わからないまま最終章へ

ガルパンを見た
いいぞって言われてることと「㌠」が関わっているらしいこと、ガールズアンドパンツァーの略であること、「飲み込むと吐き出すのも大変なくらい大きすぎる嘘」「光」だと形容されていたのを聞いたことがある くらいの予備知識で、いつか見ようと思うアニメのなかに入れていたけれど それを思い立ったときには配信されていなくて 後回しにしていた
最近再び検索したところ配信されていて(2021年8月末まで)期限も迫っていることだし見るしかない!!と駆られる気もちのまま見た

【見たもの】
・TVシリーズ(5.5話 10.5話を除く)
・OVA(アンツィオ戦)
・第63回 戦車道全国高校生大会 総集編
・劇場版
・最終章 第1話
・最終章 第2話

◆感想
①説明がうまい
②挿入歌がとても好き
③見てよかった~
④一気に見ていいものだったのか…?

〈説明〉戦車道という初めて知る概念もそのルールも、その世界のなかの当たり前のものとしての見せ方がうまくて入りやすかった!説明されると理解をしないといけないけれど、被弾して白旗が上がったり、フラッグ戦におけるフラッグ車の役割や学園艦など初めて見るものも、説明はされなくても周りの反応などから状況が推測できるようになっていた。もちろんある程度の説明はあるけれど、ちょうどよく思考に依拠した過不足のない説明だった。そう感じたのは大洗女子学園の戦車道未経験者と同様に何も知らないスタート地点を共有できていたからだったりするのかもしれない。死なないようになってるらしい理屈ではない安心感が得られるのも不思議な感覚だった。説明せず、わからないままで楽しませればいい!と勢いが横を駆け抜けていった…

〈音楽〉挿入歌とサントラがお気に入りになった。全体的に軍歌の要素があるような気がして(私は軍歌のもつ雰囲気が好き)その雰囲気に飲まれるように好きになった。各校に特徴的な音楽があるのいいですね…特にカチューシャの曲がお気に入りになりました…あの歌すごくいい すぐ耳に馴染んで覚えられるし 何回も聞きたくなる。すぐ鼻歌になった!
音楽で言うと劇場版で各校の戦車の登場シーンあたりで、さまざまな音楽が混ざっていたのとても感動した!シーンのかっこよさと音楽がぴったり合っていて最高だった~

〈よかったね~〉ミリタリーへの興味は変わらないままでも最後までずっと大きな怒涛の渦のなかに居続けるような感覚があってよかった

たくさんの人間がでてくる作品、わからないまま見ることが多い上にそもそも見るの避けがちだけど、色とか記号とか 目でわかっていればなんとなくわかるアニメだったから最後まで見れた。まだ戦車だけだとわからないから戦闘シーンは戦車のマーク頼りでちょっとずつわからない箇所があるまま見てるけど そのくらいの理解でも楽しめるのすごい。これも説明のうまさのお陰だったりするんだろうなー
戦闘シーンは揺れが大きくて画面酔いしそうだからちょっとずつ薄目で見ていた。ちょっとずつ見てるうち、戦闘シーンで画面酔い少し克服したかもしれない。ただガルパンの画面の揺れ方に目が慣れてきたというだけかもしれないけど これまで画面酔いで諦めてきた作品がいくつかあるのでそれでも見れたのうれしかった…

ちょっと前に見た配信でガルパンの話題がでて「あんこうチーム」「パンツァーフォー」がわかったのもうれしかった

画像1

恐山さんのデスクにいるフィギュアが秋山優花里だったとわかったときの目から脳への伝達には、再現できないくらい短い時間に詰まった濃密さがあった…できることなら気付いたときの「ハッ」の大きさを自分で振り返りたい…

〈よかったのか?〉一気に見ちゃった…10年近くかけて進んできた物語を隙間なく一気に……
よかった、のか…? 1週間弱で見ていい情報量ではなかった。物語の中枢は追えたけど 末節部分は知らないことのほうが多そうだ。たぶん設定集みたいなものも売られていて、細かく知ったうえで楽しんでいる人がたくさんいるんだろうな…
今年に入ってから、最終章の続きが公開されたらしいという情報をなんとなく知っていて 見た人の感想などもチラッと目に入ってきていた。ずっと楽しみにしている人の存在を感じつつ、後回しにしていたことが罪悪感になって、こんな風に見てよかったのか まだ整理がついていない。でも時間の流れを知らなかったら生まれなかった感覚だろうから そんなこと思わなくてよいのかな…でも時間をかけてたのしみに待つ感覚を経て見る価値は感じたことがあるからその価値を知れないのがもったいないだけなのかも…そうだとしても、その年数をかけていないのに同じところまで見てしまったことによって腰が低くなる感覚はあるな…まだ名前覚えられていない人もたくさんいるし
それはそうと最終章第3話まだやってる映画館あるらしいので見に行きたいですね

秋山優花里さんが戦車道のなかった大洗女子学園に入ったの、なんでなんだ…

思いつき・思い出・日記