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世界中のグラン シェフが憧れる魔法の香り、タヒチバニラ!

今回の教室では、タルトにもカヌレにも、タヒチのバニラを惜しみなく使用。今日使ったバニラは、タヒチでも最も大きい極上品!ピエール エルメさんはじめ、フランスのパティシエ御用達のものです。

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この甘い魔法の香りがお菓子に添えられるだけで、テンション上がります。タヒチのバニラは、花のような香り、アニスの香りなど繊細な香りの集合体。
世界のバニラ生産量の1.5%しか生産されない希少なバニラ。ゆえに高価ではあります。もう一つ、高い理由が。それは、人の手がかなりかかっているということ。

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バニラは、ラン科の植物で、湿気の多い谷間に育ち、一年で花が咲きます。その後、受粉をするのですが、タヒチにはハチがいないため、これを人の手でいちいちしなければならないので作業が大変!
その一ヶ月後には、外皮が緑から薄茶になり、収穫されます。

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収穫後は、毎日、3時間くらい天日干ししては、布にくるんで日陰に寝かせるという作業を数ヶ月します。この間も、さやの中のビーンズが、偏らないように手でマッサージするのです。このマッサージにより、独特な香りを引き出すとのこと。

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バニラには、バニリンという成分が含まれ、気持ちを明るくさせたり、感情を沈めたりする作用があるそう。お菓子を食べてハッピーになるのは、このバニリン効果もあるかもですね!

ビーンズは、粘着性があるので、使用する時は、砂糖に混ぜてある程度バラバラにしてから、他の素材と合わせています。

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