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#感想
銅大『SF飯 宇宙港デルタ3の食糧事情』――だるまさんがころんだ、ぐりっ、ぴーっ!
銅大『SF飯 宇宙港デルタ3の食糧事情』、ハヤカワ文庫、2017を読んだ。以下続刊している。
飯である。宇宙で飯である。もともと住めるところでなかった宇宙まで来れたんだからそこまでこだわらなくてもいい気がするが、そんな融通がきかないのが人類である。栄養を取らなくては倒れるし、栄養を取れるなら、ちょっと一捻りしようじゃないか。焼こう。煮よう。発酵させよう。
ということで、食料合成機ができた。宇宙
鷹見一幸『再就職先は宇宙海賊』――意地、意地、意地、ロマン!
鷹見一幸『再就職先は宇宙海賊』ハヤカワ文庫、2018を読んだ。次がありそうな書き方だが、もしかしたらこれで完結かもしれない。
SFには前提がある。スチームパンクならかっこいい蒸気機関車とか飛行船が出てくるし、ニンジャスレイヤーの場合は2000年問題でUNIXがばくはつし、そもそも平安時代はニンジャに支配されていたという前提だ。このSFの前提は、月である。ざっくりいうと、スーパーテクノロジーを持つ
三河ごーすと『友達の妹が俺にだけウザい』を読んだ
三河ごーすと『友達の妹が俺にだけウザい』GA文庫、2019を読んだ。1巻である。
この世界のウザさは褒め言葉に入ると思う。何故かというと最初の語りから若干ウザいのだが、フキノトウめいた味がある。苦いが、山を乗り越えるとおいしくなる。お前……分かっててその語りだな……という入りだ。
出てくる人物は、デキる系主人公にまとわりつく友達の妹で美少女……主人公の教室に転校してくる従姉妹の美少女……そして