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受賞ショップの傾向から考える「良いショップ」について|Etsyショップ運営

どうも、244です。最近、ピンタレスト発信をがんばっています。絶賛強化中です。

さて、以前Etsyにて毎年開催されるアワードについて書きました。ノミネートされたショップからお手本のショップをさがしてみてはどうか、という内容でした。

そして、先日受賞者がついに発表されました

ということで今回は、大賞、特別賞、そして各カテゴリーの受賞ショップの傾向をチェックしてみて「良いショップとは」ということをざっくり考えてみました。


受賞者リスト

まず、受賞者のショップを並べていきたいと思います。( )表記はショップの所在国で、表記がないものはショップに記載がなく、不明としています。

大賞|GorilMarket(トルコ)

ショップリンク:
https://www.etsy.com/jp/shop/GorilMarket

なお、公式より大賞受賞者のインタビュー動画が公開されています。日本語字幕はありませんが、下記にて視聴可能です。

特別賞|serendipityoffical

ショップリンク:
https://www.etsy.com/jp/shop/serendipityoffical

アクセサリー|UwannaArt(ウクライナ)

ショップリンク:
https://www.etsy.com/jp/shop/UwannaArt

アート|MoodandMantle(カナダ)

ショップリンク:
https://www.etsy.com/jp/shop/MoodandMantle

アパレル|ON24THBYJORDIE(アメリカ)

ショップリンク:
https://www.etsy.com/jp/shop/ON24THBYJORDIE

家具および照明|AOAOLAB(カナダ)

ショップリンク:
https://www.etsy.com/jp/shop/AOAOLAB

ホリデー|StencilsBySofiaViola

ショップリンク:
https://www.etsy.com/jp/shop/StencilsBySofiaViola

ホームインテリア|MONIYceramics(ドイツ)

ショップリンク:
https://www.etsy.com/jp/shop/MONIYceramics

ジュエリー|HistoryTimeTraveler(アメリカ)

ショップリンク:
https://www.etsy.com/jp/shop/HistoryTimeTraveler

キッズ|Itsmemlove(トルコ)

ショップリンク:
https://www.etsy.com/jp/shop/Itsmemlove

ペット|HannahFarrs(イギリス)

ショップリンク:
https://www.etsy.com/jp/shop/HannahFarrs

ウェディング|LenaRomBridal

ショップリンク:
https://www.etsy.com/jp/shop/LenaRomBridal

「良いショップ」とは

なかなか抽象的な表現となってしまっていますが、受賞ショップの傾向を見ていく前に「良いショップ」について考えてみます。

・商品の質がいい(商品デザイン)
・たくさん売っている(販売数)
・ファンが多い(ファン数、レビュー数)
・セラーの気持ちが伝わる(こだわりやストーリー)
・全体的な印象がいい(ブランディング)
・購入者の生活をより豊かにしている

ぱっと浮かぶものとして、こんな感じでしょうか。

「良いショップ」の「良い」というのは、やはり抽象的ですね。。。こちら「売れるショップ」「人気のショップ」などと言い換えていただいてもかまいません。

Etsyショップを運営されているセラーの方々のほとんどは「売上を増やしたい」と思っているかと思います。なかには「自分の作品を誰かに届けたい」が最優先で、売上は最優先ではないパターンもあるかもしれません。

とはいっても、ショップを運営しているからには、商品をつくり続け、その見せ方を考え(ブランディング、トップページや商品ページの改善など)、「どうやったらもっと知ってもらい、売れるのか」を課題としていると想像しています。ぼくは、そうです。

そういう意味で「良いショップとは」を考えることが「もっと知ってもらうこと」「もっと売上をつくること」と重なると思います。

というか最終的に集約されるのは、いかに購入者の生活を豊かにしているか、だと思います。結局、良いショップというのは、この点での貢献度になってくるのでしょう。

受賞ショップの比較

これらのショップを項目ごとに比較してみました。さくっとつくったデータの表を添付しておきます。

受賞ショップの項目表(244作成)

75%がスターセラー

今回取り上げた12個のショップのうち、9個のショップがスターセラー認定されていました。

これは意外、こういったアワードで受賞されるには「スターセラー」であることが必須条件だと思っていました。

ショップ運営期間で最長は13年

ジュエリー部門で受賞したショップ「HistoryTimeTraveler」が2011年開設で、一番古いショップでした。

一方で一番新しめのショップとしては、ホリデー部門受賞の「StencilsBySofiaViola」、ホームインテリア部門受賞の「MONIYceramics」が2023年開設で、運営期間は1年ほどのようでした。

ショップ評価は全てが5つ星

受賞した12ショップのすべてが5つ星評価を獲得していました。一部平均が4.9というショップもありますが、ショップページ上の表記は5つ星です。

レビュー数、販売数トップは「HannahFarrs」

ペット部門受賞のショップ「HannahFarrs」が、レビュー数は2千件以上、累計販売数は7千個以上と、他のショップと桁違いでトップでした。

これは、開設が2014年で古めのショップであることと、商品単価が低め(千円以下もあり)という点も影響しているかと思います。

出品数は最多でも100ほど

商品の出品数で一番多かったのが、さきほどの「HannahFarrs」に加え、ウェディング部門受賞の「LenaRomBridal」の2つのショップで100ちょっとでした。

「ハンドメイド」となると、高単価な商品を少数販売するというスタイルも当然見受けられるので、これは想像できます。

というのも、大賞受賞のショップ「GorilMarket」の出品数は、たったの7だからです。単価は約4万円で、一点ものを販売しているショップですので、売れればその商品は売り切れになり、出品数は減ります。

ファン数は最多で5000

もっともファンを獲得しているショップは、アクセサリー部門受賞のショップ「UwannaArt」で、ファン数は約5300でした。

レビュー率は15%〜30%

商品を買ってくれた人の何割がレビューを残してくれているのか?というパーセントでいうと、だいたい15%から30%でした。

この数値は「だいたい10%〜25%」とも言われているので、これはわりと一般的な数値のようです。

ファン転化率はどうか

実施に「ファン転化率」という言葉があるのかどうかわかりませんが、「販売数に対してどれくらいの人がファンになっているか」という数値も比べてみました。

すると、一番多いのは家具部門受賞の「AOAOLAB」、キッズ部門受賞の「Itsmemlove」の2つのショップで、累計販売数の20倍のファンがいました。

比較して気づいたこと

受賞するということは「運営のお墨付き」でもあります。運営が良いショップだと認めた、とも言えると思います。

なので、今回の受賞ショップを比較してみて気づいたことは、「運営が良いと認める条件」にも重なるのではないかと思うのです。

ぼくが気づいた点を、ざっくり書いてみます。

・スターセラーになることは必須ではない
・運営期間が長い=良い、ではない
・ショップ評価は大事(星5つが理想)
・累計販売数が多ければいいということではない
・出品数が多ければいいということではない
・ファン数が最低でも500人くらいはいるといいのかも

これらをふまえて取り組むべきこと

今回の比較をきっかけに、僕自身が「こうしよう」と感じたことを書いてみます。

やみくもに商品を増やさない

まず、これが一番です。ぼくはデジタル商品を販売しているので、商品ひとつを制作するのにかかる時間は、物理商品を制作している人に比べて少ないです。その結果として、商品数が増えがちです。

もちろん、「数打てば当たる」という考え方もありますし、ちゃんと売れる商品をリサーチした上で、それらの商品を増やすことは大事だと思います。

ただ、今回の比較で一番多くても出品数が100であったことを考えると、ある程度の出品数(例えば10とか20とか)になってきたら、無駄にバリエーションをつくって商品を増やすよりも、商品自体の質を重視して、少しずつ増やしていくのでも全然いいのではないか、と感じました。

ブランディングは大事

今回のショップをすべてチェックしてみて感じたのは、そのほとんどが「いい感じの商品画像」をつかっているという点でした。

「このショップのブランディングはやばい!」というのはなかったですが、みなさん最低限やるべきことをやっているイメージです。例えば、やけに照明が暗くて、どんな商品だかわからないような画像はなかったです。

オリジナリティをどうだすか

結局ここに行き着きます。受賞したショップは、なにかしらのオリジナリティがありました。ショップを訪問したときに、ぱっとその個性がわかる。しかも、ぜんぶの商品が共通のオリジナリティを持っているイメージです。

ぼくは現在、さまざまな商品デザインを試している最中ですので、やり続けていくなかで「これが自分のオリジナリティが一番反映されてるかも」というものを見つけ、それらを増やしていきたいなと感じました。

引き続き、Etsy ショップ運営をがんばっていきます。

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ではでは〜

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