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免疫力を上げる食事術(2) 風邪を引いたかも?というときに補いたい栄養

緊急事態宣言が発令され、なかなか収まらない新型コロナウイルスの感染拡大で不安な毎日を過ごされているかと思います。
不安や環境の変化によりストレスが溜まり、免疫力が低下してしまう恐れがあります。さらに季節の変化により、風邪をひきやすい時期でもあります。
そこで、もしも風邪をひいてしまった時に、「何を意識して食べたらいいのか?」についてお伝えします。

風邪のひき始めに必要な栄養素は?

風邪のひき始めの時に、どんな栄養が必要だと思いますか?
 
今は、ちょっとでものどが痛かったり、咳や鼻水が出たりすると、
不安になってしまいます。
こんな時期だからこそ、風邪かもしれないと思ったら、早く治したいという気持ちがより強くなるのではないでしょうか?
風邪のひき始めは、のどや気道に炎症が起こり、粘膜が荒れている状態で、
多くの方が、のどの痛みを感じたり、鼻水が出るなど症状が出て風邪に気づきます。
 
こんな時にとりたい栄養素は、
ビタミンC、A、たんぱく質、水分とエネルギーです。  
  
ビタミンC→免疫力を高める
ビタミンA→粘膜を保護する
たんぱく質→免疫細胞をつくり、免疫力を高める
エネルギー、水分→消耗しやすいので補給する

風邪の初期には、しっかりと栄養を摂ることが大切です。
      
上記の栄養素を意識して、お肉や魚などのたんぱく質+野菜を組み合わせたスープが食べやすくておすすめです。


熱が出たり、寒気がする時にとりたい栄養素は?

水分、ビタミンB群とエネルギーです。
  
この時期は、免疫がウイルスと戦っている時期です。  
エネルギーを消耗しやすく、汗をかくので、水分(+ミネラル)が必要です。
    
エネルギーを消耗するので、エネルギー代謝に必要なビタミンB群も補いましょう。ビタミンB群は、動物性、植物性食品のどちらにも広く含まれています。
症状に合わせ、食べやすいものを無理なく食べましょう。

例えば、風邪をひいたときに、おかゆやうどんなど消化の良いものを食べる方が多いと思いますが、そんな時は、ぜひ、卵や鶏肉、豆腐などのたんぱく質、春菊やほうれん草などの緑黄色野菜を入れたり、果物を食べたりするなど、栄養をプラスすることを意識してみてください。     

また、症状が悪化し、食事がとれないときは、脱水予防とエネルギー補給のために、市販の経口補水液やスポーツドリンクでの水分補給がおすすめです。
市販のスポーツドリンクが気になる方は、手作りすることもできます。下記の分量を参考のため記載しておきます。


・水・・・500ml
・砂糖・・・大さじ1.5〜2
・塩・・・小さじ1/6
・レモン汁・・・大さじ1
【出典】鈴木志保子:『理論と実践スポーツ栄養学』, 日本文芸社, 2018年7月30日     


最後に  

免疫力を上げるためにはバランスの良い食事、睡眠、ストレス対策です。
食事で大事なことは、バランスを整えること+たんぱく質と野菜を食べるように心がけること、そして、食事を楽しむことが何より大事です。      

外出の自粛で家にいることが多いと思いますが、そんな時こそ、ご自身の体と向き合い、食生活を見直すきっかけになると嬉しいです。 

それでは🥚

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