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日本のことばずかん

[日本のことばずかん] 見てわかる、ビジュアル日本語ずかん が誕生しました!(講談社)。私はイラスト担当しています。美しい写真が盛り沢山の素敵な本が出来ました!「そら」「いろ」「かず」全3巻です。

本の監修者は国語辞典のレジェンド神永暁さん。言葉のセレクトや着眼点がさすが!です。日本語ならではの言葉の感性を感じる本となっております。お子様のことばの力を育てるのにお役立ていただけたら嬉しいです。

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カバーイラストは、「そら」俵屋宗達の風神さま、ど迫力!。「いろ」豊原国周の歌舞伎十八番、ピンクの合わせが洒落てます。「かず」歌川国芳の小供遊土蔵之棟上げ。子どもが大工さんになってて可愛い!。中身も豪華な写真とイラストで彩られております。

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さて、イラストも少し紹介。「そら」雨のオノマトペから、雨の降るようすをを表すオノマトペ。どういう文字で表現するか?文字下手な私にとっては、ちょっとしたチャレンジでした。

「そら」は、雨のなまえ、雲のなまえ、雪のなまえ、季節ごとの空のなまえ、などなど、空のことばを集めた一冊です。新しい「空」が見えてくるようになるかもしれません。

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お次は、「いろ」色の慣用句から、分かるでしょうか?。
黄色い声(スター選手にキャーキャー!)、出藍の誉(師匠より優れること)、赤の他人(狸とアライグマ)、青二才(未熟な若者)でした。

他にもありますよ。いくつ思い出せるでしょうか?。色から思いおこされるイメージで言葉を探してみてください。日本語には色の名前がとても多いといわれているそうです。たくさんの色の名前を知る事ができる「いろ」のことばずかんです。

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お次は「かず」。「三」がつく言葉から、数に関する言い回しの中でも、「三」がつく言葉がたくさんあります。石の上にも三年、三本の矢の教え、三面記事、三羽がらす。まだまだあります。

数の単位から、千里の道も一歩から、一寸先はやみ、間尺に合わない。昔の単位から生まれた言葉です。ちなみに、一寸は親指の横幅2つ分、一尺は、人差し指と親指を広げた幅2つ分です。他にも、貫、合、斗、寸、など昔の単位を使った言葉があります。言われてみれば、「なるほど〜」と思う数の言葉が見つかります。


このシリーズは、カバーも中身もカラフルで華やかなので、進級進学祝いにもピッタリだと思います。ぜひー😆。俳句をたしなむ方にもお勧めです。大人も眺めて読んで楽しいシリーズです。


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