求をされてきます。また人生100年時代という長寿社会においては後期高齢になってからの30年をいかに暮らすかを考えることが重要です。

この課題は人類史上初めて経験する出来事となります。UDワークでは、シニア世代だけでなく、若い世代も一緒に解決すべきことだと思います。
若い世代でも高齢化の課題やこれからの社会のあり方への関心の強さを感じます。その世代と繋がり共に共創を行っていく上でも、コミュニケーションツールとしてのオンラインのもつ意味がとても強いものとなるのではないでしょうか。


健康のためのオンライン活用のメリット

最後にオンラインというテレビ電話のメリットについて、お話をします。
80代、90代、100代となるにあたり、できること、できないことが変化してきます。そして、できるだけ心身を大切に使うという新しい視点も必要となります。

そのためには、健康習慣づくりは間違いなく大切になります。それも1人ではなく専属コーチと共に行う形が望ましいです。
もう一つは、家族やコミュニティとの交流を持つことが健康に与える影響は大きいものがあります。

健康の悪循環となると要介護状態となり、外出機会はデイサービスしかなくなります。セーフティネットとしての安心感はあります。しかし、これまでのコミュニティから疎遠になり意欲の低下してしまい、更なる健康低下のリスクがあります。

高齢期においては、この悪循環に進めてしまう3つの阻害する要因があります。

一つ目は、外出する手段がなくなってしまうことです。車社会では免許返納により生活が一変します。その結果、外出ができなくなり家に閉じこもり一気に健康状態が悪化することは明らかにはされませんが、想像以上に大きな割合で起こっていることが想像されます。

二つ目は、介護などで時間が取れなくなってしまうことです。核家族化が進みその結果老々世帯が増えます。要介護状態となると外出がやはりできなくなります。自分の健康に使う時間や気晴らしの時間などが取れなくなる結果、介護者の健康を損なうことになります。

三つ目は、体力的に全てを行うことが難しくなってしまうことです。老化に伴い、体力低下は必然な部分があります。100歳の方に健康の秘訣をお聞きしました。その方はできるだけ生活習慣を変えないことを心がけているとのことでした。

繋がりを保ち続けるためにオンラインコミュニティでの仲間作りも大切になると思います。全てがオンラインになるわけはありませんが、自宅から気軽に社会とつながれる手段を手元においておくことは、大切なポイントになると思われます。

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